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大学サッカー PERFECT GUIDE vol.8 「専修大学体育会サッカー部」

高校サッカー応援メディア『footies!』にて大好評連載中の『大学サッカー PERFECT GUIDE』。現役学生プレーヤー(掲載時)が、大学サッカーの魅力についてナビゲートしてくれる同人気シリーズをサカママWEBでも配信! 大学選びの参考として、ぜひご活用ください!

「攻撃的で美しく」人間力を高める 専修大学体育会サッカー部

2011年度から関東大学サッカー1部リーグを4連覇し、56 年ぶりの快挙を成し遂げた専修大サッカー部。設立以来の黄金期を築いた大学OBの源平貴久監督率いる強豪校の取り組みを取材した。

I'LL GUIDE YOU. ~私が案内します!~
葛谷将平

専修大学経済学部経済学科/MF/熊本県立大津高校出身


源平貴久監督(写真右)からはサッカーだけでなく、社会で通用するために必要なことなど指導いただいています。


生田キャンパス内の総合体育館の玄関には所狭しと数々のトロフィーが飾られています。今年の関東1部リーグ、インカレを制覇して、新たにトロフィーを加えたいですね。


器材が充実したトレーニング室で筋トレに励みます。総合体育館は他にも多目的アリーナ、プール、シャワー、ロッカー室を揃え、他の運動部とのコミュニケーションの場となっています。


生田キャンパスにある9か所の学食のなかでも、ボリュームとコスパで根強い人気を誇るのが学生食堂「VIEW」です。学生幹事の丸山(写真)もお気に入りの一番の人気メニューCランチは春巻き、揚げ餃子、シュウマイ、唐揚げが付いて470円!

憧れの先輩の後を追って

大津高校時代、僕は高卒でのプロ入りを志望していましたが、それは叶いませんでした。そこで大学でのサッカーを真剣に考え出した頃、高校3年次のインターハイ(準優勝)の試合を源平貴久監督が見てくださったようで、お声がけいただきました。専修大学は大津高校の憧れの先輩である野田卓宏さんが1年生から試合に出ていたこと、そして関東大学リーグで4連覇(2011年~2014年)していたこともあって、より高いレベルでプレーするためにも、この大学を選びました。

大学ではプレーの意識を変えた

入学当初、大学はプレースピードが速くて付いていくので必死でした。そこで意識したのがオフ・ザ・ボールの動きです。高校はトップ下のポジションでボールをもらってから考えていましたが、大学サッカーではそれは通用しません。もらう前の準備や相手との距離、ボールを置く位置をより意識することで、周囲のスピードに付いていけるようになり、3年生からはスタメンで試合に出場できるようになりました。

2年連続でポルトガルに

高校と違い、大学では時間に余裕がありますが、その自由な時間を何に費やすかは重要なポイントだと思います。僕は2年生、3年生の2月にポルトガルのポルティモネンセで一カ月トップチームに練習参加させてもらいました。父の友人であるブラジル人のマリーニョさん(元フットサル日本代表監督)の紹介で行かせてもらったのですが、素晴らしい経験ができました。もともとブラジルでのコーチ経験がある兄の影響から会話レベルではポルトガル語ができたこともあって、すぐに馴染むことができましたね。海外でのプレーも興味がありますし、視野は確実に広がったと思います。

攻撃的で美しいサッカーを体現

今年は運動量がありボールを保持できるチームなので、専修大学が掲げるスローガン「攻撃的で美しいサッカー」を、より体現できるようになってきたと思います。今季の関東大学リーグの優勝は諦めていませんし、昨年出場できなかったインカレの出場はもちろん、頂点を目指していきたいと思います。

源平監督から教わる「人間力」

源平監督は一切の妥協を許さない方で、試合で少しでも気持ちが切れるようだとハーフタイムで叱咤激励を受けます。その姿勢は私生活の部分も同様で、一人の人間として社会で必要なことも指導いただいています。

高校生活への提言

ぜひ大学でサッカーを続けてほしいと思います。そのためにも積極的に色んな大学に練習参加すべきです。人生の重要なターニングポイントだからこそ、妥協せずに自ら行動をしてほしいと思います。

ある1日のスケジュール


「毎日のトレーニングは朝が早いので、充分な睡眠時間を取るために21時30 分にはベッドに入ります。1年に一度くらい寮生が中心になってイベントを企画して、昨年はバーベキューを行いました」