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自由研究で取り組んだ、足が速くなりたい我が子のトレーニングとその効果とは

自由研究で取り組んだ、足が速くなりたい我が子のトレーニングとその効果とは

サカママ読者のみなさま、こんにちは。7歳と5歳の二人の子どもを持つ、サカママ歴4年目のReikoです。

あっという間に夏休みが終わり、今年度も折り返し地点となりました。運動会が春開催の学校が近年増えているなか、昭和生まれである私はどうしても「秋=運動会」のイメージが強く、今でも夏休み明けは自然と高揚感が湧きます。下の子の幼稚園では9月から運動会まで体操服登園に切り替わり、リレーの朝練がスタートします。上の子の学校も間もなくリレーの選考会が開催されるなど、我が家も必然的に運動会モードにシフトしています。

運動会と走るが切り離せないのと同じで、サッカーにおいても走るという行為は切っても切り離せない関係にあります。今月のコラムでは、足が速くなりたい我が子と、夏休み期間中に自由研究として取り組んだ、低学年(小学2年生)でも無理がないトレーニングをいくつかご紹介させてください。サッカーにはもちろん、運動会に向けても効果的なので、参考にしていただけると幸いです。
注:効果を保証する内容ではなく、実体験で感じたことをまとめています。感じ方には個人差がある点、ご了承ください。

トレーニングその1:走り方教室への参加

短時間で効果を出したい場合、おすすめしたいのが走り方教室(かけっこ教室)です。調べてみるとさまざまな教室が存在しました。マンツーマンのパーソナルトレーニング、オンラインのZoomトレーニング、市区町村主催のイベントなど、迷ってしまうくらいバリエーション豊富でした。

我が家の場合は ①オンラインではなく対面であること ②自宅から比較的近くで開催されているもの ③下の子も参加したかったので幼児でも参加OKなところ の3点に当てはまる教室を探しました。ラッキーなことに、県の施設でベテラン指導者が行っている教室がちょうど開催されていたので、今回はそちらに参加させていただきました。

参加費も90分1,000円程で、陸上競技トラックで走ることもでき、大変コスパの良い内容で親としても大満足でした。きれいなフォームで走るためのもも上げや腕振りをメインに、初めてのラダートレーニングにチャレンジするなど、見学している親も楽しませてもらいました。5歳の娘には少し難しい内容のトレーニングもありましたが、レッスン中に撮った写真を見返すと、親ばかかもしれませんが、走るフォームがきれいになったように感じます。

腕振りを課題としていた7歳の息子にとっては、自分自身の走るフォームを意識する良いきっかけになったのはもちろん、高学年のお兄さんお姉さんと一緒にトレーニングできたことが大変刺激になりました。テーマを変えながら定期開催されているようなので、サッカーの練習の合間を縫って今後も参加していきたいです。

トレーニングその2:オンライン上の動画で日々トレーニングを行う

「継続は力なり」
サッカーに限らず、どんな習い事も、勉強も、一日で完璧になることはありません。天才と呼ばれる人たちは、生まれ持った才能も多少あるとは思いますが、努力を続けられる天才なのだと、大人になってあらためて思いました。

今年の夏休み、息子(小2)が自由研究で「一カ月で人間はどれだけ足が速くなれるか」というお題に取り組みました。普段サッカーのオンライントレーニングでもお世話になっているトレーナーが発信している、オンライン上の足が速くなる動画トレーニングを、極力毎日実施しました(合宿や旅行等もあり、10日程できなかった日もありますが…)。瞬発力や加速力を強化するための親指に体重をかけるトレーニング、ももやおしりの筋肉を鍛えるトレーニング、地獄の体力アップトレーニング、そして息子的には一番辛かった腕振りトレーニングを行いました。

家の中、省スペースでも行えるトレーニングばかりで、時間も選ばない。こういった日々の自宅トレーニングには、私も夫も付きっ切りで付き合う時間が設けられません。そのため、オンライン上の動画トレーニングは子どもにとって視覚的に分かりやすく、操作も自分でできるため一人で行うことができたという点と、我が家の場合は日頃からお世話になっている信頼できる馴染みのトレーナーが行っていたのもプラスに働き、息子が自主的に継続して行うには非常に相性の良いトレーニング法でした。

一点注意点をあげるとすれば、ごまんとあるYouTube上のトレーニング動画には、子どもにとって良くない(オーバーワーク、適正年齢でない、専門的知識に欠けるなど)ものも残念ながら存在します。どの動画が信頼できるかの最初の見極めは必ず大人が行うことをおすすめします。

サッカートレーニング動画ONE PUSHより

トレーニングその3:記録する

自由研究の一環で、50m走のタイム計測と記録を毎週行いました。1カ月では大きな結果は得られませんでしたが、自分自身のコンディションを把握することで、今までタイムだけにしか意識がいっていなかった息子が、正確に計測することの重要さや天候条件、走る公園の環境など、外的要因にも目を向けるようになったのは非常に大きな成長でした。

タイム計測の記録に限らず、夏休み中は100円ショップで購入した大きなホワイトボードカレンダーに、日々のリフティングの結果や、トレーニングを実施できたかの印を付けるなど、記録する習慣づくりにチャレンジしました。これが習慣化すると、次は一歩進みサッカーノートに練習や試合で感じたことやコーチのアドバイス、反省、体調、目標などを記録し、自分で振り返りができるようになるのはもちろん、日々自分自身と向き合うことにもなり、変化にいち早く気づき、その成長に対応できる選手になってもらえたら嬉しいです。

息子が作成した自由研究ノート

自由研究を通して得られた、強みを伸ばす努力と継続のチカラ

サッカーにおいての「走る」とは、スピード、初速の速さ、瞬発力、持久力、アジリティの高さなど、さまざまな要素で成り立っているのはもちろんのこと、すべてのプレーと接点があるといっても過言ではない、最も重要なスキルのひとつです。「走り」を武器としている息子には、今回の自由研究で終わりにせず、これからも努力と研究を続け、走りを極めてもらいたいです。

継続は力なり

また来月お会いしましょう!

Special thanks to Togari-san and Panda bros.!!

WRITER PROFILE

Reiko
Reiko

サカママ歴3年目の2児(小1長男、4歳長女)の母です。
自分自身もゆるくフットサルを20年以上続けています。息子がサッカーを始めたタイミングでカメラ沼にはまり、週末はバズーカレンズを首からぶら下げながら、息子のサッカー追っかけをするのが今一番の楽しみです。コラムでは「サッカーと写真」を主テーマに、様々な角度からアプローチしていこうと思います。

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