全国高校サッカー選手権を観よう! -第98回大会の見どころは?-
12月30日(月)から年をまたいで2020年1月13日(月)まで開催される、全国高校サッカー選手権大会(以下、選手権)。 高校サッカーの頂点を決める選手権も、親子で楽しめる大会の一つです。そこで、選手権のおもしろさや第98回大会の見どころを2回に渡ってご紹介。今冬は、親子で選手権を観戦して、サッカー上達につなげよう!
全国高校サッカー選手権を観よう! -選手権のおもしろさって?-
第98回大会の見どころは?
今年はとくに番狂わせが起きる予感

選手権の常連校である東福岡高校(福岡)や桐光学園(神奈川)が敗退するなど、各県の予選で早くも番狂わせが起きている今大会。それゆえ、今年は例年以上に混戦が予想されているのです。去年、優勝した青森山田(青森)が所属するブロックには、インターハイ準優勝の富山第一(富山)をはじめ、國學院久我山(東京B)や興國(大阪)、昌平(埼玉)など強豪の名が並ぶので、初戦から決勝戦のような戦いになる予感。果たして激戦を制するのは!?
「昌平vs興國」に注目

注目カードの一つが初戦の昌平(埼玉)と興國(大阪)。激戦区を突破した昌平は、急速に成長を遂げている強豪校。一方、大阪を勝ち上がった創部55年目の興國は、初出場ながらも毎年Jリーガーを輩出しています。驚くことに両チームともに主力、エースが2年生。昌平のエース須藤直輝選手は1年次から10番をつけ、今年は副キャプテンに。興國のエース樺山諒乃介選手は果敢にゴールを狙う注目のアタッカーです。さらに2選手とも今年U-17日本代表候補に。次世代を担う2年生エース対決、勝敗はいかに!?
大会の主役に!?

今大会を沸かす可能性大なのが、青森山田(青森)の武田英寿選手。前回大会ではチームの司令塔として活躍し、今年はキャプテンに就任。U-18日本代表にも選出され、浦和レッズに内定しています。同じく、昨年2年生でありながらハットトリックを決め、4得点を挙げた帝京長岡(新潟)の晴山岬選手にも注目!
選手権の決勝戦は
プロの試合よりも人気がある?
選手権にはファンも多く、とくに毎回決勝戦は超満員になるほど。しかも、昨年の決勝戦は、54,194人の観客が訪れ、過去最多動員数に。Jリーグの試合でもこれほどまで観客が集まるのは滅多にないとか。選手権の人気は年々高まっているんです!