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サッカースクール・チームを移籍する ~その時、親として大切にしたいこと~

みなさんこんにちは。サカママライターのYUKARIです。
サッカー漬けだった夏休みも終わり、生活リズムも平常運転に戻っていることかと思います。休みの間は合宿や遠征など、普段とは違う環境下でプレーをしていたお子さんも多いのではないでしょうか。我が息子もその一人。2度の合宿に数回にわたる日帰り遠征、酷暑の中でのラントレーニングなど、夏休みらしいサッカー時間を過ごしました。

第9回目となる今回のコラムは「お世話になったチーム(スクール)を辞める時」について。息子の場合はスクールでしたが、実際にその節目に直面した当時の時間を振り返りたいと思います。

 

サッカーの楽しさを教えてくれたスクールとの出会い

第1回のコラムで綴った息子のサッカーデビュー。クラブチームが運営するスクールということもあり、親子揃って活動に熱心な環境でしたが、園児や低学年のクラスでは、個人の技術を磨くというよりは「サッカーが好き」「サッカーが楽しい」という心を育てる指導に徹してくれていたように思います。レッスン時間の後半に行われるミニゲームも、細かいルールは気にせず、みんなで試合を楽しむといった内容。ただし、コーチの話をきちんと聞かない時はしっかりと注意するなど、スポーツマンとしての礼儀やマナーにはしっかりと向き合った指導がなされていました。

スクールは幼稚園の年中時に通い始めましたが、その過程で小学校入学後は息子が通う学校の少年団(=街クラブ)に所属することにしました。平日はスクールに通い、週末は少年団の練習&試合というスケジュールが毎週のルーティン。どちらも楽しく通っていた息子ですが、だんだんと「課題」が見えてきたのです。

息子にとっての「課題」と、新しいスクールとの出会い

その課題とは、ボールコントロール。素人の私からみても、息子のボールコントロール力が今一歩及ばなくなってきていると感じました。低学年のうちはドリブルと脚力だけでなんとか突破できるかもしれないけれど、学年が上がるつれてそれだけでは通用しないかもしれない。楽しいサッカーも良いけれど、もう少し個人技を鍛えてくれるサッカースクールでも良いのでは……。夫と二人、そんな話をするようになった頃、とあるサッカースクールによる出張体験会が小学校の校庭で開催されました。

これまでとは違う練習内容。初めて接する子どもたちの名前もすぐに覚え、下の名前で呼びながら一人一人に細かい指導してくれるコーチ陣。同じチームの上級生の子がこちらのスクール生というご縁で催された練習会でしたが、息子自身も新しい刺激を受けたようで、夫婦揃って「ここで技術を磨くのも良いかもしれない」と意見が一致しました。

ここで先走ってはいけないのが、親が通わせたいと思っても、実際にそのスクール(チームで)プレーするのは子ども自身だということ。環境が変われば、指導するコーチはもちろん、共に切磋琢磨する仲間も変わります。通い慣れたグランドも変われば、その道中の移動も場合よってはこれまで以上に大変になるかもしれません。子どもが幼ければ幼いほど、つい親が主導となってあれこれ決めてしまいがちですが、「サッカーが好き」という大切な軸を折らないためにも、そこは慎重になりました

そこで我が家はどうしたか。まずは、出張体験会での息子の好反応を確認した上で、息子にもう一度体験会に参加することを提案。そのスクールが実際に活動しているグラウンドで、他のスクール生と一緒に同じレッスンを受ける機会を作りました。実際に通うことになった時のイメージを息子なりに体験して欲しかったのはもちろん、送迎する私にとっても大切なことです。(今だから言えることですが、自宅から自転車で20分ほどの距離はなかなかの体力勝負でした……)

 

移籍を検討するなら、親からの声掛けは丁寧に、前向きに

出張レッスンに続き、2度目の体験を終えた後、息子の答えは「ここでサッカーをやりたい」という前向きなものでした。ですが、息子アルアルと言いますか、子どもアルアルと言いますか……自分が楽しければ特に深く考えることもなく、勢いで「やりたい!」と宣言しがちなもの。その時の息子の中には『今通っているスクールを辞めてこちらのスクールに移る』という意識はきっと無かったことでしょう。もちろん、親としては我が子がやりたいことはとことん応援したい。
ですが…
・時間的問題(他の習い事と時間や曜日が重なる)
・体力的問題(子どもの体力と送迎する親の体力)
・金銭的問題(習い事が増える分経費もかかる)

これらが避けられないのも事実。それはその先にある「継続する」ということにも大きく関わります。

息子の場合、3年間という短い期間とはいえ、初めてお世話になったスクールを卒業するという大きな転機となるので、親としても丁寧に対応すること心がけました。夫と二人で決めたのは「最終的な判断は息子に任せる」ということ。そして、スクールを移ることになっても、それは、決してこれまでの環境(=スクール)が息子に合わなかったということではなく、今後の成長を考える上でより前向きな気持ちによる決断となるよう、息子の心境に配慮した提案や声掛けをしました。

本人も納得して決めたことだから、その先も続く、繋がる、頑張れる

最終的に息子自身が決めた新しいスクールでの活動。これまでお世話になったスクールの大好きなコーチにも親子揃ってきちんと気持ちを説明し、退会の挨拶をしました。その時のコーチとはその後もブロックでの大会やトレセンで遭遇する機会があり、お会いする度に温かい言葉をかけていただきました。

小学2年生の息子が下した決断は、私たちが思っている以上に大きなことだったかと思います。とはいえ、まだ幼いからと「我が子はこのチームには合わない」「もっと他に良いチームがあるはず」という親の気持ちを優先して一方的に進路を決めてしまうと、いつかどこかに歪みがきてしまうのでは……と思ってしまいます。私が最も大切にしたい、サポートしたい思うことは、息子本人の「サッカーが楽しい」という気持ち。誰かにやらされているのではなく、我が子が自信を持ってそう思い続けながら、今後も切磋琢磨してくれることを願うばかりです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私の経験談が、誰かのお役に立てることを願って…。

WRITER PROFILE

YUKARI

中1サッカー男子と小5ダンス女子のママ。サカママ歴8年。
夫は息子が所属していた地域の少年サッカークラブでコーチをしています。生後半年からスタジアムでサッカー観戦をしていた息子も中学1年生になり、「サッカーも勉強も頑張る!」と現在はジュニアユースで奮闘中。母はそんな息子を誰よりも信じるサポーター第1号として、日々奮闘中です。