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目指せ! ハーランド!? わが家で大切にしている睡眠の話

目指せ! ハーランド!? わが家で大切にしている睡眠の話

先日、いよいよ来年に迫ったワールドカップの組み合わせ抽選会が行われましたね。日本はオランダと同じ組になったということで、オランダ人の友人からは「試合の日だけはライバルね!」と言われました(笑)。多国籍な人が集まる街ロンドンですから、きっと、同じような会話が街中のあちこちで交わされたのではないかと思います。

また3月には、ロンドンのウェンブリー・スタジアムにて、イングランド代表対日本代表の親善試合が実施されることも発表されました。筆者をはじめ、在英サッカー好き日本人はみな「この試合は絶対に観に行かなくては!」と湧き立っています。

「何時に寝る?」息子の友人からの質問

さて、先日、サッカーの練習場に息子を送りに行ったときのこと。息子のチームメイトから「〇〇(息子)のお母さん、〇〇はいつも何時に寝るの?」と尋ねられました。「基本的には8時半。週末とかはもっと遅くなることもあるけどね」と答えると「え! ほんとなんだ!」と驚かれました。

後から息子に聞いた話によると、友達同士の会話で「何時に寝て何時に起きるか」という話題になり、息子が「夜8時半に寝て、朝7時前に起きる」と答えたら、誰にも信じてもらえず、そこで、親(筆者)に本当かどうか確認してみた、という流れだったようです。上述の通り、息子は基本的に夜8時半就寝、朝6時半~7時起床ですので、毎日10時間は睡眠をとっている計算になります。

小学生に必要な睡眠時間は9~12時間

厚生労働省が策定した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、小学生に必要な睡眠時間は9~12時間とされています。イギリスのNHS(国民医療サービス)からも同じ内容の指針が出されています。

ですから、息子の睡眠時間が特別に長いわけではなさそうです。しかし、周りの保護者の方に聞いてみると「22時以降に寝ている」「7~8時間睡眠」というほうが多数でした。その時間に就寝する理由を聞いてみると、「塾の宿題をやっている」か「ゲームをしている」という答えが多く返ってきました。

もちろん、各家庭によってそれぞれの事情や教育方針は異なります。「早く寝かせたほうがいいのはわかっているけれど、現実的には難しい」という親御さんのほうが多いのではないかと思います。ですから声高に「夜は早く寝かせましょう!」と一概には言えません。

では、わが家の事情はどうかと言いますと、うちの息子は塾に通っていません。現地校と日本語補習校の宿題はありますが、大した量ではないので放課後と登校前の時間に終わります。中学受験は想定していないので、学校の勉強と宿題を問題なくこなせているのならば、今はそれ以上の勉強はしなくてよいという方針です。

また、夜8時以降はゲームもYouTubeも禁止(というか、諸事情あって半年前からゲーム機は没収中で、友達が家に遊びに来たときのみ使用可能)というルールを設定しています。だから息子は難なく夜8時半に就寝することが可能なのです。

夕方6時以降に練習のある日などは8時半就寝が難しいこともあります。その場合には5時前頃に早めの夕飯を食べて、練習後にはおにぎりを食べる。帰宅後すぐに入浴し、9時には就寝できるように心がけています。

「人生で最も大切なもの」スーパースターも睡眠を重視

睡眠時間をしっかりとることのメリットは誰もが知るところ。
現時点でのプレミアリーグ得点ランキング1位は、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランド選手です。彼はある雑誌のインタビューにおいて「僕にとって睡眠は人生で最も大切なもの」と述べていました。また、睡眠の質を高めるために、夕方以降はブルーライトカットのメガネをかけること、夜はWi-Fiのスイッチを切ることなどを心がけているそうです。

もちろん、ハーランド選手の並外れた運動能力と身体能力の高さがあってこそのパフォーマンスです。しかしあれだけ大きな体(194cm)で90分間走り続けるわけですから、試合後の疲労度は相当なものだと拝察します。だからこそ、ハーランド選手はリカバリーを重視し、次の試合に疲れを残さないために、睡眠が大切と言っているのだと思います。

ハーランド選手のようなプロ選手の場合、ただ長く寝るということではなく、「いかに睡眠の質を高めるか」という点にフォーカスを当て、“90分サイクル”などを導入しているそうです。睡眠の質を高めるための工夫については専門書籍も出ています。厚生労働省作成の「Good Sleepガイド(ぐっすりガイド)」にも“睡眠5原則”などがわかりやすく記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

「Good Sleepガイド(ぐっすりガイド)」

「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

わが家で大切にしている3つのこと

わが家では、小学生のうちは、
①よく寝ること
②しっかり食べること
③たくさん動くこと
この3つを重視した生活をしています。3つの中でも「よく寝ること」を何より大切にしてきました。これは息子が将来サッカー選手になるために、ということではありません。どんな道に進むにせよ、健康な体づくりが大切であり、そのための第一条件が睡眠だと考えているからです。

そのお陰か、息子は滅多に風邪をひきません。まれに体調不良になったとしても、寝れば翌日にはたいてい治ります。試合中の接触プレーによるケガはたまにありますが、これまでに骨折などの大きなケガをしたことは一度もなく、回復も早いほうだと思います。

最近は息子もいろんなことで反抗的になる場面が増えてきましたが、この3つの考えだけは今でも素直に受け入れてくれています。ですから、8時半就寝に不満を言うことはありません。というか、その時間に寝ることが習慣になっているので、夜9時を過ぎても起きていると、自然とまぶたが下がってきてしまいます。平日のプレミアリーグの試合は夜7:45キックオフなのですが、前半を観終えるともう眠くなってしまい、試合終了を待たずベッドへ行きます。そして翌朝「昨日の試合どうなった?」という会話を交わすのが定番になっています。まだまだかわいい小学生です(笑)。

おわりに

今年1年間を通して毎月『サカママコラム』を担当してきました。コラムを書くことで、私自身、多くの学びや気づきを得ることができました(ネタ切れでどうしよう…という月もありましたが)。

本来は1年間で終了の予定でしたが、来年も引き続き担当させていただくことになりました。毎月ではなく数カ月に一度という頻度にはなりますが、イングランドでのサッカー生活で感じたこと、経験したことなどを皆さんにシェアできればと思います。

2026年は午年、「挑戦」「飛躍」「行動力」などがカギとなる年だそうです。新しい挑戦、飛躍をするためにも、まずはしっかり睡眠をとりましょう!
では、みなさまよいお年をお迎えください! Wishing you all the best for the new year!

参考:『GQ』

WRITER PROFILE

カリアゲしょうこ
カリアゲしょうこ

ガンバ大阪のホームタウン大阪府吹田市出身の元奈良県民。
ロンドン駐在5年目の一男一女の母。2024年The FA(イングランドサッカー協会) Level1ライセンス取得。
サッカースキルは初心者レベルながら「フットボールサムライアカデミー」で小学生女子チームのコーチを務める。息子やチームの子どもたちと一緒に成長していくロンドンでのフットボールライフの様子をお届け。インタビューライターとしても活動中。トレードマークはカリアゲヘア。

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