イギリスサッカー便り【いよいよシーズンスタート!!】
みなさん、こんにちは!
今月から、半年ぶりに学校が再開され、ようやく日常生活が戻ってきました。
ヨーロッパは今新型コロナウィルス第二波に直面していて、イギリスも例外ではありません。つい先日から人々の集まりは6人以下までとする新たな規制が設けられ、地域によっては再びロックダウンになっているところもあります。息子たちの学校やサッカーの活動は今のところ規制の対象とはなっていませんが、体調管理に十分注意しながら、気を引き締めていかなければならないと思っています。
充実しているクラブハウス
イングランドでは、今月から2020-21シーズンがスタートしました。
息子たちは、リーグ戦、リーグカップ(リーグチームのトーナメント戦)、カウンティカップ(州のFA主催のトーナメント戦)の3つのタイトルをかけてシーズンを戦います。土曜日と日曜日は別になるので、両方で登録している次男は6つのタイトルをかけて1年間戦うことになります。
カップ戦はノックアウト方式で、場所はホームだったりアウェイだったり。リーグ戦はホームアンドアウェイ方式で戦います。
この1年で、本当にいろんなグラウンドに足を運びました。無限に広い天然芝のボコボコのグラウンドにゴールが突き刺さっているような場所での試合もありましたし、プレミアリーグチームのトレーニング施設や屋内練習場に行ったこともありました。クラブも本当に地元の小さいクラブから、ジュニア年代からユース、そしてトップチームまで有しているクラブチームなど規模も様々です。
自前のホームグラウンドを持っているチームも珍しくありません。次男のチームが登録する土曜リーグは、人工芝のグラウンドを持っていることが登録の条件になっているので、ありがたいことに、恵まれた環境で試合させていただいてます。
チームが所有するグラウンドには、たいていクラブハウスが併設されています。クラブハウスには、シャワールームや更衣室、レフリールーム、トレーニングルームなどある場合が多く、そしてカフェテリアやバーがあるのも一般的。卓球台やビリヤードなんかが置いてあることも。
イギリスに来て初めて長男のトレーニングを見にいった時、横のクラブハウスにバーがあって、待っているお父さんたちが観覧席でビールを飲みながら練習を見ている風景に軽いカルチャーショックを受けました。
週末の試合では、朝早いときや寒い日は、ベーコンやソーセージがパンに挟まれているだけのシンプルなサンドイッチもしくはチョコレートと、ミルクティーやコーヒーを持っている保護者の多いこと!(ちなみに、ここイギリスではTea(紅茶)を頼むと、ミルクティーが出てきます)
いいお天気の日には、ビールを飲んでいるお父さんの姿も。そして片手にはChips(ポテトフライ)もしくはCrisps(ポテトチップス)。つい先日の日曜日も、汗ばむくらいのいいお天気の中での試合だったので、ビール率が高かったです!ビールを飲みながら子供たちの試合を見るなんて、最高ですよね!
バーには大型のテレビがあって、いつも何かしらの試合が流れてたりするので、試合前にはバーでゆっくりしながら会話に花を咲かせる人たちも。そして建物の中からもピッチが見えるようになっているので、寒い日や雨の日なんかはとても助かります。
これはサッカー専用のグラウンドに限らず、いわゆる地域のスポーツセンターのような施設で、テニスコートやジム、プールなどがある中の一つとしてグラウンドがあるケースもあり、そのクラブハウスは憩いの場のように利用されています。公園にクラブハウスがある場合もあります。
そんな光景が、いろんな場所で当たり前のようにあるのが、フットボール発祥の地ここイングランドです。
いいプレーには自然と拍手が
とっても心があたたかくなった出来事を一つ。
開幕戦の試合、なかなかゴールがうまれず緊迫した試合展開の中、息子のチームが相手ファールをもらってPKを得ました。しかし、相手ゴールキーパーの好セーブに阻まれ、惜しくも得点ならず。
そんなシーンでしたが、相手チームだけでなく自分たちのチームの保護者もみんな、ナイスセーブのキーパーに対して割れんばかりの拍手が自然に起こりました。もちろんPKを失敗した選手のお父さんも、ナイスキーパー!と。
その場にいて、とってもあたたかい気持ちになりました。敵味方関係なく、ナイスプレーに対してはみんなで声援を送って盛り上げるというシーンがたくさん見受けられるイングランドの育成年代サッカーです。私もそんなサポートができるサカママでありたいと、強く思った開幕戦でした。
ようやく我が家にもフットボールが戻ってきました。
平日3日のトレーニング、土日の試合と送迎と応援の日々が始まりました!本当にイングランドのいろいろな場所に行くので、今の時期なら紅葉を見ながらのドライブはとっても気持ちいいです。
これからどんどん日が短くなり、暗く寒くなっていくイギリスですが、息子たちと一緒に今シーズンを走り抜けたいと思います!