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ダビド・ビジャのDV7サッカーアカデミー日本上陸!アレックスヘッドコーチが語るスペインメソッド

スペイン代表歴代最多得点の記録を持ち、日本のヴィッセル神戸でもプレーしたダビド・ビジャさん率いるサッカーアカデミー「DV7」が日本でついに開校!東京、千葉、横浜にて、世界7カ国で展開されている育成プログラムを学ぶことができます。同アカデミーでヘッドコーチを務めるアレックス・ラレアさんにその全貌について伺ってきました!

アレックス・ラレアさん

段階的に上達を実感できるビジャメソッド

―ダビド・ビジャさんが主宰するサッカーアカデミー「DV7」は世界7カ国で展開(アメリカのニューヨーク、サンディエゴ他、スペイン、カナダ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、香港)されています。アカデミーのフィロソフィーやコンセプト、最も力を入れているところを教えてください。

「DV7のメソッドはビジャ本人が作ったものです。スペインサッカーに欠かせない『ポジショナルプレイ(連続的な動きで可能な限りボールを保持するスタイル)』を主に、チームとして、選手同士がより効率的にボールを前進させる能力を培っていくことにあります。U-8、U-10、U-12、U-14、U-16と各年代において、身につけるべきコンセプトがあり、それは技術面、戦術面を含め、トレーニングを通して身につけていきます。U-8から段階的に練習することで、包括的にコンセプトを学ぶことができ、それが実践できる有能な選手を育成することが目的です」

―段階的に上達を実感しやすいと。

「そうです。複合的な要素をトレーニングをすることで、徐々に学んでいくことができます。U-8からメンタル面やカラダの使い方、コーディネーションを学び、サッカー選手としての能力だけでなく、人としての成長にも重きを置き、あらゆることにリスペクトできる大人になれるように心がけています。世界7カ国で行っているので、各国のプレーヤーが交流できる機会を通じて、普遍的な人間教育、環境を提供できればと考えています」

アレックス・ラレアさん

明確なテーマに沿ったカリキュラムで総合的な能力の向上

―日本のスクールではU-9、U-12の二種類のカテゴリーとなっておりますが、メソッドはどのように行われていくのでしょう?

「まだ立ち上げ段階となりますので、今後人数が増えていけば、U-8、U-10、U-12、U-14、U-16と細分化させていきたいと思っています。まず、U-9について、技術トレーニングに比重が置かれていますが、グラウンドのどこでポジションを取るとプレーしやすくなるかと行った戦術的なトレーニングも行っていきます」

―U-12はいかがでしょうか?

「11人制のサッカーが始まるとグランド及びボールが大きくなります。その移行期間と捉え、上のステージで必要な個人技術、個人戦術、チーム戦術が理解できるように教えていきます。もちろん、U-9、U-12では教える内容もトレーニング時間も異なります。例え、同じトレーニングであってもU-9、U-12は選手に求める内容も違ってきます。具体的には、年間スケジュール(※下記参照)に沿って6週から10週の間、トレーニングを通じて学んでいきます。戦術と同時にテクニックトレーニングも並行して行いますが、コーディネーション及びメンタル 面へのアプローチを含めて、日ごとにメインテーマを変更していきます」

いずれは世界各国との交流・トーナメントも!?

―ダビド・ビジャさんに会える機会は?

「彼は年間を通じて日本に来る予定ですが、世界的な新型コロナウィルスの影響により、今は明確なお答えができない状態です。しかし、本人は日本に再び戻ってくることを熱望しており、皆さんにお会いできる機会を楽しみにしています」

―各国のアカデミーとはどのような交流が行われているのでしょうか?

「例年夏にサッカーキャンプを行い、そこにいろんな国の子どもたちが集まって交流を行っています。12月には7カ国対抗のトーナメントをスペインでやっています。いずれ日本でも参加できればいいなと思っています」

―最後に日本のサッカージュニアにメッセージをお願いします!

「日本に来られて光栄に思っています。僕らのアカデミーでは目標・目的を明確にしたトレーニングを分かりやすく行っていて、選手一人ひとりが学びを実感できる場を提供したいと思っています。ぜひ、みんなでサッカーが上手くなれるように頑張りましょう!アリガトウゴザイマス!」

アレックス・ラレアさん

DV7 2020年トレーニング内容

コーディネーションテーマ
バランス
俊敏性
基本的な動き(ジャンプ、カーブ、急ターン)

メンタルテーマ
自信を持つ
自らを奮い立たす
規律を持って行う
健康面を常に気遣う

戦術メインテーマ
グラウンド内のスペースの認知とそのスペースの分配
①攻撃面 グラウンド内の幅と深さを活用すること
②守備面 ブロックを作り、仲間と近い距離で守備陣形を作る
③システム 1‐3‐2‐1 でポジショナルプレー
④攻撃面 ボールの戦術的繋ぎ方
⑤守備面 連動あるプレッシャー

テクニックテーマ
コントロールとパス
1vs1のドリブル突破
シュート
運ぶドリブル

■DV7サッカーアカデミーの詳細・申し込みはコチラ
https://dv7soccer.jp/

メイン写真/Getty Images