日本人も増加中! アメリカ大学サッカーへの進路選択事情
みなさまこんにちは。カリフォルニア在住サカママライターのKyokoです。
2023年から綴ってきましたこちらのコラムも早3年目。息子のサッカーもユース終盤に入り、進路(大学サッカー)を決める大切な時期でもあります。
当該学年の大学入学は2026年9月ですが、既に進路が決まっている選手もなかにはいるようです。
息子も勿論、普通の受験ではなくサッカーでの進学一択。近年は日本のユースや強豪校からアメリカ大学サッカーを選択する選手も珍しくなくなってきているようで、情報は巷に溢れているかと思います。
ですのでこちらでは、進路選択に纏わる体験談などをシェアさせていただければと思います。本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
日本人も増加中! アメリカの大学サッカーへ
2022年に渡米した息子は、日本の補習校などには通っていないため、家庭内以外では日本語を話す機会もなく、いよいよ少しおかしな日本語が出て来るようになってしまいました。
そんな息子ですが、逆にこちらの環境には当初から馴染みきっており、大学進学も勿論アメリカ一択。やはり立派な施設やグラウンドなどの環境面が魅力でもあり、またアメリカでの生活が自分に向いていると感じているようです。
親としては、アメリカ大学の高い学費にドームなどのコストを考えると一つ返事とはいかないものの、目標があるなら可能な限り自分の好きなように人生を作っていってほしいなと思っています。
アメリカ大学サッカーのリーグ・進学事情
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカの四年制大学サッカーはNCAA D1からD3まで3つのカテゴリに分かれています(加えて2年制コミュニティカレッジにも別途カテゴリがあります)。そしてそれぞれにカンファレンス(地域リーグ)があり、戦績により年度でカテゴリが上下することはありません。
よって息子は、一般的にレベルが高いとされるD1に所属する大学でサッカーを続けることを目標にしています。
そして親としてもD1所属の大学は大歓迎。なぜならD1所属大学は、返済義務のないスカラーシップ付きでの進学が可能だからです。
そこで以前から、大きな大会などカレッジリクルーターへの絶好のアピール機会の際には、気になっている大学の各リクルーター宛に事前に試合情報の連絡を入れるなど、コツコツと動いてはおりました。
現段階ではその中で反応の良かった大学、チャンスがありそうな大学を絞り、IDキャンプに参加するなどして徐々に本格的に動き出しています。
また、それとは別でありがたいことにリクルーター側からのコンタクトを受けた大学もあります。そちらは息子がやり取りを継続し、オフィシャルビジット(大学側が飛行機代やホテル代などを含めてすべての費用を負担し、大学への訪問をさせてくれるシステム)の話も出ている段階です。
文武両道を目指し、自分から働きかける進路選びを
ちなみにアメリカの大学ならどこでも良いと思っているわけではなさそうで、息子が望んでいるのは文武両道が叶う大学。
なぜなら、卒業後サッカー選手としてではなく普通の人生を過ごす期間のほうが圧倒的に長いので、将来の就職への影響なども考慮した大学選びをしたいからだそうです。
「どっちかを優先するならD3でもいいから、先々のことを考えた進路選びをしたい。良い大学に行けるならD3でサッカーの楽しみが多少減っても仕方ない」とのこと。
ですがD1かつ大学自体のレベルも高い大学への進学を諦めているわけではなく、この先もIDキャンプに参加するなどリクルーターへのアピールを重ねてこうと考えているようです。
ちなみに普段のリーグ戦でもリクルーターの眼に留まる機会はありますが、我が子の場合、同じポジションに年代別アメリカ代表が君臨しているので、それがなかなか叶わないゆえIDキャンプなどの場で見ていただくしかない状況です。
そのIDキャンプの様子についても次回以降またお話しさせていただこうと思います。息子の進路探しの旅はまだまだ続きます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回お目にかかれますことを楽しみにしております。