メインコンテンツに移動

出来ないことなんかない それが自分の好きなことなら

目標を達成したいなら、達成するために必要な努力をしなさい。 子どもの頃からよく言われていた言葉です。 自分の夢を達成するためにも「努力」は絶対に必要です。僕自身も小学6年生の時にJリーグが開幕し、「プロサッカー選手になりたい!」という夢を持ちました。練習に真剣に取り組み、自分一人でも走ったり、ボールを蹴ったり、夢に近づくための努力を重ねてきました。 現在、僕は「夢」をテーマとした活動に関わり、全国の小中学生に「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力し続けることの素晴らしさ」を伝える活動をしています。 夢をかなえるためには、たくさんの練習、仲間や指導者との出会い、家族の支えなどたくさんの要素が必要です。 その中でも、自分が夢に近づくために必要な努力を続けること、行動することは何よりも大切です。 僕自身も夢に向かい、全力で走り続けた少年時代に、チームの誰よりも練習しました。一番早くグラウンドに行き、一番遅くまでボールを蹴りました。どんなに厳しい練習も乗り越えることができたし、自主練習やロードワークのための早起きも全然、苦になりませんでした。 「努力」という感覚よりも、とにかく「上手くなりたい!」、「強くなりたい!」という気持ちのほうが圧倒的に上回っていたのです。 多くの選手たちがこの感覚で子どもの頃、練習していたとよく聞きます。 同じ負荷の練習をしていても、「努力しなくちゃいけない」と捉えるのと、「上手くなりたいからもっとやりたい!」と捉えるのでは、頑張れるエネルギーも変わってきます。 自分が上手くなること、強くなることが楽しくて、時間を忘れて練習に没頭できる。周りから見ると「あの子はすごい努力家だな」と思われていても、自分自身は「努力」している感覚がない。これこそがどんな苦しいこと、きつい練習も乗り越えることができる「自分が成長することの楽しさ」ではないでしょうか。 出来ないことなんかない。それが自分の好きなことなら。どんなにきつい練習でも自分が成長できるためなら頑張れる。 苦しいことにも立ち向かっていけるパワーはその子の本気度を表していると思います。そのために、指導者の皆さんにも、保護者の皆さんにも子どもの「本気」を引き出す言葉やきっかけを与え、子どもがもっとサッカーを「好き」になれる工夫をし、経験を与えることで、子どもたちが今以上に「もっと成長したい!」という気持ちを大きくしてくれると嬉しいです。 子どもたちが時間を忘れて夢中になれる、一生の宝物のような時間をつくってほしいと願います。

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。

Pick Up

ニューバランス最新シューズを体感! ゲームをコントロールするタッチとフィット感とは!?

日本全国から48チームが集まった『ALL JAPAN SUMMER FESTIVAL 2025』。会場では出場選手がニューバランスの最新シューズをお試し! 実際に履いてみた生の声をレポートします!

【レポート】サイエンスxデジタルを使ったサッカー脳の鍛え方Vol.4

7月19日に開催した4回目となるSTEAM サカママイベント。ここでは、サッカープログラムを活用した講義やグループワーク、映像を活用したトレーニングの模様をお届けします!

SPECIAL INTERVIEW KUMON OB サッカー日本代表 中村敬斗[スタッド・ランス]

今季ヨーロッパのフランス1部リーグで活躍し、来年開催のワールドカップでの活躍が期待される中村敬斗選手。「楽しい」が信条の中村選手ですが、その成長の裏にはいくつもの挫折を乗り越えた過去があります。ジュニア時代から自身の成長の軌跡を振り返ってもらいました。

【Special Interview】佐藤龍之介選手[ファジアーノ岡山]の母・佐藤希代子さん

16歳でFC東京とプロ契約し、今シーズンはファジアーノ岡山で活躍する佐藤龍之介選手。6月には日本代表デビューも果たした龍之介選手を育てた希代子さんに、ジュニア時代を振り返りながら、食事や声かけ、メンタル面など、どのようなサポートをしていたのかをお聞きしました。

UTAMARO Global Cup U-11 2025 発表!優勝チーム&MVP選手

6月28日・29日に開催された「UTAMARO Global Cup U-11 2025」。3連覇を目指す王者・イタリアのユベントスFCのほか、今大会には新たに韓国からもチームが参戦。混戦となった第3回大会をレポートします!