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その「食トレ」苦痛になってない? 楽しく食べて丈夫なカラダを手に入れよう

その「食トレ」苦痛になってない? 楽しく食べて丈夫なカラダを手に入れよう

皆さんは「食トレ」と聞いて、どんな印象を持たれますか? 「取り入れてるよ~」という方もいれば、「何それ?」という方もいるかもしれません。
ざっくり言うと、食事はただの栄養補給ではなくて、体づくりのトレーニングの一部というような考え方なのですが、そう言われると、熱心なサカママの皆さんの中には「食べさせなければ!」と力んでしまう方もいるのでは。

体格に悩みがある子ほど、食が細くてたくさん食べられなかったりするものですよね。だから、体を頑丈にしてあげたいと願うママもストイックになりがちなのかなと思います。
わが家の息子もジュニア期は細くて小さかったので、健全に「食べること」とお付き合いできるようになるまでには、いろいろな試行錯誤がありました。
私の周りでも「体重が増えない…」「食べてくれなくて…」と食に苦戦しているお話をよく聞くので、今日はその辺りのお話をしたいと思います。

そもそも「食トレ」ってなに?

スポーツをするうえでトレーニングと同じくらい大切なのが「食べること」。食トレというのは、食事を通して体のコンディションを整えながら、より良いパフォーマンスを目指すことです。
食べることで健康的な体をつくるのはもちろん、その内容やタイミングを工夫することで疲労回復を促したり、トレーニングの効果を最大限に引き出すことができるので、特にレベルの高いサッカーを目指している場合、より食トレが重要になってきます。

まずは量! で苦戦している人多くない?

ところで「お腹いっぱいになってからが勝負!」「弁当箱の隙間が心の隙間!」なんてフレーズ、聞いたことありますか?

アスリート界隈での共通概念みたいなものですが、「お腹いっぱいになっても、もう少し頑張って食べよう!」「弁当箱を傾けたときに隙間ができるようじゃまだまだ! ごはんは入るだけ詰めよう」というように、食トレの中でも食べる量にフォーカスした言葉です。
息子の所属チームの食育セミナーで講師の方がお話しされた話題なのですが、会場ではどっと笑いが起きていたので、保護者の皆さん、たくさん食べさせることに奮闘してきた方が多いのかなと感じました。

「食べさせること」に力みすぎたジュニア前期

わが家では今でこそ楽しく食トレしていますが、ジュニア前期は体が小さくて細かったうえに食も細かったので、私は食べさせるということに対しては、だいぶナーバスになっていたと思います。
素材にこだわっていたので、菓子パンとかスナック菓子、コンビニの〇〇チキンや炭酸飲料など、食の娯楽は排除していましたし、無知ゆえに、体によさそうだなとバナナをひたすらに食べさせて、大のバナナ嫌いにさせてしまったこともありました。

あれ? 食べさせることが負担になってる??

体によいものを「たくさん食べさせなければ」とストイックに取り組んではいたのですが、なかなか成果がでなくてモヤモヤしていたあるとき、体格のよい子のママさんたちが、菓子パンすっごく食べる! とか炭酸大好きで~とかお話ししているのを聞いて、何だか肩の力がふっと抜けたことがありました。
食に対して高い意識を持つのは大切だけれども、力みすぎて苦痛になっていたのかもと、はっとしました。食を楽しむ。それって大切なことですよね。

「ゆる食トレ」のすすめ

ジュニア期は特に子どもによって食べられる量もそれぞれ。ひょっとしたら避けがたい好き嫌いがあったりするかもしれません。食べることの楽しさを学ぶ時期に、ムリをして食べるという経験が強すぎたばっかりに、食べることが嫌いになってしまった…なんてことにならないように、食事の工夫をすることはママの大切な役割だと思います。

食育セミナーでも話題になりましたが、これが「理想的な食事」というのを知ったうえで、食を楽しむという意味で、菓子パンもお菓子も使いようというお話がありました。
「私たち親世代と違って、子どもたちの消費エネルギーはすごいから、ぜんぜん菓子パンも〇〇チキンも使いようですよ~」とお話しされているのを聞いて、なんだか目からウロコでした。知識の裏付けのある人の言葉って頼もしいなと思いました。

大切なのは正しい知識

そんなわけで、ジュニア後期になって遅ればせながらスポーツフードの勉強をしてみたのですが、これがわが家の食卓を明るくしました。知らないことって力みがちですが、知識を得ると余裕をもって向き合えますよね。
たくさん食べられない子は補食も活用して食べる量を確保しようねとか、苦手な食べ物は形を変えたり違う素材で補ったりできるよねとか、今はいろいろな情報が手軽に得られるようになったので、ぜひ活用してほしいなと思います。

ということで今日のレシピは牛乳嫌いさん必見! カルシウムを補うお助けレシピです。
ジュニア期にとっても大切なカルシウム。摂り入れる方法は牛乳だけじゃないですよ♪

カルシウムたっぷりパリパリじゃこチーズ

スナック菓子ばりに秒でなくなる! レンジでチンするだけのパリパリおやつです。
じゃこのカルシウム+チーズのたんぱく質+ゴマの亜鉛のトリプルパワーで大きく育ってね♪

材料(4人分)

ミックスチーズ 50g
じゃこ 20g
白ごま 大さじ1
青のり 少々

作り方

  1. まな板などの上にクッキングペーパーを広げ、ミックスチーズを直径3センチくらいずつ、間隔をあけて並べます。
  2. じゃこ、白ごまをのせて600wのレンジで4分ほど加熱します。
  3. こんがり色づいたら青のりをふりかけます。

ポイント

レンジによって加熱具合が違うので、きつね色になっていなかったら10秒ずつプラスしてみてくださいね^^

詳しいレシピはコチラ↓↓↓
🍚でっかく育つ🍚パリパリじゃこチーズ | レシピサイトNadia
子どもに寄り添った穏やかな食卓がつくれますように。

WRITER PROFILE

SATOMI
SATOMI

サカママ歴13年。三兄弟(高3・中2・小5)のママです。
丈夫な体をつくってあげたい、日々の疲れを癒してあげたい…そんなママたちの想いを栄養満点レシピで応援します!
ママのごはんは子どもたちを笑顔にする「元気のおまじない」一緒に楽しい食卓をつくりましょう。

フードコーディネーター/スポーツフードアドバイザー
アスリート3兄弟ママの健やかごはんbySatomi | レシピサイトNadia

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