丸岡高校【全国強豪校REPORT〜第102回選手権出場チーム特集〜】
丸岡高校
福井県/公立/[出場]6年連続34回目 【選手権最高成績】ベスト4(1997年度)
伝統校が26年ぶりのベスト4へ挑む
昨年度の福井県リーグで優勝し、今年新設されたプリンスリーグ北信越2部に参入した福井県の伝統校・丸岡が34回目の全国選手権出場を決めた。1923年の創部から今年で110年の歴史を持つ丸岡サッカー部は、2020年の選手権予選から夏の総体、冬の選手権を合わせて県内7連覇中と圧巻の成績を収めている。
しかし主将のFW奥村洋武が「前期はチームがなかなかまとまらず、失点が多かった」と振り返るように、プリンスリーグの14試合で33失点という守備の課題が露呈した。それでも後期になるとチームの結束が強まり、弱点を補って余りある攻撃力が爆発し、公式戦11試合で44得点を挙げた。
小阪康弘監督は、「1年を通して気持ちで負けないメンタル面の成長が大きい」とチームを評し、前線からのハイプレスなどチームとして最後まで諦めずボールを追うチームとしてのスタイルを確立した。監督がキープレーヤーに推す主将FW奥村洋武と10番を背負うMF渡辺祥気は1年生だった第100回大会からメンバー入りしており、3年間全国大会に出場してきた経験に期待がかかる。
『謙虚に ひたむきに 粘り強く』というスローガンのもと、アグレッシブに前へと戦うサッカーで、過去最高成績であるベスト4進出、あるいはそれを更新することができるのだろうか。
奥村洋武(FW/3年生/主将)
「予選では、チームとして得点をしっかり取ることができましたが、逆に無失点で終われなかったのが課題です。全国では、主将としてもFWとしても、目標であるベスト4に入るために得点を奪いたいです」
渡辺祥気(MF/3年生)
「5年間続いてきた全国出場を止めずに自分たちも県予選で優勝できてよかったです。全国ではチームをベスト4に導いて、自分の名前を広められるように頑張りたいです」