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初芝橋本高校【全国強豪校REPORT〜第102回選手権出場チーム特集〜】

初芝橋本高校【全国強豪校REPORT〜第102回選手権出場チーム特集〜】

初芝橋本高校

和歌山県/私立/[出場]3年ぶり17回目 【選手権最高成績】ベスト4(1995年)

破壊力と堅守を両立し県4冠を達成

和歌山県を代表する強豪チームが、県予選準決勝で近大和歌山高、決勝で和歌山北高とライバルを退け、3年ぶりに選手権出場切符を手に入れた。失点は決勝でのわずか1点のみ。阪中義博監督はその失点を悔やみながらも、厚みのある攻撃で複数点を取って相手のシュートの絶対数を抑えられたことを評価する。

「決勝で1-0での後半アディショナルタイムで追いつかれたとき、審判が掲げた『7』という数字を選手たちは『7番の交代』と感じた。その隙を突かれての失点でした。選手権では同じミスは許されないですが、気を引き締めていきたい」

 

今シーズンは緊迫したゲームを続けてきたことで、選手の精神面も鍛えられ、ゲームでの判断力と連携を「高い集中力で継続できること」が強みだと阪中監督は評する。主将のDF石丸晴大(DF)は守備ラインを統率するとともに、戦術理解に長け、阪中監督の代弁者としてコーチングを怠らない。「選手権は石丸次第」と言わしめるほどのリーダーシップでチームをけん引する。

突破力に定評のあるアタッカーで10番を背負うFW朝野夏輝、そして「調子が良ければ誰も止められない」と阪中監督が評するFW神戸賢と竹内崇真の3トップは、県予選で4試合17得点と破壊力抜群だ。今シーズンは新人戦、総体、リーグ戦、選手権と県4冠を達成し、和歌山に“初橋あり”を証明した。満員の大観衆を沸かせた県予選決勝と同様に、初芝橋本が選手権の舞台でも観衆を魅了する。

 
県4冠を成し、阪中義博監督は「目指すはベスト4、国立の舞台」と目標を掲げる。

石丸晴大(DF/3年生/主将)

石丸晴大

「決勝のアディショナルタイムで失点してしまったのが悔やまれますが、全員が諦めずに集中力を保てば結果につながることが分かりました。キャプテンとしてチームの先頭に立つべき自分が夏にケガをしてしまったのですが、他のメンバーが盛り上げてくれて県4冠を果たすことができました。選手権は僕たちが見たことのない景色。全力を尽くしてベスト4を達成できるよう頑張ります」

大竹野勇斗(GK/3年生)

大竹野勇斗

「苦しいトレーニングの中で、チームメイトと声を掛け合いながら乗り切って選手権まで来られたことを嬉しく思っています。普段はすごく仲が良いチームですが、サッカーになると一丸となって集中できるのがこのチームの強みだと思います。選手権では無失点に抑えてベスト4の目標を達成したいです」