夏の疲れは秋にやってくる! サッカーキッズのためのコンディショニングと食事
暑さのピークも過ぎて、ほっとできる週末が少しずつ増えてきましたね。子どもたちも新学期が始まり、たまった疲れが出やすい季節です。夏休みが終わって、なんだか体が重いなあ…と感じているママも多いのではないでしょうか。
真夏は暑さと向き合うことに精一杯で気づきにくいけれど、実は夏のあいだに体は思った以上に消耗しています。だからこそ、秋口には疲れやだるさだけでなく、ちょっとしたことでイライラしやすくなることも。
そんなときに助けになるのが、毎日の食事です。体の元気を取り戻すだけでなく、気持ちもやさしく整えてくれるレシピをご紹介しますね。
なぜ秋に疲れが出やすいのか
夏は高温や強い日差し、湿度の高さで、子どもたちの体にたくさんの負担がかかります。サッカーの練習や試合で汗をかくと、水分やミネラルが失われて、体はフル稼働状態に。涼しくなった秋になって、一気に疲れが表面化してしまうのです。
具体的には、だるさや食欲不振、集中力の低下などが起こりやすく、勉強や練習、試合のパフォーマンスにも影響します。暑さで頑張ってきた体は、涼しいからといってすぐに回復するわけではありません。だからこそ、秋口はママがそっと様子を見守ってあげることが大切です。
サッカーキッズに出やすい疲労のサイン
息子はゴールキーパーで、何よりも集中力を保つことが大きな課題でした。拮抗した試合では集中力も保ちやすいのですが、攻めが続く試合では集中力を維持するのにも工夫が必要で、突然訪れる守備のはじめの一歩の遅れが試合の流れに影響することもありました。だからこそ、日々の練習や食事で、判断力や集中力を支えるケアには特に気を配っていました。
疲れが溜まっているとき、体や心は小さなサインを出しています。例えば…
・練習中に足がつりやすくなる
・パスやシュートの精度が落ちる
・家で宿題に集中できない、イライラしやすい
サッカーは体力だけでなく判断力や集中力も必要なスポーツです。疲れているのに気合で乗り切ろうとすると、ケガやスランプにつながることもあります。
ちょっとした変化に気づいて声をかけてあげるだけでも、子どもは安心して回復できます。ママのさりげない気づきが、秋の元気なプレーにつながります。
疲労回復のカギは休養と食事
夏の疲れを秋に持ち越さないためには、家庭でのサポートが大切です。
・休養:夜更かしを避け、練習後は軽くストレッチしたり、湯船で体を温めたりして体をリセット
・食事:筋肉の修復にはたんぱく質、エネルギー代謝にはビタミンB群、汗で失われやすいミネラルも忘れずに。野菜や果物、海藻を組み合わせるとバランスが良くなります。脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂ることも集中力維持に効果的です
・生活リズム:朝ごはんをしっかりとって、休日も起床時間を揃えて体内リズムを整える。少しの工夫で、疲れにくく集中力のある体を作ることができます
秋の試合に向けてママができるサポート
秋は大切な試合が続く季節ですね。ここで疲労を引きずると、本来の力を発揮できません。逆に、夏の疲れをうまくケアできた子どもは、集中力も持久力もアップして、秋のピッチでいきいきと輝くことができます。
ママにできるサポートは難しいことではありません。少しの休養の工夫と、栄養を意識した食事。そして「疲れてるかな?」と感じたときに優しく声をかけること。そうした日々のちょっとした気づきや行動が、子どもの体と心を支える大きな力になります。
このあとご紹介するのは、サッカーキッズのための集中力UPレシピ。夏の疲れをやさしくリセットして、秋の試合で元気にプレーできるよう、日々の食卓からサポートしてあげましょう。
集中力UP! ニラ納豆の温玉のっけ蕎麦
\集中力UPポイント/ スーパーフードといわれる蕎麦。蕎麦のビタミンB1が脳の中枢神経を調えてくれるから、精神が安定して集中力も高まるとか。ニラのアリシンが吸収を助けてくれますよ。試合前は蕎麦! と決めているスポーツ選手もいるみたいですよ。勝負飯に取り入れてみてくださいね。
材料(2人分)
ゆで蕎麦 2玉
ニラ 1束
納豆 1パック
卵 1個
ごま 適量
生姜 1/2片
めんつゆストレート200㏄
作り方
下準備:湯呑茶碗に卵を割り入れ、かぶるくらいの水を入れます。500wのレンジで20秒ほど加熱して温玉をつくります。
- ニラは5cmに切り、サッと茹でて冷水で冷やしてしぼります。
- ゆで蕎麦を茹でて冷水でしめて器にもり、 ニラ、納豆、温玉をのせます。
- めんつゆストレートに生姜を下ろし入れて蕎麦に回しかけ、ごまを散らします。
ポイント
温玉を作るときは、10秒ずつ様子をチェックしながら加熱してくださいね^^
夏の蓄積疲労をケアして、秋の試合シーズン、思いっきりプレーできるようにサポートしていきましょう♪