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出場機会の減少やメンバー落ち…思いどおりにいかない状況で親がサポートできること

出場機会の減少やメンバー落ち…思いどおりにいかない状況で親がサポートできること

みなさまこんにちは。カリフォルニア在住サカママライターのKyokoです。こちらはサンクスギビングの連休が終わり、いよいよ一年で一番華やかなホリデーシーズンの到来です。

前回のコラムでは新チーム:MLSアカデミーでの活動状況を綴りましたが、その後も息子のスタメン出場は一度のみ。なかなか簡単には割って入れない状況が続いています。そこで今回のコラムは、思いどおりにいかない状況下で親としてサポートできることを考えてみたいと思います。

移籍=出場機会減少について考える

現所属チームでは、夏に加入して以降今のところ試合のフル出場は叶っていません。それどころか、時にはロスター(試合ごとの帯同メンバー)に選ばれ飛行機で他州にアウェイ遠征に行っても、一分も出番がないことも。

ですが息子は毎日楽しそうに練習に出かけ、充実したような顔でご機嫌に帰ってきます。仲良しの選手はチームの主力、当然の如く毎試合スタメンですが、自分はベンチ、、、と卑下する様子もなく、練習が終われば彼らと一緒にお昼ご飯を食べたり遊びに出かけたりしています。

前所属チームでは、試合はスタメンフル出場が当たり前。メンバー入りするかどうかのドキドキ感とは無縁の日々だったことを思い返すと、この強豪チームへの移籍は正解だったのかな? と疑問を持つ考え方もあるかもしれません。息子の場合は今のチーム、今の状況にとても満足しているようで、仮にこのまま試合出場時間が増えなくても、現在のチームに移籍してよかったとしか思わないとのこと。

そこで少し詳しく話を聞いてみました。

すると、
「たしかに試合に出られる時間は少ないけど、練習の質とチームの雰囲気、意識が全く違う。今のコーチはハイエクスペクテーションだからやりがいがある。出番がないからといって元のチームに戻りたいような気は一切湧かない。それに、今はまだ出番が少ないけど、今から上がっていったらいいやん
とのこと。

何より本人が納得していて、なおかつ這い上がろうという気持ちを持っているならそれが一番ですよね。ですので今回の強豪チームへの移籍に関していえば、本人はもちろん、その様子を見て私も結果オーライでよかったな、と感じています。

その矢先のロスター落ち、、、親子で学んだこと

と、ここまで綴っていた矢先、息子が不機嫌そうにしています。聞けば翌日の試合のロスターに入れなかったとのこと。なんでも年代別アメリカ代表の選手が戻ってきたので、ギリギリ枠入りしていた自分は押し出された感じ? だとか。メンバー落ちして不機嫌だなんて先ほどまでの話とは矛盾していますよね、笑。その不機嫌をそのまま私に向けてきたこともあり、思わず私も説教じみてこのような話をしました。

その不機嫌は誰に向けるべきものなのか。不機嫌の理由は何?
・不機嫌になっている時間を、ロスター入りするためにできることを考え、行動する時間にしたほうがよいのでは?
・納得いかなくて不機嫌になっているなら、コーチと話をすればいいんじゃない?
これはママの問題じゃなくて自分の問題だから、不機嫌を他に向けないでほしい

このような内容を伝えたのち、息子に「ロスター落ちして気分悪いから向こう行ってほしい」と言われてしまいました。そうですよね、、、自分自身も何かがっかりする出来事があれば、切り替えができるまで一人の時間、空間で過ごしたいと思うので「たしかにそのとおり!」とハッとさせられました。

そしてその数時間後、自身で気持ちを整えスッキリした様子。翌日は試合の応援に出かけましたが、チームは不甲斐ないプレー内容で敗戦したとのこと。残念に感じる一方で、自分のチャンスでもあると捉え早速自主練に勤しんでいました。

今回のロスター落ちを通して、親としてできることはただ見守るのみ、と再認識。黙って見守ることは簡単なようでなかなか、、、つい横から口を挟んでしまいがちですが、これからも余計な口出しをしないよう努めようと思います。

今月も最後まで読んでくださりありがとうございました。また来年もお目にかかれますことを楽しみにしております。

WRITER PROFILE

Kyoko
Kyoko

上からヨーロッパ、日本国内、アメリカに居住中の3姉弟のママ。2022年の夏から末っ子がアメリカのユースサッカーで奮闘中です。国内外、様々なチームを渡り歩いてきた中での気づきや学び、アメリカサッカー生活などを等身大の目線で綴っていきたいと思います。ちなみに自身の楽しみはアダルトスクールでの様々な国のクラスメイトとの交流。

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