【第97回高校サッカー選手権】2019年での活躍が期待される 2、3年生プレーヤーたち

高校サッカーの頂点を決める「全国高等学校サッカー選手権大会」。
第97回にあたる昨年度の大会は、昨年12月30日の開幕戦を皮切りに約2週間に渡って熱き戦いが繰り広げられた。
1、2年生プレーヤーの活躍が目立った第97回大会。2019年の高校サッカーシーンを沸かすであろう、未来の主役候補をピックアップ！

2019年での活躍が期待される 2、3年生プレーヤーたち

準決勝の青森山田戦でのハットトリックで強烈なインパクトを残したU-18日本代表FW。前線でボールを収められる懐の深さと、尚志の攻撃のリズムを生み出すパスを供給し、ここぞというタイミングでDFの裏を取りゴールを奪う。自身も目標と語る大迫勇也を彷彿させるスケールの大きいストライカーだ。選手権以外にも昨年はU-17日本代表に初選出され、プレミアリーグプレーオフ2回戦では、Jユースカップ王者の横浜F・マリノスユースから決勝点を挙げチームの昇格に貢献し、飛躍の年となった。第97回大会で最も輝きを放った選手といっても過言ではないだろう。

夏の全日本ユース（U-18）フットサル選手権を制し、スタメンの半数を2年生が占めるチームの急先鋒として躍動。初戦の高知西戦でのハットトリックを含め、第97回大会の得点ランク3位タイの4得点を挙げた。古沢徹監督が太鼓判を押すエースは、尚志とのベスト8でも存在感を発揮し、同年代のストライカー・染野と遜色ない活躍を見せた。

“赤い彗星”のタクトを振るU-17日本代表候補MF。初戦の浦和南戦では中盤から両ワイドを巧みに操り、速い縦パスで大量得点を演出。自らも、スルーパスから抜け出し4点目を決めている。U-16日本代表としてアジア優勝を果たした桐光学園のFW西川潤とともにチームは早期敗退となったが、その非凡な攻撃センスをいかんなく発揮した。

ワンタッチで青森山田サッカーの攻撃のスイッチを入れられる司令塔。高橋壱晟、郷家友太、そして檀崎竜孔といった歴代10番が2年次に背負ったナンバー「7」を背負い、王者・青森山田の攻撃の核として堂々たるプレーを選手権の大舞台で披露した。父がファンだったという中田英寿の名を授かった青森山田の“ヒデ”が、偉大な先輩が進んだ道を辿るべく、その一歩を歩み出した。

当時1年生ながら夏より常勝軍団で定位置を確保。選手権でもFC琉球入団の3年生GK猪瀬康介を控えに、全試合先発出場を果たした。抜群の反射神経によるシュートブロックを武器に、決勝まで1失点に抑え堂々たるプレーを見せた。