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海外サッカーにたくさん触れて、スーパースターのプレーをたくさん観て欲しい!

こんにちは。U15、U10サッカー少年のママ 山田あゆみです。
先月から開幕したEURO2020はご覧になっていますか? この1カ月、我が家はEURO2020の話題で持ちきりでした。開幕に先駆けて、WOWOWで過去の大会のゴールシーンをまとめた特集が放送されていたので、息子がまだ生まれていないような時代のスーパーゴールを見てすごく盛り上がったり、家族で優勝チームを予想し合って自分の推しチームを応援したり、私も一緒になって楽しんでいます。

子どもたちが小さい頃は時間的にも余裕があり、国内外のプロの試合をたくさん観ていましたが、EURO2020をきっかけに改めて「観ることの大切さ」を感じています。
7回目のコラムは、スーパースターのプレーを観ること、海外サッカーに触れることに関する体験やエピソードをご紹介しようと思います。

憧れの選手を見つけ、たくさん観て真似て欲しい!

 

皆さんは、お子さんの憧れのサッカー選手をご存じですか? 我が家の場合、次男はブラジルのロナウジーニョ選手、長男は清武弘嗣選手とクロアチアのモドリッチ選手です。

ちょうど私がサカママになった頃に誕生した次男は、「ロナウジーニョ選手みたいに、楽しそうに踊るようにサッカーする選手になってね!」と私にYouTubeをよく見せられていた影響から、小さい頃からずっとロナウジーニョ選手に憧れていて、男の子なのに髪まで伸ばしてしまっています(笑)。

一方長男は、初めてのスタジアム観戦で一目惚れした清武選手に憧れてサッカーを始めたので、幼稚園児の頃は地元セレッソ大阪の試合を繰り返し見て、清武選手の愛のある優しいパスや力強いドリブル、シュートなどプレーをよく真似ていました。
モドリッチ選手に憧れだしたのは、クロアチア遠征を経験したことと、その年のロシアW杯でのモドリッチ選手の献身的に最後まで走り続ける運動量と、判断力の速さに魅了されたことがきっかけでした。(詳細は後述します)

いずれにしても、二人とも憧れの選手のプレーをたくさん観て、そのスタイルを真似して、少しずつ成長しているように感じます。

海外遠征の経験で得られる心身の成長

長男はこれまでスペインに3回、クロアチアに1回遠征する機会をいただいたのですが、その度にとても貴重な経験を積んでいるなと感じます。

 

初めての渡航は3年生の時、ユーロプラスインターナショナルさんの大会でMVPをいただいたことがきっかけで、スペイン・マドリードに遠征させていただきました。この時は、スペインリーグに所属するラージョ・バジェカーノのカンテラに合流させていただきました。

同年代のスペイン人キッズたちはとても明るく、身体が強くて上手で、スペイン語は挨拶くらいしかわからないのに、トレーニングがとにかく楽しくて仕方なかったそうです。
その他にもトップチームの練習を観たり、サインをいただいたりもして、それまでセレッソ大阪にばかり憧れを抱いていた長男がヨーロッパサッカーに強い憧れを抱くきっかけになりました。

 

次に6年生の時、クロアチアで開催されたUEFA公認メジムーレツ国際大会に日本人選抜チームで挑みました。この大会は、モドリッチ選手の出身チームであるディナモザグレブや、ストイコビッチ選手がオーナーを務めるレッドスターベオグラードなど、世界10か国から16チームが集まるハイレベルな大会でした。

そして、この年が偶然にも2018年ロシアW杯開催の年で、渡航直前にクロアチアが準優勝し、モドリッチ選手が大会MVPを獲得していました。そのため長男は、「ディナモザグレブと戦ってみたい!」と、かなり気合が入っていました。

また、この遠征の帯同コーチを務めていたのが、先日サカママオンラインフェスタのインスタライブに出演されたいた内藤清志コーチでした。内藤コーチは、知らない土地や環境に来ても「対応と適応」が大切で、どのような環境、どのような相手にも日ごろの自分のプレーを出せるように!と仰っていました。そんなコーチからの声掛けのおかげか、長男の調子はクロアチア入りしてからもどんどん上がったと聞きました。

チームは予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントベスト8でオーストリアの名門、シュトームグラーツと対戦。ここで敗退してしまったのですが、なんとその後の5位決定戦でディナモザグレブと対戦することができました。結果は1-5で敗戦でしたが、試合で見せたアグレッシな姿勢、最後まで全力で攻めに行く姿を見て、取材に来ていたクロアチアの国営放送からインタビューを受けるという爪痕を残すことができました。

性格的にも明るいラテン系の長男は、この遠征の経験を通して海外でプレーすることの楽しさを感じると共に、自分より大きい海外選手に立ち向かう度胸と、内藤コーチに教えられた「対応と適応」を意識できるようになりました。この夏以降、長男のプレーはチームの勝利のために闘争心剝き出しに戦い、よく走るスタイルに成長したように思います。

 

その後も、中学入学直前と中1の年末にもスペインで開催される国際大会に出場しました。これらの経験を通して、異国の仲間とのコミュニケーション術を学び、強度の高い試合から自分に足りないものと通用するものを認識できたそうです。

そして、早いうちにスペインサッカーの奥深さに触れた長男は、スペインサッカーを学びたいと単身大阪を出てスペイン人コーチから指導を受けられるクラブチームの寮でチームメイトと生活しながら日々頑張ってくれています。

実は、次男も一昨年グローバルエリートキャンプのMVPでスペイン遠征の権利をいただいたのですが、コロナウイルスの影響で渡航が中止となり、まだ海外でのサッカーを経験させてあげられていません。スーツケースを一人で引っ張る練習までしていたので、とても残念そうでした。コロナウイルスが落ち着いた頃には、渡航が叶うといいなと思います。

サッカーのおかげでいろいろな国に触れることもできる

 

今回もう一つ、EURO2020を一緒に観てよかったなと思ったことが、「スイスはこんなところにあるんやな~!」と地図を広げて、出場国に興味を持っている姿を見たことです。世界は広い! 日本にとどまらず、広い世界を視野に入れ、大きな夢を持って成長してくれると嬉しいです(^^♪

今年は東京オリンピックも予定されているので、様々な国の選手のスーパープレーを観られるチャンスですね。首都圏の会場は無観客とのことで、せっかく日本で開催されるのに…と残念な気持ちは尽きないですが、自宅観戦は感染リスクもなく家族で盛り上がることができます! 子どもたちが新たに憧れのスター選手を見つけ、その影響でさらに成長してくれることを期待してオリンピックも楽しみたいと思います。

皆さんもぜひ親子でサッカー観戦を楽しんで、コロナウイルスが落ち着いた後には、お子さんが小さいうちから海外遠征にもトライしてみると、思わぬ成長を遂げてくれると思いますよ!

WRITER PROFILE

山田あゆみ
山田あゆみ

プロサッカー選手を夢見る中2・小3兄弟のサカママ。
長男が5歳でサッカーを始めてから、サカママ歴も早10年。子供達と一緒に泣き笑い、悩みながら母親として多くを学んできました。現在は、「食育、メンタル&ボディケア(講義・施術)」をテーマに、ジュニアアスリートが笑顔いっぱいでプレーできるよう、お子様のサポートついてサカママ視点で様々な情報発信を行っています。

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