メインコンテンツに移動

「継続は力なり!毎日ストレッチのススメ」イギリスサッカー便り

みなさん、こんにちは!
長かった5週間のオフシーズンが終わり、今月から2022-23シーズンが始まりました。これからまた長丁場の戦いが待っていますが、新たなチャレンジに息子たちと同様私もワクワクしています。
さて、格闘技か!?というくらい激しいプレーも日常的に見られるイングランドフットボール。不慮のアクシデントで負傷してしまうこともあるのですが、自分でできる範囲での怪我予防はとても大切になってきます。そこで今月は、長いシーズンを戦い抜くために、普段から気をつけている怪我予防の取り組みについてお話ししたいと思います。

お風呂上がりのストレッチを継続!

かれこれ5年以上、ほぼ毎日続けているお風呂上がりのストレッチ。継続は力なりで、本当に硬かった体がとても柔らかくなりました。次男が今のチームに移籍した後、トレーナーさんとお話しする機会があったのですが、「体操競技をやっているのですか?」と聞かれたんです。中学生くらいのサッカー少年は体が硬い子たちが多いらしく、成長期に足を痛めたりする選手が多いそうなのですが、メディカルチェックの際に次男の体の柔軟性と可動域に驚いたんだそう。もちろん体操は習っていませんし、これは毎日のストレッチのおかげだなと嬉しく思いました。

毎日のストレッチは、体の柔軟性を高めるだけでなく、今日は太ももが張っているなとか、足に疲労が溜まっているな、というように自分の体と向き合う時間にもなっているようです。少し違和感があった場合は、アイシングをしたり湿布を貼って寝たり、自分なりにケアしています。この毎日の少しずつの意識の積み重ねが、怪我の予防に役立っているのではないかと思います。結果、昨シーズンも怪我で離脱することなく戦い抜くことができました。さらに、怪我で離脱してしまった選手のポジションを次男がやるということも続き、シーズンが終わってみればGK以外のポジション全てでスタートから出場するという経験をさせてもらうことにもなりました。

しなやかな体を作る、サッカーヨガも効果的

 

トレーニングの一環として、サッカーヨガも効果的だと言われています。次男のチームでも、オフシーズン中は毎週日曜日にサッカーヨガをするよう推奨されていました。サッカーヨガは、サッカーという競技特性を考慮して作られたもので、柔軟性を高めるだけでなく、体幹を安定させ、ブレない体幹を作ることにも役立つと言われています。また、自分の体に向き合いながらやるので、集中力の向上や心をリラックスさせる効果もあるそう。

日本代表の長友選手もサッカーヨガトレーニングを取り入れられている選手の一人で、ご自身でヨガ本も出版されています。サッカーヨガを始めてから体がしなやかになり、怪我が減ったそうです。サッカー選手にはいいことづくしのサッカーヨガ、ぜひ参考にしていただければと思います。

体の成長具合に合わせたトレーニング

昨シーズンの終わりのトレーナーさんとの面談では、選手の怪我による離脱が最小限になるよう、チームとして行っている取り組みを聞くことができました。
例えば、チームでは毎月身長体重を測って記録しているのですが、年間8cm以上のペースで成長しはじめると、第二次成長期に突入したサインということで、トレーニングや試合で選手にかける負荷を減らしたり、別メニューにしたりということも出てくるそうです。体が急激に大きくなる時期は怪我のリスクも増えるので、成長具合をモニターしサポートしてもらえているのは心強いものです。
また、もし足に違和感や痛みがあった場合は、必ず伝えて欲しいと言われました。誰しもが通る成長期、自分でできる予防はしっかりして、怪我なくサッカーを続けられるといいなと思います。

 

日々のストレッチは体の柔軟性を高め怪我予防になるだけでなく、パフォーマンス向上にもつながります。継続は力なり……毎日ストレッチのススメ、参考にしていただければ幸いです。

WRITER PROFILE

クリストファーズ佳世
クリストファーズ佳世

イギリス在住、3兄弟(16歳、14歳、11歳)を育てる現役サカママ。 神戸市在住時は、地元の強豪クラブチームで6年間サカママ生活を満喫。2019年3月にイギリス移住後は、サッカーの本場・イングランドでシーズン1年目の新米サカママとして生活をスタート。 日本とイギリスのサッカー事情の違いなどを、サカママならではの目線で伝えていきます。