インフルエンザ大流行前にチェック!免疫力を上げる秘訣とは?
「免疫」について、なんとなくわかっていても、詳しくはわからないというサカママも多いのでは?じつは免疫と運動は大いに関係しているんです。ここでは免疫機能のハナシや運動との関係、さらに日常生活の中で取り入れられる免疫力を上げる方法をご紹介。
運動と免疫の関係って?
免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体をいち早く発見して攻撃し、身体を病気から守る働きのこと。また、一度身体に入った病原体を記憶して抗体をつくるので、次にその病原体が入ってきた時に防御する働きもあるのです。ちなみにインフルエンザワクチンは、免疫の記憶を利用したもの。先にワクチンを身体に入れておけば免疫機能が働くので、インフルエンザにかかりにくくなるというわけです。 免疫で働くのは血液の白血球です。白血球の中にたくさんの免疫細胞があり、それぞれが役割を果たして身体の内部環境を守っているのです。じつは、運動中は免疫細胞が出て、アクティブに動きます。そのため、適度な運動をすることで免疫機能の向上につながるのです。 しかし、激しい運動を何日も継続して行うと免疫細胞も疲れてしまい、1つ1つの細胞の活性が落ちるために免疫機能を低下させてしまいます。ただ、ここでいう激しい運動とは、アスリートが追い込んでやる強度なトレーニングのこと。ですので、子どもはそこまで注意が必要ではないものの、練習の積み重ねで疲労がたまりすぎてしまうと免疫力が弱くなることも。練習や試合があった日は、疲労がとれるように親御さんがケアしてあげることが大事です。
サッカージュニアの免疫力を上げる秘訣
日々の生活の中で、ちょっとした工夫をすれば免疫力アップにつながるもの。 風邪やインフルエンザに負けないためにも心がけてほしいことをピックアップ!
秘訣1:楽しくサッカーをする
適度な運動をすると、新旧の免疫細胞の入れ替わりが促進されるので、じつはサッカーをすることは、免疫力につながっているのです。その中で大事なのは、楽しくサッカーをすること。“楽しい”という快感があると、脳内でβ- エンドルフィンという物質が働き、免疫細胞の活性につながるからです。なお、笑うことで免疫力が上がるとよく言われますが、興奮すればアドレナリンが出るので、免疫が上がるのは当然のこと。一過性に過ぎません。
秘訣2:疲労をためないケアを
練習や試合の疲労がたまりすぎてしまうと、免疫力が弱くなってしまうこともあるので、家庭で1日の疲労をとってあげることが大事。ただし、特別なことをやらなくても、バランスのよい食事を摂り、しっかり睡眠をとって休養することで十分ケアにつながります。免疫力を下げないためにも、練習や試合があった日は、より食事や睡眠を意識してサポートしてあげましょう。
秘訣3:バランスのよい食事
免疫力を上げるには、やはりバランスのよい食事を摂ることが大切です。たとえ1日の中で栄養バランスに偏りがあっても、1週間を通してバランスのよい食事が摂れていれば問題ありません。運動をするとビタミンCやビタミンB群が消費されるので、積極的に摂るといいでしょう。とくにビタミンCは免疫を高める働きがあるので、ビタミンCが豊富な野菜やフルーツをプラスして。できるなら乳酸菌も意識して摂るといいでしょう。
秘訣4:睡眠をしっかりとる
免疫細胞は、24時間のリズムによって動いています。そのため、夜遅くまで起きていて、1日の生活が不規則になってしまうと、免疫力が落ちてしまうことも。また、昼間よりも夜のほうが、免疫細胞が病原菌を除去しやすいので、夜更かしをせず、しっかり寝ることとが大事です。なお、風邪やインフルエンザに感染すると免疫が活性化するため、眠気を強め、眠りが深くなるのです。
秘訣5:ストレスをためないこと
ストレスを受けたり、精神的にショックなことがあると免疫力は低下しがちです。というのも、心に負担があるような状態になると、ストレスホルモンと言われるコルチゾールが分泌され、免疫の機能を下げてしまうのです。練習や試合などで子どもが落ち込むようなことがあれば、免疫機能が落ちている可能性もあるので、コミュニケーションをとって気持ちを切り替えてあげましょう。
COLUMN
免疫機能を上げるためには骨や筋肉も重要です!
免疫の主役である白血球は、もともと1つの細胞で、骨髄の中でつくられて分かれていきます。また、筋肉で生成されるアミノ酸が、免疫細胞のエネルギー源をつくります。そのため、骨や筋肉も元気な免疫細胞をつくりだすことにつながっているのです。 なお、免疫機能は高ければ高いほどいいと思いがちですが、免疫機能が高すぎてしまうと、正常細胞まで攻撃したり、アレルギーを発症することも。免疫機能は、ウイルスなどが入ってきたときに高まるのがベストなのです。