セレクションや練習参加で不合格の連続…我が家のジュニアユース決定までの道のり
新年度が始まり、新6年生は今後のサッカーについて真剣に考える時期ですね。息子はクラブチームでサッカーを続けたいという選択をしたので、セレクションを受けて現在のチームに所属しています。今回は小6当時の紆余曲折についてお話しいたします。
6年生になる頃には、中学は〇〇中学、サッカーは〇〇チームというように漠然と本人も希望していました。一学年20人程度に対しコーチの人数も多かったため、コーチによく見てもらえて成長できるだろうと思ったのと、チームも良い雰囲気だったので息子も入団を楽しみにしていました。新しいチームなので知名度はまだ低く、私も夫も受かるだろうと勝手に思っていました。
今振り返るととても甘い観測だったし、どこからきた余裕だったのかと深く反省しています。そうです、勝手に入るつもりでいたチームに落ちてしまったのです。そこからは急いで他のチームについて、調べ始めました。
我が家のジュニアユース決定までの道のり
J下部セレクション(不合格)
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本命クラブチーム(不合格)
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私立中学の練習会に参加
他チームのセレクション情報収集
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セレクション参加(不合格)
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セレクション参加(合格)
近県のチームセレクション数件参加(合格・不合格あり)
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本命チーム二次募集(合格)
J下部は合格できるとはまったく思っておらず、応援しているチームの下部組織がどんなふうにセレクションを行っているか体感したかったという記念受験でした。1時間30分以内で練習場に来られるかという参加条件も電車では無理だったので、仮に合格したら送迎確定でしたが、物理的にも我が家では厳しいとは思っていましたし受かることはないと思っての不合格なので、特に思うことはありませんでした。息子自身は、人数の多さやレベルの高さに圧倒されたとのことでした。保護者の観点からもミーハー心からもどんな感じなのか知りたかったので良い機会でした。
本命チームについては、今思えばなぜそんなに楽観的だったのかという話なのですが、なんとなく受かる気がしてしまっていて、そのせいで落ちたときのことを考えていないギャンブラーすぎることをしてしまいました。不合格通知を手にしたときから我が家はとても緊迫しました。どうしようか、と?
とりあえず、近隣のチームのセレクションを受けていこうと方向転換をしたのですが、スケジュールはタイトでどんなチームかと調べる余裕がなかったので、近隣で通いやすいだろうという理由のみでセレクションに臨みましたが、不合格が2チーム続きました。
同時期、私立中学へ進学してそこでサッカー部に入ると決めていたお友達から、練習会に一緒に行こうとお誘いを受けました。我が家はもともと区立中学に進学してクラブチームでサッカーをと思っていましたが、せっかくのお誘いだったので練習会に参加しました。中学の部活動なので学校が終わった後そのままグラウンドで練習して帰れるという利点、高校受験がないという利点はあり、希望すれば入学させてもらえそうではありましたが、私と夫に中学受験の選択肢がなかったので、その後の練習会のお誘いはお断りしました。ただ、クラブチームのセレクションに2件不合格が続いたときに息子は気持ちが傾いていましたし、私たちもそのほうが良いのでは? と考えることもありました。
そうこうするうちに合格をいただいたチームが数件。通いやすさでは区内のチームでしたが、雰囲気や今後を考えたら隣県がよいかなと考えていて、決断する方向だったときに夫が、もともと第一希望であったチームの二次募集の記事を見つけてきました。入団辞退の選手が多かったのかもしれません。おかげで二次募集のセレクションに参加することができ、無事に合格させていただけたため結果希望通りのチームの選手となれました。
二次募集をしたので結果的には良かったのですが、今回は私たち両親のリサーチ不足と楽観的過ぎたことにより、悔しい思いや悲しい思い、焦りなどを息子にさせてしまい申し訳なかったです。
息子はセレクションをたくさん受けるという経験ができましたが、本来であれば入団したらどういう生活になりどんなプレースタイルのサッカーになるかということ、チームの方針、練習日、練習場所、そして大切なお月謝などきちんと調べて選択肢をたくさん持っていることが良いと思います。そして、どうしても入りたいチームがあるのであれば、他チームのセレクションと並行して希望のチームの追加募集情報をチェックし続けてみてもよいかもしれません。なぜなら二次募集をしているチームは意外とあったからです。
近県のチームのセレクションに参加したときに、来年度から公立中学の部活が外部コーチを導入するようで、クラブチームでなく部活という選択をする子も増えているというお話を聞きました。その辺の事情は疎いですし3年前のお話なので実際は分かりませんが、ジュニア時代のコーチや知り合いの保護者から情報収集も大切かと思います。
そんなドタバタを繰り広げながらもジュニアユース3年目の息子。練習から帰って入浴を済ませるだけで22時を回るため、最初は生活リズムがうまく掴めずに体調を崩すことがあり苦戦しましたが、だんだんと体力がついて食事の量も増えていきました。そしてまた進路選択の時期が迫っています。
小6の時より本人の希望もしっかりとしてきたし、反抗期でもあったり、学力不足であったりと不安要素は多々ありますが、ジュニアユースのセレクションでとても苦労をしたので、今回は希望ももちろん大切ですが、リサーチで後れをとらないように、そして選択肢をたくさん準備することを心掛けて臨む予定です。
進路が決まったら記事にできればと思っていますが、息子にとって良い報告、そしてご覧になってくださるみなさまにとってもためになる記事がかけるよう親子で悔いのない年にしたいです。
新6年生のみなさん、保護者様ともにご希望の進路が叶いますようにお祈りいたします。