第98回全国高校サッカー選手権プレビューfooties! PICK UP PLAYER | サカママ メインコンテンツに移動

第98回全国高校サッカー選手権プレビューfooties! PICK UP PLAYER

2019シーズンを締めくくる大舞台、「高校サッカー選手権大会」の出場権を懸け、全国で熾烈な戦いが繰り広げられている。年末の全国大会での出場が有力視される注目選手4人をfooties!が全国からピックアップ! ショートインタビューで彼らの取り組みについて紹介する。(内定情報は2019年10月25日時点)

須藤直輝昌平2年/MF)

須藤直輝2002年10月1日生まれ、埼玉県出身。168cm。大宮アルディージャJr. ユース出身。

1年次から10番を背負う生粋の“サッカー小僧”
取材・文・写真/石黒登

今年は2年生ながら副主将を務めています。

「1年生時はインターハイで全国3位を取りましたが、先輩方に助けてもらったというのが大きかった。今年はやっぱり自分がもっとやらなきゃいけないと思うので、その辺りの自覚はしっかりと持っています」

先日U-17W杯のメンバーが発表されましたが、メンバー入りとはなりませんでした。

「高校選抜にも1年生で入らせてもらっていて、それで日本代表に入れないというのは部活を代表している選手としてはやっぱり申し訳ないです。不甲斐ないと思いますし、目指すところは上でなくちゃいけない。やっぱりそこは積極的に関わっていきたいと思っていたので悔しいですね。(ステージとしても)県リーグではなかなか見てもらえない。プリンスリーグに上げるのもそうですし、まず今年の選手権で優勝して全国に出て、そこで目を向けてもらえるように、見てもらえるようにやっていかなきゃいけないなと思っています」

須藤選手はサッカー小僧というイメージがよく似合います。

「サッカーの大好きさでは多分誰にも負けないんじゃないかな(笑)。家でも常にボールは触っている感じで、犬ともボール遊びでサッカーをやっているので、サッカーは好きですね。授業中とかもたまに(サッカーのことを)考える時もあります」

お兄さんはフリースタイル選手です。

「プレーでエラシコとかもやりますが、そういうのは兄の影響です。兄がロナウジーニョの大ファンで、今の自分があるのも兄のプレーを必死に真似して努力したから。兄には感謝しています」

サッカー以外のところで趣味は?

「映画とかは好きで1人で行くこともあります。あとは動物と触れ合うことがすごい癒しですね。家には子犬が1匹と猫が4匹います」

将来の目標を聞かせてください。

「目標はやっぱりまずプロになること。プロがゴール地点じゃなくてプロからがスタートと考えないと生き残っていけないと思っています」

大谷澪紅初芝橋本3年/FW)

大谷澪紅2001年7月21日生まれ、大阪府出身。172cm。長野FC(大阪)出身。

武器は確実なポストプレーとストロングヘッド!
取材・文/貞永晃二 写真提供/初芝橋本高校

初芝橋本を選んだ理由は?

「長野FC出身なんですが、監督が初芝橋本OBで勧められました。全国大会に出た方がプロになりやすいと考えると、大阪の高校からでは全国は厳しいと思って、最後は全国に近いと思って初橋に決めました」

阪中監督の指導で印象に残っていることは?

「練習はもちろん、学校生活においても厳しい先生ですけど、怒られるのは自分たちができていないからなので、『なんでや?』と疑問に思わずに、反省するようにしています。公式戦で勝ちたい思いは阪中先生も同じなので、先生と一緒に選手権で全国ベスト8を越えたいです」

大阪体育大学進学を決めた理由は?

「1年の時Aチームに入って最初のちゃんとした試合が大体大戦で、何もかもに圧倒されました。その後大体大の試合で何度か林大地選手(J1鳥栖内定)を見て、タイプが似ているというか自分がやりたいプレーだったので、彼に憧れて大体大に行きたいと思いました。大学でいっぱい活躍してプロになりたいです」

監督はボールが収まり、ヘッドも強いと評価されています。

「言葉では上手く言えませんが、体に染みついているというか、DFに手で触れる感覚とか、ボールをどこへ置くかも自然にできています。中学時代は違うスタイルで裏へ抜けたり、ドリブルで行ったりでした。ヘッドの方もあまり負けたことがないです。(ジャンプ力は)生まれつきではなくて、中学時代にあるコーチのストレッチ法を1年半くらい続けたら、高く跳べるようになったので、それを今でも続けています」

