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子どもがサッカー中に倒れたら?④胸骨圧迫+AED

子どもが万が一、サッカー中に倒れ、意識がなく、いつも通りの呼吸がない場合、救急車が来るまでに私たちができる事は、「胸骨圧迫」と「AED」です。
胸骨圧迫、や、AEDの操作については、講習会に出ていただくのが一番分かりやすいですが、最近では調べればいくらでも資料がありますし、動画でもみることができますから、講習会に参加できない、というお忙しい方は可能な情報を入手して参考にしてほしいと思います。

胸骨、というのは胸の中心にある骨のこと、で、ここを強く押すことで、血液を他動的に全身に送り、人間の機能の中で一番重要な脳に血液を送り続けるのです。
胸が5cmほど沈むくらい垂直に連続で押すのが理想とされていますが、かなり大変です。

以前は30:2、という割合で胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返すやり方が推奨されていましたが、現在は、人工呼吸をためらう場合は胸骨圧迫だけでよい、となっています。
なので、AEDが到着するまで、とにかく胸を押し続けることが大切です。

AEDが到着したら・・・

①すぐに電源を入れる。(メーカーによっては、ふたを開けるとすぐに電源が入るタイプもあります。)
②AEDの音声ガイダンスの指示に従う。(コネクターをつけてください、パットをつけてください、という指示メッセージが流れます。)
③電気ショックが必要かどうか、AEDが解析を始めます。(この際、一旦胸骨圧迫は止めます。)
④電気ショックが必要なら、ボタンを押す音声が流れ、不要であれば、胸骨圧迫を継続します。
電気ショックは不要です、というメッセージが流れても、AEDは繰り返し解析を行うので、パットをつけたまま、AEDの電源も切らずに胸骨を圧迫し続けます。

命に関わることはめったに起こらないですが、子ども達がスポーツ活動中に命を落とす原因のトップの要因の1つは心臓が関わっています。
ですから、私達は「知って」「備えて」おかなければいけないのです。

子どもがサッカー中に倒れたら?①
子どもがサッカー中に倒れたら?②AED
子どもがサッカー中に倒れたら?③死戦期呼吸
子どもがサッカー中に倒れたら?④胸骨圧迫+AED