ケガをしにくい体へ!中1男子でも続けられるセルフメンテナンス
みなさん、こんにちは。
第3回のコラムでは「好きなこと」「受験」に取り組んだ息子の姿勢に共感のお言葉をいただき、同じような悩みや葛藤を抱えながら奮闘しているご家庭があるということに、むしろ私自身が励まされました。
今回は中学生になった息子の「体の自己管理」にフォーカス。体のケアのために取り組んでいるセルフメンテナンスを紹介します。ジュニアサッカー時代との違いを痛感した経験と合わせて読んでいただければと思います。
体の自己管理も自立への第一歩
前回のコラムを書いている時は小学生だった息子も、4月になり晴れて中学生となりました。サッカーのステージでいえば、ジュニアユース世代に突入です。メンタルもフィジカルもより鍛えられるこの時期。何かと親が世話を焼いていた小学生の頃とは違い、チームからも「自立」が求められる中、「自分の体は自分で管理する」ということについても、親として考えるようになりました。
息子が中学からのサッカーで選んだ道は、部活動ではなくクラブチームでのサッカーです(その話はまたいつかできたら…)。小学校の卒業式の余韻に浸るのもつかの間、4月に入るや否や、入学式を目前に2泊3日の春合宿が行われ、現在は週4日のサイクルで活動しています。
1回の練習は2~3時間程度。自宅からグラウンドまでの移動もあるので、帰宅は21時をまわることがほとんどです。まだ中学生としての生活リズムもつかめていない中、小学生時代とは比べ物にならないハードな内容。親としては、練習後の入念なストレッチの重要性などを普段から息子にも伝えていたのですが、当の本人は真剣に取り合わず…。そんな息子が新チームでの活動が始まって早々に足の疲労や痛みを訴え始めました。どうやらこのままでは今後のサッカー人生にも影響が出ると気付いたようです。
中1男子も実践!我が家のセルフケア
ついに体のメンテナンスの重要性に気が付いた息子。ズボラな中1男子ですが、今ではいくつかのセルフケアがルーティンとなっています。それでは、我が家で実践しているセルフケアを5つご紹介します。
①バスタイムは湯舟にじっくり浸かる
「1日の汚れを落とす」という目的と「1日の疲れを癒す」という目的とでは、過ごし方が全く異なるバスタイム。暑い季節はシャワーのみで済ませる人も多いかと思いますが、我が家では真夏でも毎日湯舟に浸かることを習慣づけています。それによって代謝が上がり、疲労回復に繋がるという効果も望めるため、子ども達にもそのことを伝えています。
また、湯舟には入浴剤を入れる習慣もあるのですが、我が家のイチオシは炭酸成分が入った入浴剤。炭酸成分には血行を促進したり、毛穴から汚れを取り除くという効果があると耳にし、体の疲労回復はもちろんのこと、皮脂の汚れが落ちることも期待して愛用しています。
そして、湯舟に浸かる際、息子にとってなくてはならないアイテムがBluetooth機能がついた防水スピーカーです。入浴時は好きな音楽をセレクトし、スピーカーを持ってバスルームへ。浴室を薄暗くして、ゆっくりとお湯に浸かりながらお気に入りの曲を熱唱することが息子にとっても癒しのバスタイムのようです。
②ゲームをしながら筋膜リリース
もとは私が日々の「ながら美容」にと購入したランブルローラー。使い方は様々ですが、床に座って足を伸ばし、ふくらはぎや腿の裏側にあてて転がす、といった使い方もできるので、主に両手がふさがっている息子のゲーム時間中に活躍しています。運動で硬くなった筋膜をリリースする、すなわちはがす(=ほぐす)ことで、血流やリンパの流れもよくなり、むくみの解消にも期待大です。足の裏で転がすこともできるので、ソファに座っている場合はそのまま足裏でコロコロ転がしています。
どんなに忙しく時間がなくても、ゲームをやるためならなんとか時間を捻出しようとする息子。必然的にランブルローラーを使う時間もできるので、そんな時間もよしとましょう。
③家族みんなでハマった!マッサージガン
ここ最近目にするようになったマッサージガン。銃型のマッサージ器具で、先端が振動し筋肉をほぐしてくれます。触るといつも硬い筋肉をしている息子にこそ使って欲しいと気になっていたのですが、夫からは「本当に使うの?」と賛同を得られず…。半ば諦めていた矢先、夫が行きつけの美容院でたまたま試す機会があったそうで、その気持ち良さにむしろ彼の方から「買おう」と鶴の一声が。
実際に使ってみると期待以上で、今では家族みんなで愛用しています。凝り固まった筋肉がほぐれるとこんなにも心地よく、また足が軽くなるのかとびっくりです。毎日夕方まで校庭で遊び、ダンスを習っている娘も気づけば使っています。様々なタイプのものが出ていますが、我が家では子どもが使うことも考えて軽量なタイプをセレクト。片手でも難なく使えるのでこれは正解でした。
④時にはプロの手も借りる!
普段からセルフケアを習慣づけることに越したことはありませんが、いざとなった時に自分の体のことをよく知っている駆け込み寺のような場所があると安心です。
合宿後や連日にわたり試合が続いた時などは、普段の練習以上に体に負荷がかかっているはず。そんな時はスポーツマッサージを得意とする専門家に診ていただき、マッサージや電気治療など少しでも早い処置をすることで、疲労を残さないようにしています。
⑤内側からのケアも忘れずに
アスリートにとって、体のケア(メンテナンス)はとても大切ですが、体調を崩してしまっては元も子もありません。コロナ禍でより一層感じたのは、体力と同じくらい免疫力を付けることがいかに大切かということ。
毎日の食事や規則正しい生活習慣を整えるなど、親としても気を付けていますが、そんな中でも「あれ、風邪のひき始めかな?」「最近学校を休んでいる子が多いみたい」「今朝はなんだかいつもより疲れていそう…」といった様子を目にした時に、牛乳など、子どもが好きな飲み物に混ぜて飲ませているのが高濃度ビタミンCです。フルーツが苦手な息子でも上質なビタミンCを摂取できるので重宝しています。
ケガをしないようにするのではなく、ケガをしにくい体をつくる
ケガは突然やってくるもの。誰にでも起こる可能性があるもの。「絶対にケガをしない」と言い切りたいけど、それも難しい。ならば、その可能性を少しでも低くするために、普段のセルフメンテナンスでケガに繋がる要素を1つでも減らしていく。そうすることで「ケガから一番遠い体」を作っていけたらと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。私の経験談が、誰かのお役に立てることを願って…。