「心を整える試合前のルーティーン」イギリスサッカー便り
みなさん、こんにちは!
イングランド決勝進出で盛り上がりを見せたEURO2020が閉幕し、連日のサッカー観戦がなくなり少し寂しい気持ちです。
今回は、我が家のサッカー少年たちの試合前のルーティーンについてお話ししてみたいと思います。
ルーティーンがあると、心を整えて試合に臨みやすくなる
みなさんのお子さんは、試合の前日や当日に行っているルーティーンのようなものはありますか? 我が家の息子たちは、試合前日、そして当日の習慣がだいたい決まっていて、これがルーティーンとなっています。
まず、試合前日。試合前日は、オフの日であっても必ず軽く体を動かす時間を作っているようです。庭で軽くボールを蹴ったり、小一時間芝生に行ったり…。そしてたいてい夜21時ごろには就寝します。
前日に負荷をかけ過ぎたり、寝る時間が遅くなったりして、試合のパフォーマンスが良くなかった…という経験もしているので、このルーティーンができたのだと思います。おかげで、もう何も言わなくても自分でコンディション管理ができるようになってきました。
そして、試合当日。当日にもルーティーンがあります。
- しっかり朝ごはんを食べる
- スパイクを磨く
- 軽くジョギングに行く
- バルサの試合映像を見ながらストレッチをする
- しっかりトイレに行ってから(笑)、出発
この流れが、息子お決まりのルーティーンです。私も、息子が集中しているのが見て分かるので、黙って自分のやりたいようにやらせています。
平日2回のトレーニングと、週末の1試合。休む日はしっかり休んで、また試合でベストなパフォーマンスを出せるよう、平日のトレーニングからコンディションを上げていく…そんな日々の生活も1週間単位でルーティーン化されているようです。
今は長男も次男も週末の試合は土日どちらかで1試合だけです。しかも毎回生き残りがかかる大事な試合。待ちに待った週末の大切な試合にベストな状態で戦えるよう、自分なりに心を整えるためのルーティーンが自然とできていたんだと思います。
ただ、あれもこれもしないとダメ!!と思い込んでしまうと良くないですよね。前泊で試合に行くときなど、いつものルーティーンができないこともあるでしょうし、絶対にそれをやらないとダメと決めてしまうのは逆効果になることも。 “やらなければダメ”とネガティブな捉え方をするのではなく、ルーティーンは自分の気持ちを整えるための“お守り”的なことだと捉える方がいいかもしれません。
先日、次男のチームのトレーナーによる心理学のセッションで、自分なりのルーティーンを設定することの大切さを話されていましたが、そこでもやはり「心を整えて試合に臨みやすくなる」メリットがあると言われていました。
これもルーティーンの一部!我が家の勝負メシ
私がサカママとして試合前のサポートができるのは、食事の部分です。試合前日は揚げ物など油っこいものや消化が悪いものは避け、炭水化物とタンパク質が多めに摂れるように心がけています。
我が家では大抵試合の前の日はお肉と野菜たっぷりのパスタかカレー。パスタは早くエネルギーになり、得たエネルギーが持続しやすいそうです。そのため、試合前にパスタを食べるプロスポーツ選手も多いと聞いたことがあります。カレーは、イチロー選手が試合前に毎日カレーを食べていたというエピソードを聞いて、マネしてみました。笑
なので、週末の食事はたいていパスタかカレーです。ただ、これも絶対パスタかカレーじゃないとダメ!と思ってしまうとストレスになるので、できる範囲で準備しています。それに、毎週毎週パスタだと飽きてしまうので、ガッツリパスタにするときもあれば、ラザニアにしてみたり、和食の付け合わせでパスタサラダを足すことも。
これを食べないとダメ!!と考えるとしんどくなるのですが、ある種験担ぎのようなものもあって、パスタかカレーを食べて試合に臨むということがルーティーンの一部になっています。
ルーティーンでサッカーモードを“オン”にする
こう書いてみると、とても規則正しい生活のサッカー少年か…と思われそうですが、実際はそうでもなく。オフの日は、これでもか!というくらいオフモードな息子たちです。笑
しっかり休むことも大事だとチームからも言われていますし、やるときはやる!休む時は休む!そんなメリハリのある生活を心がけています。そう言う意味で試合前のルーティーンは、サッカーモードを“オン”にするのにも役立っているのかもしれません。