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【速く走るための5つの方法】Lesson4 本番でパフォーマンスを発揮する秘けつ

試合になると緊張したりプレッシャーを感じてしまい、普段通りのプレーができないキッズ、いませんか?ここでは、速く走るのはもちろん、本番でいつものパフォーマンスが出せる方法を伝授します!

緊張は誰しもするもの!マイナスだと捉えないことが大事

アスリートなどのメンタルトレーナーを務める清水利生さんによると、『本番で緊張する= メンタル(精神的)が弱い』ではないとのこと。「緊張やプレッシャーは誰でも感じるものです。そういった感情を抱かないようにするのではなく、どんな心の状態でも普段のパフォーマンスが発揮できるように経験を積んでいくことが大切なのです」。

また、『緊張するから普段の力が出せない、失敗する』と考えるのも大きな間違いだそう。「お父さんやお母さんも、これまでに緊張していても成功したという経験が一度はありますよね。だから、緊張と失敗は必ずしも結びつかないし、緊張はいい悪いで評価するものではないのです」と清水さん。まずは、親が緊張することがマイナスだと捉えず、切り離して考えることが大切です。

サカママとして、コレだけは覚えておこう!

脳がストレス状態に陥ると力を発揮できない!?

キッズ自身が緊張をマイナスイメージに捉えていると、脳の中で、緊張している状態なのに緊張してはダメと真逆の指令がでてしまいます。感じていることと考えていることがぶつかってしまうとストレス状態に。脳にストレスを抱えたままプレーをしていると、普段できていることもできなくなってしまうことが多いのです。

「緊張しないように頑張って」の声かけはNG!

親が緊張=失敗・パフォーマンスが落ちると思っていると、試合前に「緊張しないようにね」「プレッシャーに負けないで頑張れ!」といった声かけをしがち。でも、これではキッズに緊張しちゃダメだよ!と言っているのと同じこと。緊張するのが悪いのではなく、その中で力を発揮すればいいのです。

感情を聞いてあげて成功体験につなげていこう

試合が終わったら、キッズに結果だけでなく「ドキドキした?」「楽しかった?」と感情も聞くようにしましょう。たとえ小さなことでも、プレッシャーや緊張を感じた中で“できた”と感じることが見つかれば、一緒に喜んだり、褒めてあげること。それが緊張していても“できる”という自信や成功体験へとつながっていくのです。

すぐに使える緊張したときの対処法

試合で緊張してしまうとキッズが悩んでいたら、心の中で15回「緊張してる」と言いながらプレーしてみようと伝えましょう。一度緊張を感じてしまうと、簡単になくせるものではないので、まずは緊張している自分を受け入れて、その中でベストを尽くすことが大事だとアドバイスすることです。

写真/金子悟


速く走るための5つの方法