サッカージュニアをポジティブ脳に育てる言葉のトリセツ

サッカージュニアをポジティブ脳に育てる言葉のトリセツ

子どもたちがサッカーを続けるうえで大事になってくるのが、日々のサカママの言葉がけ。
ここでは、サッカージュニアをポジティブに導く声かけやフレーズをご紹介します。

CASE1

「なんで」「どうして」はNG 子どもの想像が膨らむような聞き方を

「なんで、もっとチャレンジしなかった?」「どうして、あそこでシュートできなかった?」など、熱く応援すればするほど、つい口にしがちではないでしょうか。でも「どうして」「なんで」という言葉を使って、失敗したこと(マイナスなこと)の理由を聞いてしまうと、子どもは責められているような気持ちになってしまうのです。また、子どもは語彙力が少ないため「どうしてって言われても……」と困惑したり、「どうしてもなんだよ!」と逆に怒ってしまうことも。「なんで」「どうして」を使うのではなく、「シュート以外のチャレンジがあるとしたら何だろう?」「他の選択肢って何かあったと思う?」など子どもの想像が膨らむような聞き方をすることが大切。そうすれば子どものプレーの幅が広がる可能性が大きくなります。なお、いい意味での質問には「なんで」「どうして」を使っても問題ありません。

CASE2

失敗したときこそポジティブな言葉がけを考えて

子どもが失敗してしまったら、どう言えばポジティブにとらえてくれるかを考えてみることも大事。例えば、試合でシュートを外してしまったなら「よくチャレンジできたね。ママにはあのチャレンジの選択肢はなかったな」と言えば、子どもは悪くは捉えないはずです。また、認めてあげることで、どんどんチャレンジしようという気持ちも高められるかもしれません。
日ごろから「(あなたが)頑張っていることが、お母さんはうれしい!」というような言葉を口にしていれば、子どものやる気アップにもつながるものです。その際、本人に直接ではなく、ぼそっと独り言のように言うと、より響くと言われています。

CASE3

褒めるときは、お母さんの感情を子どもに伝えること

「(あなたは、)シュートが決まってすごかったね」―― この言葉、褒めていると思いますか?子どもを前向きな気持ちにするには、褒めることも大切。でも、この言い方は“評価”になってしまい、褒めることにはなっていないのです。子どもはうれしい反面、ゴールが決まらないとすごくないのかな……という気持ちになり、失敗を恐れるようになることもあるからです。
「お母さんは、見ててワクワクした」のように、お母さん(私)の感情の変化を子どもに伝えるだけで、子どもはうれしくなり、褒められた気持ちになるものです。

「けど」「でも」 「だって」を使わずに話をさせてみよう!

子どもが〇〇したくないと言うことがあれば、その理由を「けど」「でも」「だって」を使わずに話してもらいましょう。否定的な言葉を使わずに話すことで、子ども自身も「そうだ!〇〇だった」と本当に何が嫌なのかが見えてくるかもしれません。でも、一番この言葉を使っているのはお母さん自身だったりも。

ポジティブ脳にする魔法の言葉

サカママの言い方一つで、子どもの気持ちは変わるもの。魔法の言葉を取り入れてポジティブ脳にシフトさせよう!

「おもしろい」

「おもしろい」は、褒めるでもけなしているのでもなく、その中間のような言葉。例えばミスをしてしまっても「今のプレー、おもしろかったね」「その選択肢はおもしろいね」「おもしろい考えだね」などと言うと、子どもは悪い思いはせず、むしろうれしく感じるはずです。

「おもしろい」

「ちょうどよかった」

救いとなるのが「ちょうどよかった」。例えば、試合でミスがあったとしても、「ちょうどよかった、このプレーを題材にして考えよう」と言えば、学ぶ場にシフトできます。また、指導者が「これは失敗のときもあるけれど、成功のときもある。ちょうどこういうシーンの練習をしようと思ってた」などと言えば、ミスした選手の盾にもなるでしょう。

「ちょうどよかった」

「かもね」「もっと」

「絶対〇〇をするとうまくなるよ」のように、断定的に言われてしまうと、子どもはそれを頑張ってやろうとしてしまいます。けれどケースバイケースであって、必ずしも正しいとは限らないはずです。アドバイスをするときは、断定的に言うのではなく「かもね」をつけるといいでしょう。例えば、友達と喧嘩をしてしまったなら「もっと自分の気持ちを伝えたらよかったかもね」と言えば、子どものコミュニケーション能力のアップも期待できます。また「もっと」を使うと、前向きな気持ちを後押しするでしょう。

