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逆境の時に大事にしたいこと

サカママの皆さま、こんにちは。
寒い日が続きますが、お子さんは大好きなサッカーを楽しんでいますか?我が家は受験も落ち着き、次のステップへ向けて出来ることを模索中です。

さて、前回はケガの時の食事についてお話しさせていただきました。子どものサポートとなると、やはり食事に関することが多くなりますが、今回はもっと根本的なところのお話です。色々なサポートがありますが、どんな時もまずこれを大切にしないと!と感じたことをお伝えしていきたいと思います。どうぞお付き合いください。

高3で靭帯再断裂の大怪我…

我が家の息子は現在、高校3年生です。昨年末まではクラブチームで活動していたのですが、日ごろの練習の成果、そして監督たちのご指導のお陰もあり、なんと在籍した3年間全てで全国大会を経験することができました。そして、昨年末の全国大会が引退の大会となりました。

しかし、その大会当日、コートの中で息子のプレーを見ることはできませんでした。実は、息子は昨年の初夏、「左膝前十字靭帯再断裂」という大怪我をしてしまい、現在もリハビリが続いているのです。Jリーグをご覧になられる方ならご存じかと思いますが、横浜F・マリノスの宮市亮選手と同じケガです。ちょうど負傷した時期も同じくらいで、息子も宮市選手と同じように入院をし、手術を受けることとなりました。

かかりつけの医師から再断裂を告げられた時の光景は忘れることができません。手術、さらに8ヶ月~1年のリハビリ生活…。息子のケガを受け入れられない姿と、前向きに治療しようと必死に声を掛けてくださる先生。私もショックが大きく、主人も病院に駆けつけました。これからサッカーが出来なくなる…。でも、進路も決めなくてはいけない学年…。この先どうなってしまうのだろうと、とても落ち込みました。

 

逆境の時こそ大切にしたい、サッカーが好きな気持ち

そうしている間にも時間は経ち、夏休みには手術を受け、長く辛いリハビリ生活に入りました。息子としてはチームに戻り仲間をサポートしたい気持ちもあったようですが、やはり見ているとサッカーが出来ない辛さを感じてしまうとのこと。なので、しばらくの間チームから離れることを決めました。

リハビリが始まってからは、私も本当に色んなことを考えました。このケガの前にも疲労骨折などを繰り返し、大きな大会に出られないことがあったので、「どうしてこの子ばかりこんなことになるの?」と思ってしまったり…。そして、サッカーを続けてほしい気持ちもあるけど、またケガをしてしまったら…と不安にもなりました。そんな気持ちから、息子には「サッカーじゃなくても、他のことをしてもいいよ」と話しました。

ですが、何度目かにそう伝えた時、息子が「例えあと一年しかプレーできないとしても、サッカーを続けたい」と言いました。その言葉を聞いて、息子の「サッカーが好きな気持ち」を一番大切にしないといけないということに気が付きハッとしました。そして、チームの監督がいつも「サッカーを楽しむこと、周りの人との時間を大切にすること」と伝えてくれていたことを思い出しました。

その時から少しずつですが、息子は自分が出来るサポートをするためにチームに戻り、全国大会にも帯同することになりました。

「サッカーしかない」から続けるのではなく、「サッカーが好き」だから続ける

 

そうして迎えた全国大会。ベンチからチームメイトに声を掛ける姿、サポートをする姿を見て思ったのは、息子もチームメイトも対戦相手の選手もみんな、サッカーが大好きでここまで続けているんだということ。そして、みん何かを乗り越えているんだということです。また、サッカーを通して息子にも私にも大切な仲間が出来たこと、いつも温かく導いてくれる指導者に出会えたこと、その全てが当たり前ではないんだなということを感じました。

そして、「サッカーしかないからサッカーを続ける」のではなく、「一番好きなことだからサッカーを続ける」と決めた息子を改めて応援したいとも思いました。全国大会から帰ってきた息子には、「復帰したら自分のために、好きなポジションで好きなプレーを思いっきりしてね」と伝えました。

サッカーを続けていく中で、子どもたちは親の声援や期待に応えるため、また、チームのためにも我慢したり、無理をしたりしている部分もあると思います。そして、日々をサッカーに費やすにつれて、「自分にはサッカーしかない」と思ってしまうこともあると思います。でも、サッカーを続けている理由って、「それしかないから」ではないはずですよね。

サカママの皆さまも、ケガの時に限らず、我が子を応援するあまり、気持ちが揺さぶられることがあるのではないでしょうか? そんな時に一番はじめに出来るサポートは、お子さんの「サッカーが好きな気持ち」を大切にしてあげることかなと思います。その思いがあれば、どんな状況でも前を向ける言葉を掛けてあげられるのではないかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからのサッカーライフも楽しくあるように、共に頑張りましょう。

WRITER PROFILE

モネ
モネ

高3サッカー男子のママ。サカママ歴13年。
幼稚園からサッカーを始めた息子は高校年代で2度の全国大会を経験。ケガが多かったことから、食事面でもサポートをしたいと考え、アスリートフードマイスターの資格を取得しました。コラムでは、食事面でのサポートや子どもとのコミュニケーションを中心にお伝えしていきます。