試合に役立つスピードコントロール力を身に付ける!
広い場所や特別な道具は不要!親子で行うトレーニングを紹介します。少しずつステップアップしながら、サッカー技術や体力アップにつながるメニューを揃えました。親子で一緒に楽しみながら、子どものサッカー上達をサポートしましょう。
ボールを持ったときのスピードコントロール力を養うトレーニング
今回は「ボールを持ったときのスピードコントロール力」を養うトレーニングです。 今の自分がドリブル時にボールをうまくコントロールできるスピードを知り、トレーニングを続けることでそのスピードアップもはかれます。
ただドリブルの練習をするだけだと飽きてしまう子も多いもの。 今回の方法のように、親子で競争することは、楽しみながらいつの間にか上達できることにつながります。 お母さんは楽しい雰囲気で勝敗にこだわりつつ競争することを心がけてください。 勝ちたいあまりにボールを遠くに蹴ってしまうと、肝心のゴール地点を通過してしまい、結局負けてしまいます。 子どもはそんな失敗経験から「今の自分のベストスピード」を見極めることができますし、「早ければいいわけではない」ということも自発的に知ることができます。
ポイント
1
鉄則!「ボールは足の近くに」
これまでのトレーニングで何度もポイントとしてあげていますが、今回もやはり大切なポイント。ドリブル時にボールは足の近くにある状態をキープして。
2
ボールを「運ぶ」と「止める」を、どちらも丁寧に
どれくらいのスピードでドリブルをすれば、足の近くにボールをキープしながら運べ、思ったところにしっかりボールを止められるのかを見極めることがこのトレーニングの一番の目的です。 そのためにも、ドリブルは丁寧に!
3
子どもの気持ちにプレッシャーをかけ、1回は「失敗する」体験を与えましょう
親子で競争するので、勝敗を決めるのは「早かったほう」となります。子どもはきっと焦るはず。そこでスピードを出しすぎてコーンの間でうまくボールを止められずにお母さんに負けてしまうということを一度は経験させてあげましょう。 そうすることで、自らの体験に基づいた「成功論」が見えてきますし、スピードコントロールの必要性もしっかり理解してくれるはずです。