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サッカーキッズ必見!三日坊主で終わらない読書の極意 【Monocular #13】

サカママの皆さん、いかがお過ごしでしょうか? サカママライターのマツユミです。
同コラムMonocularも2年目に入りました。気持ちも新たにサッカーに関するアレコレを楽しく綴っていきたいと思います。引き続きお付き合いいただければ幸いです。
さて、今回は、子どもたちが新年に立てがちな「今年は本をたくさん読む!」という目標を三日坊主で終わらせないために、サッカーファミリーだからできる読書の極意を考えてみたいと思います。

本を読むことで得られるものって?

お子さんは普段、どのくらい本を読んでいますか?「花より団子」ならぬ「本よりボール!」で、時間があればボールを蹴りたいと考えるお子さんが多いのかなと想像しますが、いかがでしょうか?一方で、読書は子どもの成長発達にとって、不可欠な栄養素であることは広く知られています。例えば、学力到達度調査(PISA)によると本を読む子どもと読まない子どもの総合読解力の平均点に大きな差があることがわかりました。また、本を読むことで、集中力がつくことや人間性が豊かになるとも言われています。こうした点は、学力の側面だけでなく、サッカーをプレーする上でも大切なことですね。

サッカーキッズの読書への第一歩、どうする?

では、子どもたちがボールを置いて本を手に取るために、私たちサカママができることはなんでしょう。第一に考えつくのは、「サッカーに関する本」を選択するということです。当たり前のことですが、興味のないことに子どもたちは目もくれません…ということは、大好きなサッカーに関する本以外に選択はないですね。第二に「親子で一緒に読む」ことを心がける。実は、子どもが読書を好きなり、1人で本を読むようになるためには、子ども自身が本を読んでもらった経験や一緒に読んだ経験、つまり「読み聞かせ」の経験が大きな影響を与えていると言われています。忙しいサカママにとって子どもと一緒に本を読む時間はハードル高め…となりますが、多くの家庭で実践されている「読み聞かせ」の時間は5~15分程度のようです。これくらいの時間であれば、何とかなりそうですよね。

これら2点を兼ね備えた本の中でも、気軽にスタートできるオススメは、「サッカークイズ本」と「サッカー情報本」です。サッカーに関するクイズ本は、子ども1人でも楽しめるだけでなく、親子でクイズを出し合って一緒に読むというコミュニケーションにもつながっていきます。有名選手の豆知識やサッカーの歴史、ルールや技に至るまで、サッカーキッズはもちろん大人であるサカママにとってもなるほど~と思う知識が詰まっています。また、サッカー保護者向けの本は、子どもと一緒に眺めたり、本の内容を子どもと一緒に考えたり、何より読書を楽しんでいる大人の姿を子どもたちにみてもらいたいですね。

 
ボロボロになったサッカークイズの本。小6の息子は未だに手に取ることがあります(笑)。

2023年もサッカーキッズを見守っていける1年に…

さて、2023年が始まりました。すべてのサッカーキッズがそれぞれの夢に向かって、それぞれのペースで歩みを進められる1年になりますように。そして、私たちサカママも子どもたち一人ひとりに個性があり、異なる歩みがあることを忘れず、全てのサッカーキッズとチームを見守っていける1年にしていきたいですね。今年もよろしくお願いします。

 
めでたい紅白スパイク。全てのサッカーキッズが活躍できる2023年になりますように。

【参考資料】

WRITER PROFILE

マツユミ
マツユミ

「みんなちがって、みんないい社会とは?」を日々考える社会科学系研究者。2人のボーイズ(12歳・9歳)を育てるサカママ。兄は、サッカー8年目。一方、弟は兄の影響でサッカーを始めるも、現在はアイスホッケーに夢中。スポーツ医の夫と愛犬の5人家族。