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“初タイトル”尽くしのシーズン!頂点に立つのは新勢力か列強か!?【第102回全国高校サッカー選手権大会】

“初タイトル”尽くしのシーズン!頂点に立つのは新勢力か列強か!?【第102回全国高校サッカー選手権大会】

今年もこの季節がやってきた。高校サッカーの夢の舞台、「全国高校サッカー選手権大会」が12月28日に開幕。各地区大会を勝ち抜いた48チームが首都圏を舞台に火花を散らす。

全国高校サッカー選手権大会トーナメント

Aブロックは、前回覇者の岡山学芸館(岡山)と尚志(福島)のビッグマッチがいきなり実現。その他にも帝京長岡(新潟)vs 長崎総科大附(長崎)、星稜(石川)vs 四日市中央工(三重)など楽しみなカードが揃う。清水内定FW郡司のいる市立船橋(千葉)、U-17 日本代表FW高岡を擁する日章学園(宮崎)も主役となる力を十分に持っているチームだ。

Bブロックは最大の激戦区に。今年も優勝候補の筆頭とみられる青森山田(青森)、静岡学園(静岡)を始め、昌平(埼玉)、米子北(鳥取)、大津(熊本)と、東西のプレミア5チームが名を連ねており、今大会の“死の組”となった。初の選手権出場を決めた早稲田実(東京B)は国立競技場での開幕戦で同じく初出場の広島国際学院(広島)と激突する。

夏冬連覇を狙う明秀日立(茨城)はCブロックに。1回戦は20回の出場を誇る徳島市立(徳島)とのカードとなった。また、その他にも前橋育英(群馬)、総体3位の日大藤沢(神奈川)はもちろん、東海大大阪仰星(大阪)、近江(滋賀)なども力を持っており実力は伯仲。U-17アジア杯MVP&得点王MF名和田我空を擁する神村学園(鹿児島)も含め、もっとも予想が難しい。

Dブロックは、第92回大会覇者の富山第一(富山)と、前年度準優勝の東山を下し3大会ぶりの出場を決めた京都橘(京都)が対戦する2回戦の勝者がリードする形となるか。佐賀東(佐賀)vs 丸岡(福井)も好カード。第99回大会で記録したベスト8超えを目指す東京A代表の堀越は今治東(愛媛)と、初出場の名護(沖縄)は明桜(秋田)と激突する。

前回大会は岡山学芸館が初優勝、今夏の全国高校総体も明秀日立が初のタイトルを掲げた。この潮流に乗り、今回も新たなチャンピオン誕生となるのか。それとも強豪校がその力を発揮するのか。冬の寒さを吹き飛ばす、熱い、熱い戦いが幕を開ける。

写真/野口岳彦