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サッカーと勉強。塾を辞める?それともチームを変える?

皆さまこんにちは。サカママコラム第14回目の今回は、「サッカーと勉強の両立が難しくなった時、長男の決断について」です。

両立を頑張ってきたけど、いよいよ物理的に無理が…

ちょうど1年前の今頃、サッカーと勉強の両立についてコラムを書きました。
サッカーと勉強の両立!効率よく勉強するためには?

このコラムの通り、遅くまで塾の宿題をやりつつ、毎日朝練に行ったりと、この1年勉強とサッカーのハードな両立を頑張っていた長男。

 

ですが、4年生の2月からは、新5年生に向けて塾の曜日が週3回に増えると同時に、所属チームの練習日も週2→隔週3回に増えることになり、いよいよ物理的に通えなくなる事態が発生してしまいました。

所属チームでは平日のチーム練習を休んだりすると試合にあまり出られなくなってしまいます。かと言って毎週塾を休む訳にはいかず…どうするか。

私的には頑張ってきた勉強のペースを崩して欲しくなかったものの、新しいチームにようやく慣れてきて、選抜に選んでいただいたりもしていたので、サッカーも頑張って欲しいという思いも…。

そんな風に頭を悩ませていたのですが、親が悩んでも仕方ない!ということで、子どもに決めてもらうことにしました!

期限は1ヶ月。
12月の頭に「来年からこのまま今のペースでどちらも継続するのは物理的に難しくなる。塾を辞めてサッカー中心の生活にするか、塾を続けてチームを変えて勉強中心の生活にするか、どちらか自分でよく考えて決めてね」と伝え、12月31日に決めたことを報告して欲しいと伝えました。

なぜ1ヶ月の猶予を与えたかというと、年長から4年生まで何年も塾とサッカーの両立をしてきた長男にとって、これは数日で決められるような話ではないと思ったこと。
また、一度決めたとしても『やっぱり辞めたくない』というようにならないように、時間をかけてじっくり考えてもらいたかったからです。

 
習い事の両立、どちらも続けたい時は悩みますよね。

塾を辞める?それともチームを変える? 1ヶ月後、出した答えは…

そして1ヶ月後、長男が出した答えは「塾を辞めて今の所属チームでサッカーを続ける」でした。

長男は決して勉強が嫌いな訳ではなく、塾も塾の先生もとても大好きでした。なのでこの決断はかなり悩んで出した答えだと思います。

もちろん、塾を辞めたからと言って勉強をしなくていいと思っている訳ではありません。ただ、平日は週4、土日は両日試合とこれだけのペースでサッカーをしていたら、偏差値がかなり高い私立中学校を狙うことは難しくなるでしょう。

本人がそれでもサッカーを選んだ理由は、今のチームと仲間が大好きで、卒業までサッカーを頑張りたい、チームに必要な存在になるためにもっと上手くなりたいからでした。

もちろん私自身もとても悩みましたが、本人が決めた決断を尊重しようと思い、「分かった。それなら全力で頑張りなさいね」と伝えました。

 
サッカー中心の生活を選びました。

そして先日、塾の最終日。コロナの影響でオンライン授業だったため、直接先生にお会いすることは出来ませんでしたが、長男からお世話になった先生に連絡をし、最後の挨拶をしました。「サッカー頑張ってね!!応援しているよ!」と声をかけてもらい、温かい言葉に長男は泣きそうになっていました。

受験勉強自体は完全に辞めた訳ではありませんが、サッカー優先の生活をすると大手進学塾には通えないので、今後は個別指導塾に変えるか、空いた時間に家庭教師をお願いするなどで勉強も対応していきたいと考えています。

この決断をしてから1ヶ月が経ちましたが、本人の意識も少し変わったようで、朝練に行かない日は朝勉を進んでやるようになりました。

そんな長男の姿を見て、私はこれまで通り、長男と次男の送迎や食事面でのサポートを頑張ろうと思いました。これからも環境の変化と共に、自分なりの両立を見つけて欲しいなと思います。

WRITER PROFILE

早坂英里
早坂英里

料理&テーブルコーディネート教室
【Eri’s Kitchen】主宰
アスリートフードマイスター/(社)日本テーブルデザイナー協会認定講師/専門学校 テーブルコーディネート講師

12歳と9歳の子を持つサカママ(サカママ歴8年)
兄弟それぞれ都内の強豪クラブチームに所属。5年以上続けている朝練は兄弟の日課。プロサッカー選手を目指す子どもたちの為に日々首都高を走り回り、食事やマッサージなどサポートに務める。