アメリカで感じた日本のサッカーとの違い…大学の狭き門への挑戦
皆様こんにちは。カリフォルニア在住サカママライターKyokoです。
こちらは新学年が始まり早1カ月、サッカーもシーズンに入っています。今月は息子のアメリカサッカー生活を通じて、私が「アメリカらしいな」と感じた場面をお届けしようと思います。
大学サッカーをテレビ放映
最近テレビで大学サッカーを観戦することが多い息子。というのも、一足先に大学生になった友人が多く、その活躍を画面越しに応援できるのです。中にはフレッシュマンながら既に活躍している選手も。私も一緒に観戦していますが、プロではなく、大学サッカーのゲームでも立派なスタジアムやテレビ放映…スポーツ大国アメリカの凄さを感じずにはいられません。
練習にはフリーウェイに乗って自分の運転で
車社会アメリカには珍しく、居住地域は電車の便が良く、今までは最寄り駅までは自転車、そのまま電車に自転車を乗せて練習場のある駅まで通っていた息子ですが、フリーウェイの運転も安心して送り出せるぐらい慣れてきたので、今シーズンから自分の運転で練習に行っています。
とはいえ週末の試合は私が送迎しています。行きはヘッドホンで好きな音楽を流し、試合前の気持ちを高めて集中する時間。私が話しかけると「集中したいから黙ってほしい」と言われる始末、笑。帰りは90分のゲームを終えるとヘトヘトで運転する余力が無いようです。ちなみに日本にいた頃は、試合後に監督の話や時には反省会があり、私が車で待機する時間が長かったのですが、こちらでは試合後すぐに解散して車に戻って来ます。
ところでこちらのコラムでも状況をシェアさせていただいている息子の進路ですが、現実まだ模索しております。D1サッカーはロスターの上限が4学年合わせて28名と狭き門。アカデミックレベルの高い強豪校は入学の一年以上前から選手と契約を結ぶことも珍しくないようです。なので強豪クラブ所属の有力選手は、既に素晴らしい大学に内定している状況です。
サッカーでの進学は、日本では高校の監督を通して大学とのやり取りをしている話をサカママ仲間から聞いたことがありますが、アメリカでは大学のコーチや監督から直接連絡が来ます。息子にも何校からかリクルーティングがありました。ですが自分の希望に見合う大学からオファーが来るまで進路決定を見合わせることに決めたようです。ブレない目標があるので、万一最後まで決まらなくても、「声を掛けていただいた大学に行っておけばよかった」なんて後悔は無さそうですし、安心して見守りたいと思います。残り少ない枠に望みをかけて息子の挑戦はまだまだ続きます。
今月も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。また来月お目にかかれますことを楽しみにしております。