帝京大可児高校【全国強豪校REPORT〜第103回選手権出場チーム特集〜】
帝京大可児高校
岐阜県/私立/[出場]6年連続11回目
【選手権最高成績】ベスト16(2017、20年度)
圧倒的なアタッキングフットボールで頂点を狙う
「リスクを負ってつなぐサッカーをしているが、今年は昨年以上に守備にもこだわって、失点を減らすという部分でも進化している」と今年のチームを表するのは、帝京大可児を率いる仲井正剛監督。
予選5試合で54ゴールという数字が物語る圧倒的な攻撃力が持ち味だが、指揮官が言及するように今年は守備力の向上も見られており、ボールを奪われた際にはプレスをかけて即時奪還、さらにそのままカウンターでゴールに迫るなど、伝統のパスワークに新たな強みをかけ合わせた攻撃サッカーにも注目だ。
観客を魅了するサッカーで6年連続の本大会に挑む強豪校。「夏以降は日本一を取れるチームだという自信が芽生えた。全国レベルを相手にどこまで通用するか楽しみ」と述べる監督の視線は、頂点を見据えていた。
加藤隆成(FW/3年生/主将)
「予選から継続的に得点できただけでなく、アシストなど周りを使うプレーもできたのでよかったです。今年はキャプテン、さらに10番として得点を取る責任はあると思いますが、それは予選でも同じだと思っているので、全国のレベルの高いチームを相手に得点でチームをけん引していきたいですね。総体などで強い相手と戦った時も自分たちのボールを握るサッカーは通用していたので、選手権でも自信を持って戦いたいと思います」
松井空音(MF/3年生)
「予選では、縦へのパスなど、攻撃のスイッチを入れるプレーで貢献できたと思います。ボールをつないで前進するチームのスタイルの中で、特徴のある前線の選手を生かすプレーを展開し、全国優勝という目標を成し遂げたいです」