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ライバルの存在が自分を強くする!

選手として成長していくうえで欠かせないのがライバルの存在

自分自身が「上手くなりたい!」、「こんなプレーができる選手になりたい!」という思いを持ってプレーすることはすごく大事なことです。
ただ、それだけで高いモチベーションを持ち続けていくことはなかなか難しいですよね。
自分が上手くなってきたと実感し、試合に勝てるようになると知らずのうちに心のどこかで慢心が出てきてしまうものです。

そんな時に一番刺激を与えてくれるのが、自分より上手い選手の存在です。
そのためにも色々なチームとの対外試合やトレセンなどでたくさんの刺激を受けることがとても大事です。特に同学年の選手から受ける刺激は物凄く大きいです。

「こんなにすごい選手が同級生でいるのか!」、「まだまだ自分は頑張らなきゃいけない!」という思いから生まれる力は自分一人で頑張ろうとするそれよりも大きく、そして持続します。
自分自身との戦いも大事ですが、それと同時に競争心を育てていくことも大切。誰にも負けたくない!という強い気持ちを持ち続けることが自分のサッカーに取り組む姿勢を変える原動力になることは、サッカー選手の誰もが経験してきたと思います。僕の場合も常に競争すべきライバルを意識することで、自分の生活をただし、より濃い練習をしようと心がけたものです。

僕は小学6年生の時にJリーグが開幕したので、そこからプロサッカー選手になるという夢を持ち、段階ごとの目標を立てていきました。最初から競争することが好きだったかというと決してそうではありません。むしろ誰よりも闘争心の感じられない、「この子大丈夫かな?」と思われるような子でした。

大事なことは、何か一つ、本気で自分のなりたいものも目指すことで越えなきゃいけない壁の存在を知り、それに向かって挑戦していくことです。その挑戦の中で、選手として、一人の人間としての成長があります。

チームで上手いほうだから、地域で強いほうだから。なんて思わずにどんどん外に目を向けて、自分より良い選手、強いチームの存在を知り、その選手やチームに勝つためには自分が今何をしていくべきかを本気で考え、行動することが、子どもたちの可能性をさらに大きく伸ばすことでしょう。

失敗や敗北を恐れず、挑戦すれば、成功、勝利、そして成長のチャンスはたくさんあります。
満足することなくどんどんライバルに挑戦していこう!

WRITER PROFILE

野田恭平
1981年、神奈川県生まれ。サッカー親子講師。東京V、琉球、岐阜などでゴールキーパーとして活躍。現在は、全国のサッカー少年と保護者を対象に親子向けの親子イベントを開催し、「スポーツを通した人間育成」と「子どもの可能性を最大限に引き出す親のサポートの在り方」をテーマに講演活動を展開。また、JFAこころのプロジェクトのメンバーとして、「夢を持つことの大切さ」と「夢に向かって努力することの大切さ」を子どもたちに伝える活動を行なっている。サッカー少年を育てるママの悩みに真剣に向き合い、絶大な信頼を得ている。