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【一歩先を行くフィジトレ!】身の回りにある用具を使ったフィジカルトレーニング

岡崎慎司、吉田麻也のパーソナルトレーナーを務める杉本龍勇氏監修のもと、試合で活きるフィジカルトレーニングを紹介する。
筋トレに体幹トレーニングは日々、取り組んでいるはず!しかし、それを実戦のプレーや試合で活かせなければ意味がない。今回は身の回りにあるちょっとした用具を使ったフィジカルトレーニングを紹介。

TRAINING INDEX

世間一般に体幹トレーニングが認知されてきたこともあり、身につけた体幹を、より実戦で活かすトレーニングを紹介していく。今回は用具を使用するが、練習環境において、三角コーンとポールがなければ、ハードルなどで代用してもOK。トレーニングの効果としては大きく3つ。股関節の可動領域の改善ボディバランスの養成体幹を活かした上でのスムーズな移動(動作)となる。
主に体幹トレーニングは、コアとなる筋力を鍛えることが目的だが、試合で活かすには身体の軸をいかに有効的に活用するかが重要となる。軸がしっかりしていなければ、例えばボールを使ってのターンや相手DFとの接触時にボディバランスを保つこともできない。
紹介する3つのトレーニングを行っていくことで、鍛えた体幹を使ってスムーズにターンしたり、相手のプレスに負けない身体と動きを養うことができる。週2~3回で構わないので、夏までにこのトレーニングをしっかりと身につけておこう。

LESSON1 サイドハードルステップ

(5往復×3セット)

ポールに対して内側となる右足を上げ、ポールをまたぎ、続いて左足もポールをまたぐ。それを2回行ったら逆の右足からポールをまたいで往復。注意点としては支持足の膝を曲げないこと。その状態で、どれだけポールを越える足を大きく外側に広げられるかも大事。横方向の動きに対して姿勢が崩れないように気をつけよう。

LESSON2 フロントハードルステップ

(左右5回×3セット)

縦方向の動きになるが、トレーニングの狙いは横と一緒。
股関節の可動領域を広げるためにも、大きくポールを越えて、支持足が曲がらないように注意しよう。また、重要なのが大きく腕を振ること。腕を使わなければ、体幹を保ったまま移動する動作になっていないので、背筋や姿勢を意識しながらトレーニングを行おう。
股関節の可動領域は横だけではない。横も縦もしっかりと鍛えよう!

LESSON3 ターンハードルステップ

(5往復×3セット)

ポールを越える動作に、より実戦のプレーに近いターンの動きをミックスしたトレーニング。
ポールに対して内側の左足(写真)でポールを越えたら、右足(写真)でポールを越える際にターンして、今度は右足から次のポールを越える。そして、再びターンをして正面に向き直る。この動きを5往復を1セットで繰り返す。