初めての挫折!「なんで俺こんな下手なんだろ」落ち込む子どもにどう対応する? | サカママ メインコンテンツに移動

初めての挫折!「なんで俺こんな下手なんだろ」落ち込む子どもにどう対応する?

子どもがスポーツをしていると、一度は落ち込む姿を目にするのではないでしょうか? もしくは、これから目にする事になるかもしれません。これは、きっと真剣にスポーツに取り組んでいる子ならば避けては通れない道だと思います。うちの子は、その試練が小学3年生の冬に訪れました。

 
初めて挫折を味わった2年前の試合。表情が険しい…

「なんで俺こんな下手なんだろ~」車内で思わず号泣

その時は1つ上の学年の大会に出ていたのですが、終わる頃にお迎えに行ったら、いつもは友達と楽しそうに話しながら帰って来るのに、一目散に車に乗り込み号泣。「どうしたの?具合悪いの?」と聞いてみると、「4年生みたいに出来ない。俺、サッカーの才能ないよ。下手すぎる。俺だけだよ、こんな下手なやつ」と泣きながら言ってきました。

今までこんな姿を見た事はなかったので、ちょっとびっくりしたのですが、すごく負けず嫌いな子だし、スポーツをしていればこんな事はよくあるだろうと思い、その時はさほど気にしていませんでした。ところが、2日後のスクールの日。いつもは楽しみにしているのに、どう見ても足取りが重い。休む事はなかったものの、笑顔がまったくない感じでした。

そしてスクール後、またまた車で号泣。「やっぱりダメだった。上手く出来ない。なんで俺こんな下手なんだろ~」これには見ている私まで貰い泣きしそうに……。笑

こんな時どう対処するのが良いのかちょっと悩みましたが、『これは子どもの問題で、私の問題ではない』と同化しそうな自分に言い聞かせ、一言だけ「◯◯なら絶対大丈夫だよ。絶対出来るから」と伝えました。

でも、本人はその言葉も耳には入っていない感じで…。ただ、気持ちの切り替えがすごく早い子というのもあり、家に着く前に涙を拭いて何事もなかったようにしている姿を見て、この子は放っておいても大丈夫だろうなと思い、その後も何もせずにいました。

そんな事が何度か続くうちに、最初は貰い泣きまでしそうになっていた私もその姿に見慣れてしまい、終いには「また泣いてるの?」と車で泣く子どもにティッシュを渡して、「ゴミはちゃんと捨ててねっ!」なんて声掛けに変わっていました。笑

 

「ダメな時は上手くなる前触れ」挫折を乗り越え強くなる!

それから、約1ヶ月くらいした頃かな? スクール後に変化がありました。勢いよく車に乗り込み、「今日ね、めっちゃ良く出来た!俺わかったかも!」と久々に満面の笑みで言ってきたんです。正直、そのうち「辞める」とか言い出すかなー?なんて少し思ってもいたので、この時はすごく私も嬉しかったのを覚えています。

それから出来なかった事、わからなかった事が少しずつ出来る様になり、気付けば「サッカー今めちゃくちゃ楽しい!!」に変わっていました。それ以来、上手く行かない時でもあの時みたいに落ち込む姿は見なくなりました。

あの時の事は、「俺の初めての挫折」と未だに話に出してきます。当時は言ってきませんでしたが、実は「今日スクール行ってダメだったらママに辞めるって言おう」と思いながらスクールに行っていたそうです。でも、いざサッカーをすると「やっぱり次のスクールでダメだったらにしよう」となり、そうしているうちに「やっぱりサッカーって楽しい!俺サッカーがやっぱり好きなんだな」となったそう。「好きが勝ったんだよ!」と教えてくれました。

落ち込まなくなったのは、「サッカーは落ち込むと楽しくなくなっちゃうんだよ。全然上手くいかなくてダメな時は、上手くなる前触れだから。これ乗り越えれば、また上手くなるのを知ってるから。だから、逆にそんな時はワクワクする!」そんな風に言っていました。

本人も「あの3年生の冬の辛さがあって良かった」と言っているくらいなので、辛かったでしょうが、とっても良い経験になったのだと思います。

高学年になった今は、思い通りに行かず全然上手く出来ない時や悔しい事があっても、「サッカーは今だけじゃない。だから大丈夫。俺なら絶対出来る」と思ってやっているそうです。そして、以前はライバルに負けたくない!や、試合に勝つ事だけに拘っていた感じでしたが、最近は自分の未来を見据えてサッカーをしている様に感じます。色々な失敗を経験していくうちに、以前ならシュンとなっていた事も今は全く気にならなくなったそうです。

落ち込む事がなくなった代わりに、「くっそー!マジでなんなんだよ!絶対やってやる!」などなど…口は悪くなりましたが(笑)、あのメソメソしていた時に比べると強さのスキルはだいぶ上がったように感じます。全てをプラスに考える様になったので、マイナス発言もほとんど聞かなくなりました。

親は子どもに同化せず、信じて見守る

親ならば、子どもが悩み苦しんでいる姿を見るのは辛いと思います。でも、そこで簡単に手を差し伸べて良いのか、冷静になって考えてみる事も必要なのかもしれません。子どもの年齢やその子の性格にもよると思いますが、「うちの子ならきっと大丈夫」と親が信じて見守る事も大事なのかなと思います。

なにより親が子どもと同化してしまう事は、親子共に良い方向に行かないと感じています。子どもがなんとなく元気ないなーなんて時には、何も聞かずに「甘い物食べに行っちゃおっか?」とスイーツの力を借りたり、子どもの大好物を作ってみたり…。こんな事でもうちの子には効果大です!笑

 

この先、大きくなって色々な事でもっともっと大きな壁にぶつかる時がきっと来ると思います。そんな時にちゃんと1人でも乗り越えられる人になっていて欲しい。だから、辛い事を今のうちに沢山経験しておく事は、その時は辛いけれど、子どもにとっては良い事なのかもしれません。

まだまだ子どもとはいえ、私が思っている以上に強くなった姿を見ると、あの時1人で悩んで泣いていた日々がこんなにも彼を大きく強く成長させてくれたんだなぁと感じます。そして、その時に私が差し伸べた物は手ではなく、涙と鼻水を拭くティッシュだけでしたが、それで十分だったんだなぁとつくづく思いました。笑

WRITER PROFILE

yumika
yumika

高1と小5のサッカー大好き兄弟を持つサカママ。サカママ歴9年。
子ども達のサポートで心掛けている事は、自分の時間も大切にし、ストレスフリーなサカママライフを送る事。マイペースで常にポジティブ思考な子ども達とのサッカーでの出来事などを発信していきます。少しでも参考になったり、共感して貰える事があれば嬉しいです。