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サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!〜番外編〜

サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!〜番外編〜

皆様こんにちは!今回は前回記事「サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!」の番外編です!子供たちがスペイン遠征に行くことになった経緯などは、前回記事の「サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!」に書いていますので、ぜひご一読下さい。

前回のコラム作成時はまだ子供たちがスペインから帰国していなかったので、話を聞くことができなかったのですが、帰国後たくさんのお土産話を聞くことができました。今回は子供たちのスペイン遠征での食事や帰国後の兄弟の変化などについてお話をさせて頂きたいと思います。

※前回記事「サッカー兄弟、初めてのスペイン遠征へ!」
https://soccermama.jp/node/4123

性格が出ると感じたスペインでの食事

今回のスペイン遠征ではマドリードにあるホテルに滞在しました。ホテルはとても広く綺麗だったようで、ホテル内にもサッカーコートがあり、さすがスペイン!いつでもどこでも当たり前のようにサッカーに触れられる素晴らしい環境です。朝食はブッフェスタイルだったようで、美味しそうなパンや生ハム、フルーツなどが写っていました。

が、朝食時の次男の写真を見てびっくり。お皿の上にドーナツてんこ盛り!朝からこんなに甘いものを…と、家だったらバランス良く食べなさいなど言えるのに、もはや見守るしかないもどかしい状況。ちなみに真面目な長男はクロワッサンに生ハムにフルーツなどバランス良く選んでいて、ブッフェ一つ取っても性格が出るなと思いました。

性格が出ると感じたスペインでの食事

お昼や夜の食事ではパスタやお肉料理などを食べていました。海外での食事が合わない子もいますが、我が家の兄弟は比較的何でも食べるので、その辺りは問題なかったようでした。

スペイン遠征で必要だと感じた「薬用リップクリーム」

これは実際にスペインに行った息子たちから聞いた話ですがマドリードは乾燥が酷く、次男も含め唇が荒れてしまった子が多かったようで、スペインに行かれるときは薬用のリップクリームを持参することをお勧めします!年間を通して降水量が少なく空気はとても乾燥している気候なので、喉を痛めないように予防することもお忘れなく。

現地での連絡方法はスマホ

日中は外でサッカーしかしないので、長男と次男ともに元々持っていたスマホは、Wi-Fiを繋ぎホテルでのみ使用することにしました。外出時は使用できません。そのためホテルの外で何かあったら連絡出来るように、長男だけには別のスマホを用意し、海外利用が出来るSIMを入れて持たせました。

次男のスマホはホテル内でWi-Fiを繋がないと使えないとはいえ、スペインに行ってから3日経っても全く連絡が来ません。長男が時々送ってくれる写真で、次男の生存確認をしていました。帯同のコーチに後から聞いたところ、次男はスペインをかなり満喫していたようで、きっと私のことなど忘れていたのでしょう。

結局、遠征中に次男から来た連絡は、ゴールを決めたことと、足にあざが出来た写真と、無言でパスタの写真が数枚送られて来ただけで、スペインらしい写真が一枚も無いままでした笑。連絡が無さすぎてハラハラしましたが、逆にそのくらいサッカーに夢中になれる環境だったのかなと思いました。

アトレティコ・マドリードとレアル・マドリードのホームスタジアムへ!

アトレティコ・マドリードとレアル・マドリードのホームスタジアムへ!

遠征先での全ての国際親善試合を終えた後は、お楽しみのマドリード見学!今回の遠征で良いなと思ったことは、まずはサッカーに集中してその後にスペインの観光をするスケジュール。子供たちにとってもメリハリがあったと思います。

マドリード見学では、アトレティコ・マドリード(以下、アトレティコ)のホームスタジアムである「シビタス・メトロポリターノ」とレアル・マドリードのホームスタジアムである「サンティアゴ・ベルナベウ」へ。アントワーヌ・グリーズマンやコケ(ホルヘ・レスレクシオン)、カリム・ベンゼマやルカ・モドリッチなど憧れの選手たちが活躍するスタジアムを実際に見ることが出来て、とても嬉しかったようでした。

夜はアトレティコVSベティスの試合を観戦。ラ・リーガの生観戦なんて、羨ましすぎる!!スタジアムの規模も観客の雰囲気も、日本とは全然違ったようで子供達も大興奮。ところが帰りの大混雑を避けるために終了5分前にスタジアムを出た直後、アトレティコの決勝ゴールが入ったようで(笑)。それでもスタジアムからの大歓声は聞こえたかな?いつもテレビで観ていた試合を現地で観たことは、とても良い経験になったと思います。「グリーズマン速かった~!」と大興奮でした。

お土産を買うときに起こったハプニング

お土産を買うときに起こったハプニング

アトレティコのショップで長男の外出用スマホから連絡が来ました。長男はコケのユニフォームを買ったようでしたが、問題はその後です。次男に電話を代わってもらうと、なぜか大人用のダウンジャケットを買おうとしていました。私は慌てて、「そんなに高い物を買っちゃったら次のレアルのショップで何も買えなくなっちゃうよ!!」と伝えました。

マドリードは暑いはずなのに、なぜダウンジャケット?しかも大人用…。と考えると謎過ぎましたが、スマホの電波が悪く途切れ途切れだった為、「もうダウンジャケットじゃなかったら何でもいいから!」と伝えました。

その後のレアルのショップでは全く連絡がありませんでした。日本の友達やコーチへのお土産のチョイスは全部子供たちに任せていたので、何を買ってくるのか帰国後までドキドキでしたが、自分の所持金と相談しながら無事買えたようで、いい勉強になったと思います。

帰国後に見られた息子の成長

長男は元々真面目で勉強熱心な性格です。今回のスペイン遠征前にも自分で考えながら一生懸命スペイン語の単語帳を作っていました。そしてスペインでの買い物もその単語帳を使って現地の人にスペイン語で話しかけるなど、色々とチャレンジをしたことでかなり自信がついたようでした。

そして帰国前、長男から飛行機の写真と共に「いつか絶対プロになって、ママを色んな国に連れて行くね。」とメッセージが届きました。

プロになる、なんて言葉をハッキリ長男から伝えられたのは初めてでした。次男は、よく「俺は日本代表になる」と言っていますが、長男はプロになる難しさを理解しているからこそ、今までは中々口にしない言葉でした。

もちろんたった10日でいきなり上手くなることはないのですが、日本では出来ない経験をし、それぞれの心の成長に繋がったと思います。

次男も一番年下という環境の中でものびのび楽しくプレーをしていたようで、改めてサッカーの面白さを感じ、またスペインに行きたい!フランスにも行きたい!など、海外を身近に感じることが出来たようで良い経験になったようでした。

素晴らしい経験をさせて頂いた帯同コーチと現地のコーチ、一緒に行った仲間、対戦相手、それぞれのチームのコーチに感謝をし、引き続きサッカーを楽しんでくれたら嬉しいです。

帰国後に見られた息子の成長

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。