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子どもたちの期待と不安のスペインサッカー遠征

サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!

皆様こんにちは!春休みいかがお過ごしでしたか?我が家のサッカー兄弟はこの春休み、スペイン遠征に行って来ました。今回はスペイン遠征に向けての準備から直前のトラブル、日本とスペインの練習方法の違いなどについてお伝えしたいと思います。

不安と期待のスペイン遠征

今回のスペイン遠征は兄弟が通っているスクールの選抜で、5年生の長男はU-12、2年生の次男はU-10のカテゴリーで選んで頂きました。メンバーはスクール選抜 +夏・冬のキャンプでのMVPとのことで、関東・関西から20名の技術が高い選手が集まりました。

小学生のうちに一度は海外のサッカーに触れて欲しいと言う思いはあったものの、移籍した直後だったりして、なかなかタイミングが合わずにいつの間にか高学年に。新6年生になる長男にとってはこれがジュニア世代で最初で最後のタイミングになるかなと思い、本人も絶対行きたい!と強い希望があったので遠征を決断。 次男に関しては2カテゴリーも上の為、正直どうなんだろうと悩みましたが、海外サッカーへの憧れが強い次男は聞くまでもなく「俺行くよ!」と、兄弟揃ってスペイン遠征に行くことが決まりました!

遠征の期間に合わせたスーツケースを

 

スペイン行きが決まれば、次は遠征に必要なものの準備です。海外には旅行で何度か行っているため、2人ともパスポートは持っていたのですが、小さい頃に取得したので期限が気になるところ。今回は10日間の滞在、出国時に90日以上あるか要確認、とのことでしたが今年の11月が期限だったのでセーフ!2人のパスポートの幼い顔写真を見ながら、まさか5年後に子供達だけでスペインに行くなんて…と感慨深くなりました。

去年にスペインへサッカー遠征をした友人にどのくらいの大きさがいいか聞いたところ「お土産とか入らなくなるから一番大きいLサイズが良いよ」と教えてもらい長男のスーツケースは83LのLサイズに。 次男はLサイズにすると持ち上がらなくなるかなと思い、チャックで少し拡張出来る60LのMサイズを新しく購入しました。

長男のスーツケースはお土産分の余裕がありましたが、次男のMサイズは最低限の荷物を入れてもギリギリで、結局リュックにシューズなどを入れることになってしまったので、低学年でもLサイズのスーツケースの方が良かったと思いました。(お土産入らなかったらお兄ちゃんのケースに入れてもらってねと伝えました。)今後、お子さんが海外へ10日間ほど行かれる方はLサイズをお勧めします。

まさかのトラブル発生

準備も順調に進み、いよいよスペインまであと9日という時にまさかのトラブルが!

次男が学校の階段から落ちて足を怪我したとの連絡が入り迎えに行くと、これは折れているかもと思う程、脛がかなり腫れていました。すぐにスポーツ整形外科に行き、レントゲンを撮ってもらったところ、骨に異常はなくしばらく安静にしていたら大丈夫と言って頂き、ホッとする次男(と私。)次男が先生に「スペインに行けますか?」と確認していて、よっぽど本人も焦ったんだなと思いました。

スペイン出発の日

 

ケガの事もあってとにかく出国当日までは、体調管理に気をつけながら過ごしていました。準備は余裕を持って行っていたものの、なんだかんだと当日も追加の両替や、何かあった時に心配なので長男用に、昔使っていたスマホをもう一台準備したりして慌ただしかったのですが、空港で全員集合してからはあっという間。

涙のお別れなんてなく、笑顔で「行って来まーす!!」と手を振り、ゲートを通ったら振り返ることもなくあっさりと行ってしまいました。準備をしていく中でこれは買っておいて良かったなと思ったのが、AIRTAG。こちらから連絡しなくても今どこにいるのか把握出来るのオススメです。私も主人も準備で忙しかったこともあり、やっと行ったねという感じでしたが、子供たちのいない静かな家に戻ったら、少し寂しくなりました。

普段とは違う環境下でいつも通りの力を発揮する難しさ

 

スペインでは午前中に現地コーチのトレーニングを行い、午後はラ・リーガ1部のカンテラなどマドリードの強豪チームとのTMが4日間ほど続きました。長男と次男は初日からとても良いプレーが出来たようで、コーチからお褒めの言葉を頂きました。環境がガラリと変わる中で、どれだけ自分の実力を出せるかと思いましたが、2人ともいつも通りにプレー出来ていたことにホッとしました。

それともう一つ違う点が、試合は1日1回で30ハーフと日本のTMより時間は長いですが泣いても笑っても1試合のみ。どれだけ集中してプレー出来るかが勝負で、日にちが経つにつれて他の選手たちも一試合しか無いということの重要性を意識していたようで、とても良い経験だなと思いました。長男は、トレーニングや試合も意欲的に臨めていたようで、アシストや得点に絡むプレーでチームを引っ張って、最後の試合ではU-12は7-6と劇的勝利を収めたみたいです。

次男に関しては2カテゴリー上で3〜4年生がメインの中、初戦からゴールを決めてその後の4試合も連続ゴールを決めて大活躍。U-10は全勝だったようで、よく頑張ったと思います。コーチから送られてくる写真を見ると、スペインの選手は身体も大きく、頭一つ分以上違う子も多かったです。その中でしっかりと結果を残し、親が見ていなくても本気になれば自分でこなしていく2人の成長を実感しました。

他にもマドリード観光やラ・リーガ観戦などについても書きたかったのですが、このコラムを作成中もまだ2人ともスペインにいるため、帰国してからゆっくり話を聞こうと思います。次回はスペイン番外編ということで、滞在中に起きたハプニングについてもお話したいと思います。長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。