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マスク

忙しいママにも!免疫力UPする就寝前の裏技とは?

みなさん、こんにちは!
【スポーツ×睡眠】をコンセプトにアスリートの睡眠サポートを行なっている、スリープトレーナーのヒラノマリです。

新型コロナウイルスの影響で先が見えない状況が続き、不安な毎日が続いていますね。
連日ニュースで『免疫力』『十分な睡眠をとって免疫力を高めよう』というワードを良く聞きますが、今回は免疫力と睡眠の関係についてお話したいと思います。

免疫力ってなに?

免疫とは、体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌、ウイルスなどを常に監視し撃退する【自己防衛システム】のこと。身体の細胞の中でも、白血球がこの免疫の大きな役割を担っています。

白血球は主にリンパ球、顆粒球、マクロファージの三種の免疫細胞が存在しますが、リンパ球が35%、顆粒球が60%という状態が最も病気にかかりにくいと言われており、白血球のバランスが免疫力の高さに直結しています。
そして、この白血球のバランスをコントロールしているのが『自律神経』になります。

つまり、ストレスや睡眠不足などで自律神経のバランスが乱れてしまっていると白血球のバランスも崩れるため、ストレスや睡眠不足が続くと免疫力が下がると言われているのです。

また、不規則な生活をしていたりすると体内時計が乱れ、自律神経の働きも悪くなってしまいます。前回の臨時休校どう過ごす?体内時計から考えるサッカーキッズの過ごし方のヒントの記事もあわせて読んでみて下さいね。

忙しいサカママにも!アイマスクで睡眠の質をアップさせよう!

休校が長引いていたりと、ママさんたちの負担は増える一方でストレスも溜まりますよね。
寝る直前まで家事をこなしている方もいらっしゃるかもしれません。
ストレスが溜まっていると交感神経が過剰に働いている状態が続き、活性酸素が大量に発生することで自律神経が乱れて、免疫力が低下してしまうと同時に睡眠の質も低下しがちです。

免疫力アップには十分な睡眠時間の確保、というのはよく聞きますが、実は睡眠時間だけではなく、『睡眠の質』も重要であることが、アメリカの研究で証明されています。
その研究では、153人を対象に、鼻粘膜に風邪のウイルス(ライノウイルス)を付着させ、2週間で何人が発症するかを調べるというもので、睡眠時間の量ではなく中途覚醒(夜中に目が覚めること)の回数という『睡眠の質』を基準に調査が進められました。

その結果、中途覚醒が睡眠時間の2%以下で安定して眠れた人たちは、7人に1人しか発症しませんでしたが、中途覚醒が8%以上のよく眠れなかった人は、2人に1人が発症するという結果に。中途覚醒が8%以上の人は、2%以下の人たちに比べて、5.2倍も発症する危険率が高くなったのです。
つまり、免疫力アップには『睡眠時間の量』だけでなく『睡眠の質』も大切なのです。

アイマスク

そして忙しいサカママの皆さんにおすすめなのが、就寝前のアイマスク!
目にはリラックスの副交感神経が集まっており、目を温めることで交感神経を抑えて副交感神経を優位にすることができます。
副交感神経が優位になることで、心拍数が落ち着き、呼吸が深くなり、身体を寝る体勢に整えることができるので、睡眠の質を向上させることができるのです。
アイマスクも、ドラッグストアなどであずき入りのレンジで温めてすぐ使えるタイプのものも販売されていますので、上手に活用してみてくださいね。

憂鬱な日が続きますが、このコロナウイルスの影響は、悪いことだけでもないようで、
私が今睡眠改善プログラムを監修している企業では、在宅勤務になってから飲み会が減り、残業がなくなって、十分に睡眠時間を確保できるようになったことで自律神経の調子が整い、睡眠の質が向上している社員の方もいらっしゃいます!
これには私も驚きでしたが、特に満員電車や人間関係のストレスが減っていることも関係しているのかもしれませんね。

ニュースを見ては暗い気持ちになることもありますが、大変な状況の中でも一筋の光にフォーカスしよう、という学びがあった瞬間でした。

サッカー界も世界的に試合再開が見えない状況が続いていますが、選手は自主トレに加えて新たな勉強をはじめたり、サッカー以外の新しいチャレンジをはじめている選手もいらっしゃいます。
『ピンチはチャンス』ではないですが、しっかり体調管理や対策をしながら今ある環境の中でできることを探していきたいですね。

読者の皆様も健康第一で過ごされてくださいね。
 

WRITER PROFILE

ヒラノマリ
ヒラノマリ

『スポーツ×睡眠』をコンセプトにした日本で唯一のアスリート専門の睡眠のパーソナルトレーナー、『スリープトレーナー』としてプロ野球選手、Jリーガー、五輪代表選手など、多くのプロアスリートの睡眠をサポート。大のサッカー好きでスタジアムに足を運ぶことも。睡眠健康指導士、アスリートフードマイスター2級などを保持。
テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

https://expartner.co.jp/talent/hirano-mari/