プリンスリーグ参入戦、選手権への意気込みを。

「後輩にはプリンスで戦わせたいし、選手権では去年の決勝が悔しい負け方だったのでその屈辱を晴らしたい。インターハイでのベスト8を越えるという目標があるので、予選は確実に優勝しないとそこへたどり着けません。練習試合でもほとんど負けていないことが自信になっていますが、全員で集中してやっていきたいです」

高橋祐翔
米子北3年/DF/大分トリニータ内定)

高橋祐翔2001年9月19日生まれ、鳥取県出身。188cm。蹴友FC出身。

プレー歴わずか1年半で急成長した左利きの長身CB
取材・文・写真/石倉利英

中学を卒業するとき、高校ではサッカーを続けないことも考えていたそうですね。

「もうサッカーはいいかな、という思いもありましたが、米子北に誘っていただいて。米子北の試合は子どもの頃からテレビで見て、あこがれていたので、声を掛けてもらったからには挑戦したいと思いました」

中学時代からMFでしたが、高校2年の春にCBにコンバートされました。

「MFやFWがよかったので、気が進まなかったです。最初は簡単に失点してしまうことばかりで…。でも、自分が米子北で試合に出るためにはCBしかない、と理解してからは、城市徳之先生や中村真吾先生にいろいろなことを教わり、成長することができました」

特にどんなことを教わりましたか?

「ポジショニングや技術面はもちろん、それ以前の、体を張るなどの守備の原則を教えられました。厳しく指摘されたりしながら、少しずつできるようになったと思います」

CB1年目の昨年はU-17日本代表、今年はU-18日本代表に選ばれ、CB歴1年半で大分トリニータへの来季新加入も決まりました。

「CBだからこそ、背が高くて左利きという特徴が目立つようになったと思います。MFやFWで、こうなるのは難しかったと思うので、コンバートしてもらってよかったです」

大分の練習に参加したときの印象は?

「ボールポゼッションに苦手意識があったのですが、周りの選手のサポートが早く、想像以上にできたと思います。ただ、プロでやっていく上では足りないですし、シュートコースを切ってGKに止めさせるなど、考えて守るプレーも覚える必要があると感じました」

高校サッカーも、残りわずかです。

「今年のインターハイはケガで出られなかったので、高校選手権では勝利に貢献したいです。もう一つの目標はプレミアリーグWESTへの復帰。昨年プレミアで厳しい相手と戦って、自分は成長できたと思っています。その環境を後輩たちに残すためにも、プリンスリーグ中国と参入戦を勝ち抜きたいです」

山田真夏斗
立正大淞南3年/MF/松本山雅FC内定)

山田真夏斗2001年5月31日生まれ、滋賀県出身。181cm。SAGAWA SHIGA FOOTBALL ACADEMY出身。

ハードワークと決定的な仕事を両立する万能アタッカー
取材・文・写真/石倉利英

立正大淞南を選んだ理由は?

「中学時代のクラブの先輩が1年のときからレギュラーで活躍していて、自分も挑戦したいと思ったのがきっかけです。中学3年のときに練習に参加したとき、出迎えてくれた先輩の対応が素晴らしく、サッカーもスピード感など、すごくレベルが高かったので、ここなら間違いなく成長できると感じました」

実際に立正大淞南に来て、どんなところが成長したと感じていますか?

「 中学時代はパスを出すだけで満足していましたが、南健司先生に『最前線に飛び出してゴールを決めろ』『ボールを持ったら前に仕掛けろ』と言われてきました。そういう攻撃面だけでなく、球際で戦う守備などのレベルも上がったと思います。走力も、最初はついていくので精一杯でしたが、走れるようになりました。周りの仲間はサッカー好きばかりで、自主練習も積極的に取り組んでいます。自分は最初、あまり自主練習はしなかったのですが、周りに刺激されてやるようになったことも、成長につながったと思います」

松本山雅FCへの来季新加入が内定しました。プロへの意識は以前から持っていましたか?

「昔は漠然と『なれたらいいな』と思っていただけです。でも立正大淞南に来て、日々成長しているのを実感していたので、『なれるんじゃないか』と思うようになりました」

松本の練習に参加してプレーしたとき、どんなことを感じましたか?

「前線に飛び出す動き、パスなどの攻撃面では手応えがありました。プレッシャーの早さや強度に苦労しましたが、初めて練習に参加して『松本に入りたい』と強く思うようになり、さらに成長できるように心掛けました。ホームゲームを観戦させてもらったときも、松本サポーターの応援のすごさを見て『この声援の中でプレーしたい』と思いました」

最後の高校選手権への思いは?

「自分がゴールを決める、立正大淞南を勝たせるプレーをしたい。チームが苦しいときに決定的な仕事をしたいです」