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親子でリフレッシュ!怪我の時間もポジティブに!

みなさんこんにちは。前回のコラムも沢山の方にお読みいただき、とても嬉しく思っております。ありがとうございます。
今回は、サカママさん達の悩みの中でもよく話題になる怪我について書いていきたいと思います。

大事な大会の前に怪我!

スポーツに怪我は付き物かもしれませんが、実際自分の子どもが怪我をすると心配ですよね。子ども自身のモチベーションが下がってしまうこともあり、親子で不安な時を過ごしている方も沢山いらっしゃると思います。

うちの子も何度か怪我を経験しています。運動会前日に捻挫をしたこともありましたし、最悪なことに去年は県大会の前に怪我をしてしまいました。「絶対優勝したい!」なんて張り切っていたのですが、大会の1ヵ月前くらいに太ももに激痛が…。踵も痛み、歩くのもかなり辛いとのことだったので、急いで病院へ行きました。診断は、筋膜炎と骨端症でした。

理学療法士さんは県大会が近いことや、子どもの試合に出たい気持ちなどをすごく親身に考えて下さり、「なんとか出られるようにしましょう!」と前向きな言葉を言ってくれました。
そして、マッサージや電機治療をしていくことになったのですが、最初はとにかく安静に!とのことだったので、大好きな体育も見学、スクールもしばらくお休みし、毎日治療に通うことになりました。

怪我がきっかけで体のケアにも気をつかうように

 

治療を続けていく中で、最初は大会に出られるのか不安で何となく元気もなかった感じだったのですが、次第に治療に行くことを楽しみにしているような感じが出てきたので、息子に話を聞いてみたら、療法士さんとするサッカーの話が楽しいとのことでした。
なんでも、友達に話しても「?」となるマイナーなサッカー選手の話が出来たりするそうで、とにかくサッカーの話題で毎回盛り上がっていたようです。ちょっとモチベーションが下がっていたけれど、こうしてお話ししていただいたことで、治療にも楽しく通うことができ、すごく良かったと思います。

その後、県大会にはなんとか間に合い、チームの結果はベスト4に。ただ本人はやはり本調子ではなく、本領を発揮することは出来なかったそうです。その時に言っていたことが「チームがベスト4になれたのは嬉しいよ。でも本心は、自分が活躍できない試合は楽しくもないし素直に喜べない」でした。全力で出来ない試合は自分にとっては辛いだけと感じたようです。これをきっかけに本人も練習前のストレッチや、試合後のアイシングなどを念入りにやるようになりました

ここ最近は成長痛が始まっているのですが、幸いそこまでひどくはなっていないので、治療しながら無理のない範囲でサッカーは出来ています。

怪我の時間もポジティブに!親も子もリフレッシュ

さて、怪我をすると親子で不安になってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、うちは怪我でサッカーを休む時は「土日にサッカーをしないなんて久々だね!折角だから楽しんじゃお!」といった感じで思い切り満喫しちゃっています(笑)。
子どもに「何したい?」と聞いてみて、やりたいことをしています。学校のお友達と遊んだり、のんびりお家でゲームをしたり、買い物や映画に行ったり…(今はコロナ禍でなかなか難しい時もありますが…)。

 

あと数年もすればきっと親となんか出掛けなくなるし、サッカーを続けていくなら尚更そんな時間なんてゼロになるに違いない。小学生の今でさえ、土日はサッカー。なので、こんな時間って本当に少ない訳で…。少し不謹慎かもしれませんが、私にとっては怪我でできたこんな時間もすごく貴重だったりするんです。

子どもからすると「練習しなくて下手にならないかな?」なんて不安な気持ちにもなると思うけど、親も一緒に「大丈夫かな…」と悩んでいたって怪我はすぐには治らないもの。親が不安でいると、その不安は子どもにも伝わってしまうので、良くなるものも良くならないんじゃないかなと思います。それなら、「楽しく過ごしちゃお!」と考えて、たまにはサッカーから離れてみるのもありだと私は思っています。

それに、普段サッカーでなかなか時間がなくて出来なかったことをやるって、子どもにとってもすごく新鮮だと思います。実際うちの子も、やりたいことを目いっぱいやって遊び尽くした帰りに、「今日めっちゃくちゃ楽しかったなー!たまにはいいね、こんな風に過ごすの!」なんて言っていたので。

 

もちろん、遊ぶと言っても無理のない範囲でですが、遊んでいる時って怪我のこともほとんど忘れていたりするので、気分転換にもなるのかなと思います。
親にとっても、早起きもお弁当の用意も送迎もしなくて良い休日の朝なんてなかなかないので、そこも嬉しかったりします(笑)。習慣で結局早く起きちゃったりするのですが、それでも気分的にはまったく違うものです。

だから、こんな時はいつも頑張っているご褒美と思って親子でのんびり過ごすのも良いんじゃないかな?なんて思います。

 

子どもは怪我の経験を活かし、親は子どもを安心させること

もしもお子さんが足や体の不調を訴えてきたら、自己判断ではなくまずはちゃんと病院などに行くことが一番だと思います。
スポーツをしていれば怪我は仕方ないことなのかもしれません。でも、一度怪我の経験をした後、「怪我をしない為にはどうすれば良いのか?」を本人がきちんと考えられるようになれれば、怪我を減らすことも出来るのかなと思います。

そして、怪我は可哀想だけれど、「ちょっとサッカーは定休日!」と思って、親子でリフレッシュ出来る有意義な時間と思えば少しは気持ちも楽になるのではないでしょうか。そして、親は不安でいるよりも笑顔で「大丈夫!」と安心させてあげることが良いのかなと思います。

WRITER PROFILE

yumika
yumika

高2と小6のサッカー大好き兄弟を持つサカママ。サカママ歴9年。
子ども達のサポートで心掛けている事は、自分の時間も大切にし、ストレスフリーなサカママライフを送る事。マイペースで常にポジティブ思考な子ども達とのサッカーでの出来事などを発信していきます。少しでも参考になったり、共感して貰える事があれば嬉しいです。