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J下部入団への道のり~目指すはスカウト入団! スカウトの目に留まるには~

J下部入団への道のり~目指すはスカウト入団! スカウトの目に留まるには~

小学生の高学年になると、
「J下部から声をかけられたらしい」
と耳にすることがあります。

サカママ・サカパパとしてはドキッとしますよね。
「うちの子にもチャンスはある?」「どうやったら声がかかるの?」「それっていつごろ?」

今回は、息子がスカウトを受けるまでについてお話ししたいと思います。

息子が声をかけていただいたのは、5年生の秋頃…地域リーグの試合後でした。
まずヘッドコーチにご挨拶があり、「“〇〇君良い選手ですね”と話していたよ」と伺いました。
その次の週の地域リーグにも来ていただき、練習参加してほしいとのお話をいただきました。その後練習参加をしたのち、正式にオファーをいただきました。

常にレベルの高い環境を目指して

息子は当時、地元の一般的な少年団のAチームに所属していました。

楽しくサッカーをしよう! がモットーの少年団で、2つに分かれているとはいえ、
Aチームは勝つことも考える!
Bチームは勝つことよりも全員試合出場で頑張ろう!
というコンセプトなので、特にポジション争いを経験することなく活動をしていました。

地域リーグで優勝することもありますが、常勝チームとまでは言えません。

なぜ少年団を選んだのか…
それは、少年団のほうが”自由”があるのではないかと思ったからです。

強豪クラブチームに入れば、チーム戦略を教わり、平日の練習が増え、スクールに通えず、セレクションを受ける許可さえもらえない場合があります。
スカウトのオファーも、まずはコーチにお話を通しますので、コーチが門前払いをしてしまい、選手まで伝わっていないことは多々あります。

そんなチームで息子が幸運だったのは、上の学年にも参加させてもらえたことです。
飛び級はコーチの判断なので、息子を認めていただきスタメン起用していただいたことをとても感謝しています。
一つ学年が上がるだけで、少なからずスピードや体の当たりなどが変わりますので、動じないメンタルが養われました。

また、目指していたトレセン活動に参加できたことも経験値アップにつながったと思います。どのようなプレーをしていたか個人を見られるので、チームが強くないからと諦めずに常に意識してチャレンジです! トレセンは交流会や招待試合が多く、スカウトコーチが視察に来る回数も多いです。

スカウトの目に留まるには

大事なのは、プレーしている姿を見てもらえる機会が必要だということです。
どんなに上手でも、目に留まらなければ意味がありません。

その機会を得るためにどうしたら良いかと考え、自宅から1時間ほどかかるスクールに通いはじめました。このスクール選びがターニングポイントだったと思います。
スカウトのお話をいただいて確認できたことは、少なくとも5回は息子のプレーを見ていて、ほとんどがスクールで出させていただいた大会だったこと、そしてそのすべてにスカウトコーチが来ていたことです。

セレクションは1日が勝負の日になってしまい、アピールしなければ! と緊張も高まってしまいがちです。
それに対して今回感じた、スカウトの良い点は
・複数回確認してもらえること
・気の知れた仲間とプレーをしているところを見てもらえること
・気張った状態ではなく自然なプレーを見てもらえること

逆に悪い点はチームを選択できないことでしょうか……
自分の希望するチームからオファーがくるとは限りませんし、お返事には期限があります。

気持ちが滲み出るプレイヤーに!

J下部のスカウトが選手を見る基準として、下記のものがあるようです。

両足が使えること

しっかり両足で蹴れているか? というよりは、自然と両足が使えているか? が重要です。わざわざ利き足に持ち直してシュート! はNGです。

切り替えゼロ秒

攻守の切り替えはもちろんなのですが、自分がボールロストしてしまったとき、すぐに追いかける! ができること、自分のミスの責任を取って、取り返しに行く気持ちがあるかが重要です。

献身さ

走れること、走り続けられることは大事ですが、自分のためだけに走らず、チームのためにも走っているかが重要です。
走っている姿ひとつだけで、目を引くことができます。

J下部のジュニアユースのスカウトは6年生になる前に行われていることが多いようです。例外はあるかもしれませんが、息子の先輩方も同時期にオファーを受け、練習会に参加していました。
チーム選びやスクール選びにも計画が必要ですね…。

選手が望む道に少しでも役立てられたらいいなと思います。
また来月よろしくお願いいたします。

WRITER PROFILE

あひる

長男(J下部)・次男(少年団)のサカママをしております。長男は年長の頃からサッカーを始め、現在中学生。次男は始めて2年が経ち、J下部入団目指して日々練習に励んでおります。サカママ2周目だからこそ分かったこと、役立ったこと、それ聞いてみたかった!!をコラムにしていけたら良いなと思います。よろしくお願いいたします。

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