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夏休みは、親子で真剣勝負!

子どもたちは夏休みを迎え、親子で過ごす時間も増えるこのシーズン。 ぜひ親子でたくさんの思い出をつくってください。 サッカーでも、その他のことでも何でもいいです。お子さんと真剣勝負をする機会を持ってほしいと思います。 真剣勝負の場は、子どもたちにとって成長するチャンス。大人や自分より優れた人との真剣勝負の中から技術を盗み、勝負とは何たるかを身をもって学んでいくものです。 日本ではよく「大人げない」という言葉が使われますね。僕も子どもたちとサッカーの勝負をする時に、子どもたちからよく言われます。 しかし、そこで力を抜くことは子どもたちのためにはなりません。 一切力を抜かず、真剣勝負をすることが子どもたちの本気を引き出し、闘争心を引き立て、真剣に考えさせる機会を与えます。 やられてもやられても何度も挑戦してくる、そういった精神も培われていくでしょう。強い者に挑む楽しさを身につけていくでしょう。 勝負の世界に「大人げない」という言葉は存在しません。子どもたちにもしこの言葉を言われたら、こう返しましょう。 「こっちだって負けたくないんだ!」 「勝負の世界はそんなに甘くない。」 「手加減されて勝っても嬉しくないだろ??」 など、子どもたちが納得し、ますますやる気になるような一言を伝えてほしいと思います。 とはいえもちろん、状況に応じることも必要です。 たとえばサッカーを始めたばかりの子や小学校低学年や幼稚園児の子であれば、あえて成功体験をさせることも大事です。 ただすべてを出来てしまうようにする必要はありません。 出来た経験の喜びも大切ですが、出来なかった経験、負けた経験、やられた経験が子どもたちを大きく伸ばしていく要素になるでしょう。 どうすれば勝てるのか、方法を考え、挑戦し、それを続けていく中で自然と自分自身で成長していくものです。 そして、真剣勝負の中にこそ本当の楽しさがあるということに、子どもたちにも気づいてもらい、もっともっとサッカーが大好きになってほしいと願います。

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。

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