食生活への意識で変わる?食事が与えるメンタルへの影響
みなさん、こんにちは。新学年となって新たな環境に慣れてきた頃だと思いますがいかがお過ごしですか?我が家の息子は今年で小学校6年生。ジュニア世代ラストイヤーとなり練習・試合数が増え、この5月までがあっという間に過ぎたように思います。
小学生も高学年になってくると戦術・技術面を含め、それぞれの選手に求められるものが増えてくるように感じます。そうなってきますと必然的にストレスやプレッシャーを感じるシーンも増え、身体的なフィジカル面だけではなく、精神的なメンタル面のケアも必要ではないのかな?と思うことも増えてきました。
また、側で応援している方としては何かサポートをしてあげたいと思いますよね。チームで立てた目標を達成するためには練習から集中し、どんな場面においてもポジティブな思考を持つなどのメンタルトレーニングが必要になってくると思います。こちらに関してはコーチ、指導者の方々にお任せするとして。
私たち親ができるメンタル面をケアできることは?メンタルのサポートといっても、その時に応じた言葉がけって結構難しいなぁ…と感じています。そこで私は日々の食事を通してメンタルケアができるのでは?と考えました。今回は食事が与える心身への影響と、私が普段取り組んでいる「無理をせずに栄養バランスを整える方法」についてお話をしたいと思います。
心のバランスは心身が健康な状態だからこそ保たれる
食事を通してメンタルケアができると思った理由としては、心身ともに健康で幸せな状態に導くのは栄養が満たされている事 = 食事を充実させる事。また練習・試合によるケガのリスクも高まるので関節・腱・じん帯の強化のための栄養も同時に考慮し食事を通じた疲労回復も行えるのではと考えたからです。
例えば、アスリートにとって重要な栄養素である「タンパク質」は筋力アップというだけでなく、臓器・皮膚・骨・歯・血液・毛髪などの組織を作る栄養素です。免疫物質 ・酵素を構成し、脳への神経伝達物質を生成し感情のコントロールを司ります。そのため「タンパク質」は体・精神を安定させるための大事な栄養素なのです。このことからも間食・補食も活用しながら、子どもと親が無理なく1日の栄養バランスをトータルで保つ習慣がとても大切になってくると思います。
食事がつらいトレーニングになってしまわないために
あまり根詰めて無理やり食べさせてしまったりすると食べるのがつらくなり「食事自体がトレーニング」のようになってしまわないよう気をつけたいところですよね。
私が日常で取り組んでいるのは
- 試合後はこどもの好きなおかずを作る
- 楽しい雰囲気で食事を摂れるようにする
- 「明日は試合だからこのおかず」と食事の内容を子どもと一緒に意識する
試合前日であれば、気持ちを落ち着かせるためにカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を多め、エネルギー源になる糖質も多めにとります。特に味噌汁はミネラル分が豊富に含まれています。翌日、朝からの活動だったら、夕食の主菜はできるだけ消化の良いもの、魚や脂肪分の少ない肉をおかずにします。できれば揚げ物は避けましょう。
体の変化がめまぐるしいジュニア世代。こども自身が体と向き合うことが大事
今は体が何を必要としているのか?子ども自身が体の感覚と向き合うことも大事な気がします。以前、トレセンの選考会の直前にお腹が空いたという事で揚げ物を食べてしまった息子…。その後の選考会では見ている方も異変を感じるくらいに顕著に体の動きが止まり、調子が悪くなった事がありました。
アピールをする場所なのにプレイは消極的になり、メンタルもどん底になったという苦い思い出がありました。その時の事は子ども自身も、身を持って体験したこともあり、食事が与える体への影響を認識した出来事となりました。私にとっては反省とトラウマです。
小学校高学年の時期は、内臓的な機能も含めて心身が大きく変化するため男の子は声変わりが始まったり、女の子は初潮が始まる子がいたりして、また男女ともに身長が大きく伸び始めていく時期でもあります。そのため心と体が変化する時期であることを認識する必要があると思います。だからこそ食事の内容を考える、量が必要である、ということを意識できたらと思います。
食生活の意識を変えることで、親子とも心身ともに元気になっていけたら嬉しいですね。子どもの成長と活躍がもっと楽しみになれたらいいなと思います。