総合金融グループとして成長し夢を実現する力を【サッカーを仕事にするということ】
サッカービジネスの最前線で働く人々を特集する恒例企画。今年はサッカー日本代表のサポーティングカンパニーとして、現場で尽力している方々を中心にお話を伺った。日本代表などサッカーの試合で度々目にするブランドロゴ、その背景にはどんな人々の想いが込められているのだろうか。“選手”ではない各々のサッカーとの関わり方をここに紹介する。
安藤竜介さん
株式会社みずほフィナンシャルグループ
コーポレート・コミュニケーション部 ブランドマネジメント室
Q1 スポーツ経験は?
サッカー、ハンドボール、チームスポーツに没頭
「小学生の頃までサッカーをやっていました。その後はUEFAチャンピオンズリーグや海外サッカーを好んで見ていました。もともとチームスポーツが好きで高校・大学とハンドボールに熱中し、仲間と一緒に何かを成し遂げることに喜びを感じていました」
Q2 現職への経緯は?
公「人」との関わりに魅力を感じ、総合金融グループへ
「金融業は決まった商品がない業界ですから、お客様との信頼関係を築きビジネスを支援する関係を構築できる『人間力』が試されます。集団スポーツをずっとやってきたので、人との関わりという部分で非常に魅力的な業界と感じ、入社することになりました。その後は二つの地域の支店で法人営業を担当し、2年前から現在の部署に配属され、スポンサーとしての業務を担当させていただいています」
Q3 業務内容は?
スポーツ協賛を含めたグループのブランド形成
「〈みずほ〉のブランドを形成する業務を担っています。CMの制作・発信からWEBサイトの管理、細かいところでは商標の管理など多岐にわたり、その中でスポーツ協賛にも携わらせていただいています。スポーツが持つ活力、前向きさには理屈抜きに人を元気にする力があると思います。私自身もスポーツをずっとやってきたこともあって、非常にやりがいを感じております」
Q4 日本代表支援について
チームワークとチャレンジ精神、そして共通するBLUE
「当社では2013年から『One MIZUHO』というブランドスローガンを内外へと打ち出していく中、同年4月よりサッカー日本代表のサポーティングカンパニーを務めています。サッカー日本代表が持つチームワーク、ひたむきな姿、世界に挑戦する精神は弊社のブランドイメージと極めて親和性が高く、さらにブランドカラーがSAMURAI BLUEと同じ『青』というのも強い結びつきを感じています」
Q5 サッカー協賛の魅力は?
唯一無二の感動を生む力
「今年6月の日本代表戦は久しぶりにオンラインでなく、リアルで観戦や、社員が参加する体験プログラムが実施されました。普段の忙しさを忘れ試合に感動する参加者の表情を見て、これだけの感動を生み出せるコンテンツなんてそうそうないと思いました。サッカー日本代表だからこそ生み出せる特別感に浸り、改めてスポーツの持つ力を実感しました。スポンサーとしてサポートすることの責務、重要性を再認識しました。イベントでお会いする日本代表の選手たちは誰に対しても真摯に接してくださり、人間として本当に素晴らしい方々ばかりです。報道や試合映像を通じてでは伝わらない選手の人柄の部分など、もっと多くの方に知っていただく機会を広げていければと思っています」
Q6 コロナ禍での運用について
オンライン活用による新しい変化
「我々は全国に支店がありますが、どうしても東京にイベントが集中しがちで、地方の方は参加できないケースがありました。そこでコロナ禍ではオンラインの会議システムを活用し、スポンサーならではのプレゼント企画や試合前に見所を発信して、自宅での試合観戦にアクセントを加えられる取り組みをいたしました。コロナ前では花道を作って選手を出迎えてハイタッチしていた体験をオンライン上で行ったりと、子どもたちの一生の思い出に残る特別な体験を、全国どこからでも参加できるように取り組めたのは、ポジティブな変化だったと思っています」
Q7 チーム支援について
JFLからJリーグへ、ともに夢を実現するプロセスを
「2017年より東京ユナイテッドFC、そして新体制となった東京武蔵野ユナイテッドFCのスポンサーを務めております。さまざまなスポーツ支援をしている弊社で唯一のチーム協賛となります。JFLからJリーグを目指し、ともに成長し夢を実現するプロセスを通じて、地域貢献に寄与できればと考えています。2022年8月28日に弊社の冠試合が予定され、みずほ公式キャラクターのあおまるによるハーフタイムショーや〈みずほ〉ならではのグッズプレゼントなど、来場者の方に喜んでいただける施策を進めています」
Q8 高校生に伝えたいことは?
エネルギーに満ちた貴重な時期、特別な仲間との時間を大事に
「年を重ねるごとに自由がなくなっていくと実感しています。エネルギーに満ち溢れた状態で好きなことに没頭できる高校生という期間は特別な時間です。私にとっても高校時代の仲間は特別な存在で、サッカーをやっているみなさんもチームメイトを大事にしてほしいと思います」
思い出の1ページ
日本代表が生み出す特別な感動
「日本代表の試合前にフラッグをピッチに運ぶ『リスペクトフラッグベアラー』を弊社の社員が務めさせていただきました。練習段階から立ち会ったのですが、激しさの中にもフェアプレーを称える想いが込められた“リスペクトフラッグ”をピッチに運び、代表選手を迎え入れる姿にすごく感動したのを覚えています」