6年生秋にチームを移籍!移籍をして良かったこと、感じたことは?
皆さんこんにちは。
去年に引き続き今年もコラムを担当させていただくことになりました。来年度からはいよいよ中学生になるので、ユースでの話なども色々と出来たらと思っております。今年もどうぞよろしくお願いします!
さて2023年最初のコラムは、新年に因みまして、新チームになってからの息子のサッカーについてです。実は去年の秋くらいに家の都合でスクールへの送迎がどうしても難しくなってしまい、息子と話し合った結果、チームを変えることになりました。
6年生秋での移籍は、少し早めの卒団式と思って…
卒団まであと半年だったこともあり、なんとかならない物かと色々と策を考えてみたもののやはりどうしても難しく…。幼稚園からお世話になってきた前のチームは、楽しさはもちろん、辛いことや悔しい思いも沢山経験し、心身共に大きく成長できた場所です。幼い時から慣れ親しんだ大好きなコーチや仲間も居る、そんな場所から離れるのは息子にとってもすごく勇気のいることだったと思います。
ただ、息子はなによりもスクールでの練習を一番に考えていた様で、「この先ちゃんと通えないなら、チームを今からでも変えてちゃんとスクールだけは通いたい。もうすぐ中学生だから、その為にも今からきちんと準備をしておきたい」と決断してくれました。
また、時期的に公式戦はあと数回しかなく、当然移籍先ではもうチームが出来上がっているので、移籍した後に試合に出るのは難しいだろうと思いました。でも、息子はそれも承知していたので、「俺、試合とかはいいや!中学のために、とにかく今は練習さえ出来ればいいから!」と言っていました。
常に前向きな息子の中では、ここまでくると移籍という感じではなく、みんなよりちょっと早めの卒団、そして中学への為の準備期間!といった感じで考えていたようです。頭をスパッと切り替え、新チームでサッカーをすることをすごく楽しみにもしていました。
新チームで初練習!その後の様子は?
そして、移籍先の新チームですが、曜日や時間、距離から唯一ここなら通える!とヒットしたのが、なんと中学からお世話になるチームでした。これに息子は、「やっぱり縁があったんだね。俺が『ユースはここだなー!』って選んだ場所で、まさか小学生からお世話になるなんてさ!すごいな、俺!」と(笑)。私もこれには勝手にご縁を感じてしまったのですが(笑)。事情を聞いていただいた新チームのコーチからは、「練習する環境は必要ですから、大いにご活用ください」と一つ返事で受け入れていただきました。
そして迎えた新チーム加入の日。初めて行くチームに緊張しながらも、それ以上に新しい環境でやるサッカーが楽しみで仕方ない、というのが息子の準備の速さから伝わってきました。そして、練習に初めて参加した感想は…「全く出来なかったー!やっぱりチームによって動きが全然違うんだね!笑」でした。ただ、チームが変わってもサッカーが大好きなのは変わりません。初日は新しいチームメイトとコミュニケーションを取るのが難しかったようですが、新しい環境でのサッカーには色々な発見があり、楽しかったと教えてくれました。
そんなこんなで新チームに何度か通った頃には、「みんな優しいよ!色々話しかけてくれたり、今サッカーが本当に楽しい!」と、あっという間に新チームに馴染んでいきました。そして、「移籍先で試合に出るのは無理だと思うから、試合に出れなくても仕方ない!」と考えていた息子でしたが、ありがたいことに現在は試合や大会、遠征にも参加させていただいています。
新チームでのプレーに慣れるまではちょっと苦戦気味だったようですが、それもまた彼にとっては新鮮だったらしく、その過程を楽しんでいるようにも感じました。新チームに加入してもうすぐ4カ月になりますが、だいぶチームメイトとのコミュニケーションも取れるようになってきたようです。そして、最近はどんどん挑戦したいことも増えてきていると教えてくれました。
親が思っている以上に子は逞しい!そして、移籍の時に親ができることは?
正直、いざ移籍となった時、「6年生の終わりに近い時期から一緒に練習にしても大丈夫かな?チームの迷惑になってしまったらどうしよう…」と、親として多少の不安もありました。移籍に限らず、環境が変わる時は親として心配になるものですよね。でも今回の息子の様子を見て、子どもは親が思っている以上に逞しく、子どもなりに色々なことを考えているんだなというのを感じました。そして何より、サッカーが大好きな子同士であれば、サッカーを通してコミュニケーションが取れるようで、会話はそんなになくてもわりとすんなり打ち解けられるのかな?とも思いました。
そして、新しい環境でのサッカーには、「こういうプレーもあるんだ!」と新たな発見があったり、新しいメンバーからの刺激を受けたりと、難しいこともある中でそれらを不安と思わずに、楽しいと感じられたことが息子にとってはすごくプラスになったと感じました。
今回は家の事情での移籍でしたが、ジュニア年代では他にも色々な理由でチームを変えることがありますよね。いざ移籍となると当然不安は大きいと思いますが、その時に少しでも子どもの不安を和らげてあげられるといいのかと思います。今回私は息子に「最初は慣れなくて当然!でも大丈夫!やっていくうちに慣れていくから!」と予め話しておいたので、それも良かったのかなと思います。
そして、息子が今回のこのちょっと早めの卒団で思ったこと。それは、サッカーができることへの感謝です。「前のチームはサッカーを始めた場所で、本気でサッカー選手になりたいと思わせてくれた場所。今の自分があるのも前のチームのお陰。そして、今こうやって途切れることなく楽しくサッカーが続けて出来ているのは今のチームのお陰。だからどっちにも感謝しなくちゃだね!」と話していました。今まで当たり前だと思っていたことにも、改めてこうして感謝できたのはすごく良かったと思います。
来年度からはいよいよ中学生ですが、これからもサッカーが出来る環境に感謝の気持ちを忘れず、練習や試合に取り組んでいってくれれば良いなと思います。そして、移籍やジュニアからジュニアユースへの移行など、チームが変わる際は心配事も多いかと思いますが、親は焦らず、子どものペースに任せて見守ってあげること。そして、どんな小さなことでもたくさん話を聞いてあげる。それだけでも子どもは安心できるのではないかな、と今回感じました。