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サッカー少年のパフォーマンスアップへ直結する、睡眠の質を高めるためにできること

サッカー少年のパフォーマンスアップへ直結する、睡眠の質を高めるためにできること

サッカーを頑張る少年にとって、練習や試合はもちろん大切ですが、同じくらい重要なのが「睡眠」と「食事」だと思っています。

その中で睡眠は単に体を休める時間ではなく、心と体の成長、パフォーマンス向上に直結する大事な時間。

特に成長期のサッカー少年は、体も脳もまだ発達途中であるため、十分な睡眠が不可欠です。

そこで今回は、睡眠の質を高めるために買ってよかったと思ったマットレスの魅力についてお話ししたいと思います。

スポーツをする人に適したマットレスの条件

成長期の身体をサポートする体圧分散

腰や肩にかかる負担を減らし、寝ている間の姿勢を自然に整えてくれます。
成長期の子どもにとって、背骨や筋肉に余計なストレスがかからないのはとても大事なポイント。
そして高い体圧分散性は、筋肉や関節に余計な負担をかけないとも言われています。

寝返りしやすい反発力

寝返りすることで体温調節や血流もサポートされ、朝すっきり目覚めやすくなります。
我が家ではマットレスを変えたことで、熟睡できているのかなと感じています。それは朝の目覚めが前より良くなったからです。
またトレーニングで疲れた筋肉の回復を助けてくれます。

汗に強い通気性

子どもは大人の約2倍も汗をかくと言われています。特にスポーツをやっている人は代謝が良いので、通気性の良さは必須。
マットレスに湿気がこもるとカビやダニの原因にも…。

安心の品質と耐久性

マットレスは、子どもの眠りを支える“頼れるパートナー”。
子どもたちの健やかな成長と快適な睡眠をサポートするための優れたアイテムだなと感じました。
毎日9時間ほど使用するものだったのでよりよい睡眠の質を高めるために睡眠環境を整えたことは、やってよかったなと思うことでした。

反対にスポーツをする人に不向きなマットレス

体圧分散が不十分

腰や肩が沈みすぎる、または硬すぎて痛いと、翌朝腰痛、肩こり、しびれが起こりやすい。

反発力が合わない

柔らかすぎて沈むだけ→寝返りが打ちにくい。硬すぎると血流が悪くなり、筋肉の回復を妨げる。

通気性が悪い

夏に蒸れて息苦しい。睡眠の質が下がる。
カビやダニが繁殖しやすい。

体の成長に関わる成長ホルモンは、主に深い眠り(ノンレム睡眠)の間に分泌される

成長ホルモンは筋肉や骨の発達を助けるだけでなく、疲労回復やケガの予防にも重要です。
十分な睡眠が取れないと、筋肉が十分に回復せず、試合中にパフォーマンスが低下したり、ケガのリスクが高まったりします。
また、疲労がたまった状態では集中力や判断力も落ちるため、ボールの扱いや戦術理解にも悪影響を及ぼします。

脳の働きにおいても睡眠は欠かせません。
サッカーは瞬時の判断や戦術の理解、チームメイトとの連携が求められるスポーツです。

睡眠中に脳は記憶の整理や情報の定着を行います。
たとえば練習で覚えた動きや戦術は、睡眠を取ることでしっかり身につき、試合で自然にプレーできるようになります。

逆に寝不足の状態では、判断が鈍ったり、注意力が散漫になったりして、ミスが増える原因となります。

免疫力の維持や精神面の安定にも睡眠は重要

十分な睡眠を取ることで、体調を崩しにくくなり、風邪や体調不良による練習の欠席を防ぐことができます。
精神面では、寝不足だとイライラしやすくなったり、やる気が低下したりすることがあります。
逆に規則正しい睡眠を心がけると、寝不足の時より練習への集中力やチームメイトとの良好な関係も保ちやすくなるでしょう。

成長期のサッカー少年の場合、理想的な睡眠時間は1日8〜10時間程度と言われています。
特に試合前日や練習の負荷が高い日は、早めに就寝し、体と脳を十分に休めることが大切です。

サッカー少年にとって睡眠は「練習の一部」と言えるほど重要だと思います。

体の成長、筋力や体力の回復、脳の判断力や集中力、免疫力の維持、精神の安定、すべてに影響します。

毎日の睡眠を大切にすることで、ケガを防ぎ、試合でベストパフォーマンスを発揮できる体と心を作ることができます。サッカーで強くなるためには、練習やトレーニングだけでなく、しっかり眠ることも忘れないようにしましょう。

WRITER PROFILE

まり

栄養士/公認心理師/スクールカウンセラー
>10歳/8歳/5歳の5人家族。サッカー歴5年。

子どものスポーツ観戦が楽しみの一つ。良かったこと・学んだこと・勉強になったことなど発信していきたいです。
>公認心理師まりブログ

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