「かもね」「もっと」

「そう思ったんだね」

子どもが「ミスになったけど、あそこはパスだと思ったんだもん!」のように、自分の気持ちを伝えてきたら、その考えや気持ちを一度受け止めてあげてください。「そっか(あなたは)そう思ったんだね」と言ってあげると、否定されず「気持ちを認めてもらえた!」と感じるものです。また、その後に「じゃあもし、他の選択肢があるとしたら」と話をしても、落ち着いて考えることができやすくなるでしょう。

「そう思ったんだね」

まだある!ポジティブ脳にする魔法の言葉

  • いいチャレンジができたね
  • トライできたね
  • さすが、ママとパパの子どもだね
  • まあいっか

「最近やる気がない!」と感じたら……

サッカーの練習や試合を見ている中で、「最近、やる気がないんじゃないの」と感じたら、注意するのではなく「何かいつもと違うね?」と、一度質問を投げかけてみましょう。そうすれば、子どもの思いや考えを紐解いていけるはずです。子どもの話を聞いてあげて、一緒に考えてあげることが大切です。

「試合に出れないからやる気がないんでしょう」のように親が決めつけてしまうこと

「やる気がないのはチームメイトが原因!?」など、こうなのかもしれないと思いながら聞くと、自分の思っている方へ誘導しがちに

AND MOREあわせて読みたい

夏休みは、親子で真剣勝負!

夏休みは、親子で真剣勝負!

野田恭平

脳震とう、を知りましょう②

脳震とう、を知りましょう②

村田一恵

長年続けていた薬剤師からシフト。仕事も家族との時間も大切にできる働き方とは?【サカママワーキングスタイル vol.61】

長年続けていた薬剤師からシフト。仕事も家族との時間も大切にできる働き方とは?【サカママワーキングスタイル vol.61】

編集部

新年度にやるべきルーティン② 健康チェック

新年度にやるべきルーティン② 健康チェック

村田一恵

サカママレシピ ―疲労回復おにぎらず―

サカママレシピ ―疲労回復おにぎらず―

編集部

サカママレシピ ―おうち肉まん―

サカママレシピ ―おうち肉まん―

編集部

ママたちができるケア:スポーツ現場において

ママたちができるケア:スポーツ現場において

村田一恵

捻挫から復帰までの流れ

捻挫から復帰までの流れ

村田一恵

チームの緊急連絡体制は大丈夫?②

チームの緊急連絡体制は大丈夫?②

村田一恵

試合中イライラしやすい選手必見!パフォーマンスを落とさないためにできること

試合中イライラしやすい選手必見!パフォーマンスを落とさないためにできること

清水利生

「JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会」出場チーム&注目選手をPick UP!-九州・沖縄エリア-

「JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会」出場チーム&注目選手をPick UP!-九州・沖縄エリア-

編集部

風邪や感染症を防ぐために、 Jリーガーが意識していることとは?

風邪や感染症を防ぐために、 Jリーガーが意識していることとは?

編集部

RANKING人気記事ランキング

【Jリーガーのセカンドキャリア】26歳でレッズのスカウトになるということ―。 <br>畑本時央【前編】

【Jリーガーのセカンドキャリア】26歳でレッズのスカウトになるということ―。
畑本時央【前編】

編集部

ジュニアサッカーのキホン!8人制サッカーを知ろう

ジュニアサッカーのキホン!8人制サッカーを知ろう

編集部

【9月特集】中学サッカー「進路」の今を知ろう!#2

【9月特集】中学サッカー「進路」の今を知ろう!#2

編集部

続ければサッカー力につながる!ランニングをはじめよう

続ければサッカー力につながる!ランニングをはじめよう

編集部

【大学サッカーのすゝめ 2019】vol.49 矢崎一輝選手(駒澤大学)

【大学サッカーのすゝめ 2019】vol.49 矢崎一輝選手(駒澤大学)

編集部

EVENTこれから開催するイベント

宇佐美貴史選手の直筆サイン入りシャツなど豪華賞品が当たる!サカママ vol.30プレゼント

宇佐美貴史選手の直筆サイン入りシャツなど豪華賞品が当たる!サカママ vol.30プレゼント

イベント

【9月限定初回登録料無料キャンペーン実施】<br>サカママプログラミング教室開校決定!受講者大募集!

【9月限定初回登録料無料キャンペーン実施】
サカママプログラミング教室開校決定!受講者大募集!

イベント

JFAとトヨタが全国で取り組む「サッカー巡回指導」参加募集

JFAとトヨタが全国で取り組む「サッカー巡回指導」参加募集

イベント