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股関節の柔軟性をチェックしよう

今回は股関節の柔軟性についてお話したいと思います。 サッカー選手のみならず多くのスポーツ選手にとって股関節の柔軟性はとても重要な要素です。一般の方々もこの柔軟性が著しく低下すると「腰痛」を引き起こす要因になったりします。 でもどれくらい柔軟性があればいいのかわからないと思います。 まず柔軟性(外旋)のチェックをしてみましょう。

チェック方法

  1. 椅子に浅く座り、太ももが床と平行になるように椅子の高さ調整します。
  2. その姿勢を維持したまま、左右どちらかの脚(外くるぶし)を反対側の脚(膝の上)に乗せます。
  3. この時の膝の位置(高さ)を覚えておいてください。
  4. 反対側も同じようにやってみます。
  5. 両方の差で、股関節の柔軟性を判断します。

注意ポイント

  1. 膝にねじりの力が加わるので、痛みがある場合は行わないでください。
  2. くるぶしを乗せると膝に当たって痛くなることがあります。その場合はくるぶしの位置を少しずらすなど工夫をしてください。膝の上にタオルなど置いても良いのですが厚手のタオルだと評価が変わることがあるので気をつけてください。
  3. 降ろしている脚は太ももが床と平行になるように膝の曲げ具合など調整をしてください。
  4. 上半身が前後・左右に歪んではいけません。姿勢を維持したまま必ず行ってください。

評価

非常に良い 左右の高さがほとんど同じ。

良い どちらかの膝がやや高い位置になっているが、手で軽く膝を上から押すとほぼ同じ高さになる。

普通 高い位置になる側の膝を手で押しても、膝の高さが反対側の膝より5cm以内の差がある。

努力が必要(柔軟性がやや足りない状態) 高い位置になる側の膝を手で押しても、膝の高さが反対側の膝より5cm以上の差がある。

悪い(柔軟性が足りない状態) 高い位置になる側の膝を手で押しても、膝の高さが反対側の膝より5cm以上の差があり、その膝を上から手で押しても全く膝の位置が変わらない。 ※強く押し過ぎて体(上半身)が歪まないようにしてください。

 

非常に悪い(柔軟性がかなり足りない状態/傷害のリスクが高まりやすい) 膝の上に反対側の脚(外くるぶし)が乗せられない。

WRITER PROFILE

山岸 貴司
1967年7月17日、和歌山県出身。現在日本サッカー協会でレフェリーフィジカルコーチを担当しています。 レフェリーのみならず、スポーツをするにあたって子供の頃から心がけていた方が良いと思うことが沢山ありますので、紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。

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