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イタリアサッカーキッズから知る補食アイディア:ズバリピザでしょう!【Monocular#24】

イタリアサッカーキッズから知る補食アイディア:ズバリピザでしょう!【Monocular#24】

サカママの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。サカママライターのマツユミです。
あっという間に12月になり、子どもたちからサッカーボールやスパイクなどクリスマスプレゼントのリクエストが届く頃でしょうか。

クリスマス直前になると、人気のボールが売り切れ!ということもありますのでお気をつけください。実は数年前、息子が書いたサンタさんへの手紙に、当時大人気だった「ブレダマボールください」と書かれていましたが、結局クリスマスまでに手に入らず、年が明けてから届いたという苦い経験があります…。

さて、今回のコラムでは、息子が今年3月の春休みに参加した「イタリア遠征」について綴ります。特に、イタリアサッカーキッズの食事の様子から、日本でも取り入れることが出来る補食のヒントを共有したいと思います。

世界のサッカーを学ぶためイタリアへサッカー遠征

今回のイタリア遠征は、息子が所属するクラブチーム監督からのお誘いで実現しました。ご自身も海外でのサッカー経験をお持ちの監督は、普段の練習時から「せっかく世界共通のスポーツであるサッカーをやっているのだから、どんどん世界を見てみよう!」と話すほど。そんな監督のサッカー仲間の方が、ご自身が指導する選手をイタリアに連れて行く活動をしているということで、今回息子とチームメイトはその活動に便乗させてもらいました。

今回の遠征は、同じチームの仲間と行くということで、出発前の早い段階から遠征保護者のLINEグループでの情報交換や持ち物などの相談をすることができました。また、帯同するコーチとも何度もオンラインミーティングがあったので、十分なコミュニケーションをとることができたのは大きな安心材料になりました。顔が見える仲間と一緒だと、目の前にある新たなチャレンジもより一層ワクワク感がありますね。

さて、イタリアでのサッカー遠征を経験した息子に当時を振り返りながら印象に残った事柄を聞いてみました。息子の話はとにかく楽しい思い出で溢れかえっていましたが、その中でも、私たちがすぐに真似できるなーと感じた、サッカー飯についてアイディアを共有します。

 
イタリア人コーチの特別レッスン

ピザで栄養補給するイタリアの選手

ローマにあるクラブチームの選手たちとの練習後、一緒にランチを食べた息子たち。その際、同年代のイタリア人選手たちが食べるピザの量に驚いたそうです。息子やチームメイトが静かに一枚一枚丁寧に食べている横で、イタリア人選手たちは、元気におしゃべりしながらものすごいスピードでどんどんピザを食べ進めていたそうです。

また、たくさん食べるだけでなく、トマトやズッキーニなど野菜系ピザとチキンやハムなどの肉系ピザとオレンジジュースやフルーツを組み合わせてバランスよく食べ分けていたのが印象的だったそうです。

ただひたすら目の前にあるピザを頬張っているだけでなく、意識的かはわかりませんが体づくりにプラスになる食生活を送っていたようです。イタリア人選手のランチの食べ方を見て、選手たちの体格の良さに納得したそうです。

サカママ視点で見ると塩分と油は多少気になりますが、確かにピザは野菜、肉、チーズにピザ生地と栄養的に優秀ですね。体づくりに必要な栄養素が詰まっていると思います。セリエAの選手たちも、勝利した試合の後にご褒美としてピザを食べていたという話もあるそうです( CR7も“ご褒美”で食べていた?セリエA戦士たちのピザ事情 footballista 2022 )。

日本の生活でもピザに類似するピザサンドやピザロールなど手に入りやすい食材は、練習後の栄養補給のアイディアとして取り入れたいですね。ちょうどこの時期、コンビニでピザまんが販売れています。寒い中、練習や試合を頑張ったご褒美に、ホカホカのピザまんがあると子どもたちは嬉しいのではないでしょうか。

 
練習後のピザランチ

世界の料理を知る事で、補食のバリエーションも増やす事ができる

さて、今回は息子のイタリア遠征から日本の生活に参考になるアイディアを探りました。イタリアの家庭と同じ食材は手に入らなくても、工夫次第で補食のバリエーションも増えますね。世界中どこに行っても、サッカーを愛するサッカーキッズがいることを海外遠征は教えてくれます。子どもたちが世界を見るために、遠征機会を提供してくださる監督やコーチたちに感謝です。

そして、海外で活躍する日本代表選手も多い中、これほどまでに海外を身近に感じるスポーツはあるでしょうか。年明け2024年1月1日には、日本代表の試合がありますね!代表選手が所属するチームの国で何を食べているのか考えてみるのも楽しいかもしれません。

さて、最後に、今年もコラムを読んでくださりありがとうございました。全てのサカママとサッカーキッズにとって実りある一年であったことを願います。

 
練習や試合は全て人工芝のサッカー施設

WRITER PROFILE

マツユミ
マツユミ

「みんなちがって、みんないい社会とは?」を日々考える社会科学系研究者。2人のボーイズ(12歳・9歳)を育てるサカママ。兄は、サッカー8年目。一方、弟は兄の影響でサッカーを始めるも、現在はアイスホッケーに夢中。スポーツ医の夫と愛犬の5人家族。