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京都橘高校【全国強豪校REPORT〜第102回選手権出場チーム特集〜】

京都橘高校【全国強豪校REPORT〜第102回選手権出場チーム特集〜】

京都橘高校

京都府/私立/[出場]3年ぶり10回目 【選手権最高成績】準優勝(2012年)

昨年度準Vを退け、強力2トップで初の頂点へ

昨年の選手権準優勝のライバル・東山を下して、3年ぶりに代表切符を掴んだ。死闘となった好敵手との決勝だけでなく、頂点までの道程は険しいものとなった。京都予選3回戦の翌日にはスキップとなっていたプリンスリーグ関西1部の試合が組まれるなど、イレギュラーな日程の中でも、チームは着実に勝利につなげていった。米澤一成監督はその過程で確実に選手たちは「成長した」と振り返る。

「決勝で逆転できたのはメンタルの成長の賜物。試合前には0-1の場合に何をするのかも想定して臨みました」

 

今シーズンはレギュラー陣のケガなどハプニングが続出したが、ベンチメンバーの成長や、4バックから3バックへのシフトなど順応性を増したことがチームの強みとなっている。プリンスリーグで培われた「可変できる強み」は、選手権でも発揮されることだろう。

主将のFW西川桂太は試合の局面を打開できる選手で、サイドから崩すこともできれば中盤に下がってゲームメイクも任せられる。オンオフにおいてチームに「スイッチ」を入れられる絶大なリーダーシップで、チームの心臓的な存在だ。2年生ながら10番を背負いU―17日本高校選抜にも選出されているFW宮地陸翔とのコンビネーションは対戦相手の脅威。ハイプレスからのショートカウンターが武器の今年の京都橘にあって、この2人が攻守においてキーマンとなる。

センターバックのDF池戸柊宇は高い打点のヘディングで守備はもちろん、セットプレーでの貢献度も期待できる。昨年の準Vチームを下し、目標はもちろんチーム初となる選手権制覇。「東山と戦えたから成長できた」と西川キャプテン。ライバルが果たせなかった「あと1勝」を、京都橘が選手権の舞台で掴み取る。

 

 
2001年の創部から現在まで監督を務め、これまでにも数々のJリーガーを輩出してき米澤一成監督。3年ぶりの選手権で、仙頭&小屋松のコンビで準優勝した2012年以来の決勝を目指す。

西川桂太(FW/3年生/主将)

 

「ハイプレスで奪って素早いカウンターというのがスタイルの1つなので、守備は意識しています。運動量には自信があるので、プレッシャーをかけられるように意識しています。日常の練習が全てだと思っているので、選手権を迎える一日一日を大事にして、責任感をもって備えてないです」

池戸柊宇(DF/3年生)

 

「小学生の頃からヘディングには自信があって、高校に入ってもヘディングだけは通用したので、全国レベルでも通用する自負はあります。センターバックは攻守で活躍できるのがベストだと思うので、セットプレーでも貢献したいです」

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