【速く走るための5つの方法】Lesson2 速く走る身体をつくる親子トレーニング
走り方のコツがわかっても、基本となる身体ができていないと、走る力も伸びないものです。ここでは基礎トレーニングのなかでも速く走るために必要なメニューをご紹介。親子で楽しみながらチャレンジしましょう!
うつ伏せに寝てタッチ!「背筋運動」
正しい気をつけの姿勢をキープするには、背筋力が必要。近ごろは背筋力が低下しているキッズが多いので、しっかり練習しよう!
①お互いの頭を向けて、うつ伏せで寝ころぶ。互いの腕をのばしてみて、手のひらが合う距離をあけること。
②両脚を地面から少し浮かして、互いの対角の手のひらを合わす。
③空いているほうの腕をしっかりのばす。
④交互にハイタッチを繰り返す。10回×2~3セット行う。
テンポよく跳ぼう「馬跳び」
馬跳びをすることで、速く走るために必要なジャンプ力が身につきます。できるだけ速く跳ぶのがポイント!
①親はかがんで馬をつくる。キッズの身長に合わせて高さを調整しよう。
②キッズは腕をできるだけのばして、馬を跳ぶ。
③着地したら、すぐに続けて跳ぶ。往復を1回として、10回×2~3セット行う。
高くジャンプ!「片脚ケンケン①」
その場でケンケンをすることもジャンプ力を養うトレーニング。腕の力を使って、できるだけ高く飛ぶように心がけよう!
①キッズは身体の前に片脚をのばし、親はその脚をしっかり持つ。
② ①の状態で、高くジャンプする。10回繰り返したら、脚を代えて10回行う。
脚を曲げた状態で行うと、効果が落ちてしまいます。できるだけ脚をのばした状態でジャンプしよう。
リズミカルに前へ進もう「片脚ケンケン②」
ケンケンをしながら前進するトレーニング。正しい気をつけの姿勢を意識することを忘れずに!
①キッズは身体の後ろに脚をのばし、親はキッズの片脚をしっかり持つ。
② ①の状態で、キッズはケンケンしながら10mほど前へ進む。2~3セット行う。
親がしっかり脚を持っていないと、キッズがバランスを崩してしまうので注意しましょう。
ひざを強く当てるのがコツ!「もも上げ」
親の構えた手の位置がももを上げる高さの目安になります。最初は低く構え、少しずつ高くしていこう!
①互いに向かい合う。キッズのひざが当たる位置で、親は手を広げて構える。最初は、低い位置でOK。
②キッズは親の手のひらにひざを強く当てるようにしながら、ももを上げる。30回、素早く行う。
③慣れてきたら、親は少し高い位置で構え、さらに30回行う。
背中を押しながら「ダッシュ!」
相手を押しながらのダッシュなら楽しさも倍!親は適度に力を入れてキッズの進行を妨げよう。
①キッズは腕をのばし、親の背中に手のひらを当てる。
② ①の状態で、背中を押しながらダッシュ。このとき、親はキッズが進まないように力を入れる。
③さらに、親は少しずつ後ろに下がるくらい、力を入れる。キッズは親を押しながら10mほど前にダッシュする。2~3セット行う。
写真/山口剛生
速く走るための5つの方法
- Lesson1 正しい“気をつけ”の姿勢を身につける!
- Lesson2 速く走る身体をつくる親子トレーニング
- Lesson3 正しいシューズの選び方&はき方
- Lesson4 本番でパフォーマンスを発揮する秘けつ
- Lesson5 パワーの源になる!栄養満点おにぎり
※この記事は2014年11月18日に掲載したものです。