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ケガの予防や親子のコミュニケーションに、自宅でできるボディケアの方法

サカママWEBをご覧のみなさまこんにちは! プロサッカー選手を夢見る中2・小3兄弟のサカママ、山田あゆみです。
前回のコラムでは、私が大切にしていることを3つご紹介しましたが、今回はこの中で私の専門分野でもある「ボディケア」についてもう少し詳しくご紹介します。

ボデイケアを始めたきっかけ

私が自宅で息子のボディケアを始めたのは、長男が9歳の頃です。それまでほとんどケガをした経験がなかった長男が、太ももの痛みを訴えるので整形外科を受診したところ、肉離れと診断されてしまいました。整骨院に通うなどもしていましたが、自宅でもできることはないかな?と考え、色々調べた末に取り入れてみることにしたのがボディケアです。

まず専門的な勉強をしっかりとし、その上でボディケアを実践してみると、長男が訴えていた痛みもよくなり、「ママがケアをしてくれるようになってから、体が軽い!」と言ってくれるようになりました。
現在はより効果的にケアができるよう、「アスリートアロマトレーナー」や「アロマテラピーインストラクター」といった資格を取り、お客様向けにアロマボディケアの施術もさせて頂いています。

ボディケアのメリットとは?

ボディケアを取り入れるメリットには、下記のような点があると言われています。

  • 血行を促進し疲労回復や健康に繋げることができる
  • 筋肉の柔軟性を高め、ケガの予防やパフォーマンス向上が期待できる
  • 温かい手で優しくケアすることでオキシトシンという愛情ホルモンが分泌される
  • 心を落ち着かせリラックスし、睡眠の質向上が期待できる
  • 幼少期から続けることで親子のよいコミュニケーションの時間となる

「アロマ」は「自律神経系・免疫系・ホルモン系」に働きかけると言われているので、アロマを取り入れるとさらに相乗的に心と身体を健康に導くことができます。実際にアロマを使ったボディケアは、女子なでしこリーグで活躍するプロ選手たちにも長く愛されています。

ここで1点注意ですが、ボディケアは治療ではないので、ケガをしてから行うものでは決してありません。ただ、ボディケアを取り入れるメリットは色々あるので、ケガの予防や親子のコミュニケーションに繋げるためにも、ご興味のある方はぜひ実践してみてほしいなと思います。

自宅でできるボディケアの方法

では、実際に自宅でどんなことをしたらいいのか? 簡単なケア方法を一部ご紹介します。

【準備するもの】

  • 大き目のバスタオル(お子さまの下に敷く用)
  • スポーツタオル(くるくるっと巻いてお子さまの足首の下に入れる用)
  • アロマオイル(なければボディークリームなど手の滑りがよくなるもの)

①まずはお子さまの足の状態をチェックします。

 

お子さまにうつぶせで寝てもらい、ママの指で太ももやふくらはぎを押してみて、痛みがないか? 指が筋肉に跳ね返されるような張り感がないか? 左右差がないか? など確認してみてください。痛みを訴えない限りなかなか足を触ってあげることもないかと思うので、普段からお子さまの足の状態を知るのもとても大切です。

②足全体を優しくさすりオイルを全体に伸ばします。

 

足首から足の付け根に向けて、オイルを塗布してあげます。オイルを使うことで、皮膚への摩擦を防ぎ筋肉にアプローチしやすくなります。
(実施目安:5回程度)

③ふくらはぎの腓腹筋を緩めます。

 

ボディケアで筋肉を緩めるために、私が最も効果的だと思うのは、筋肉がどこにどうついているのかを知ることです。ふくらはぎで一番表面側にあるのが、アキレス腱から膝裏を乗り越えて太ももの骨(大腿骨)にまで繋がる2枚の腓腹筋です。まるで「ささみ」が二つ並んでいるように見えるので、「ささみ~」「ささみ~」と唱えながら、腓腹筋がお子さまの足にあることをイメージして優しく下から上になででみてください。
(実施目安:6~10回)

 

④もも裏のハムストリングを緩めます。

 

ハムストリングスは、ひざ下から坐骨や太ももの骨(大腿骨)に付いています。ハムストリングスは3つの筋肉の総称で、とても広い範囲に筋肉があるため、もも裏全体を広く触るイメージで「行きは上~、帰りは横~」と唱えてさすります。行きは下から上に向かって、もも裏の真上をぐ~っとさすり、帰りは上から下にももの両側面をぴっぱってくる感じです。
(実施目安:6~10回)

 

⑤変化を確認しましょう。

①で確認した時と、②~④を行った後の筋肉の柔らかさの違いを実感してください。ケアする前より、ふわふわしていて指が中にぐ~っと入っていく感じがしませんか? また、お子さまに足が軽くなったように感じないかぜひ聞いてみてください。

いかがでしょうか? 文面だと少し伝わりづらいかもしれませんが、参考にしてもらえると嬉しいです。
もっとボディケアのことについて知りたいな、という方は私のインスタグラムで情報を発信しているので、よろしければご覧ください。


※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。痛みが続く場合は必ず専門の医療機関をご受診ください。

WRITER PROFILE

山田あゆみ
山田あゆみ

プロサッカー選手を夢見る中2・小3兄弟のサカママ。
長男が5歳でサッカーを始めてから、サカママ歴も早10年。子供達と一緒に泣き笑い、悩みながら母親として多くを学んできました。現在は、「食育、メンタル&ボディケア(講義・施術)」をテーマに、ジュニアアスリートが笑顔いっぱいでプレーできるよう、お子様のサポートついてサカママ視点で様々な情報発信を行っています。

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